中国国旗を掲げた台湾選手がパスポート取り消し、本人は強気「中国のパスポートは便利」―香港メディア

RecordChinaによると

2025年1月25日、香港メディア・香港01は、2023年に行われたテコンドー国際大会で中国国旗を掲げた台湾人選手が、台湾当局からパスポートを無効化されたと報じた。

2023年に韓国で開かれたアジア太平洋マスターズ大会のテコンドー競技で、台湾代表として参加して優勝した李東憲(リー・ドンシエン)選手が表彰式で中国国旗である五星紅旗を掲げ、物議を醸した。

記事によると、台湾の行政院大陸委員会がこのほど「台湾籍の住民の一部が中国本土の身分証を持っているとの通報を受け、調査を行った結果、3人の台湾籍を取り消した」と発表。この中に李選手が含まれており、台湾人としての身分や台湾の健康保険、パスポートがすべて無効になったという。

この件について、李選手は中国メディアに対し「台湾のパスポートはなくなったが、中国のパスポートは非常に便利だ。大国を代表する立場で国際的な大会に参加でき、国連などにも中国のパスポートで入れる」と語り、台湾のパスポートでは得られない支援を中国のパスポートで得られる点に価値を見出しているとの見解を示した。また、台湾の健康保険が無効になったことについても「中国の医療保険は便利で手続きが簡単。中国の身分証を持っていれば問題ない」と語っている。

記事は、李選手が現在中国に拠点を構え、江蘇省南通市でテコンドーの指導やセルフメディア活動を展開しており、TikTokでライブ配信や商品販売を行っていると紹介。特に台湾籍を失って以降は注目が高まり多くのフォロワーを獲得しているとした。また、本人が「中国での生活は順調。今後も台湾に戻ることはない。祖国のために若手を育成し、両岸の体育交流にも貢献したい」と語ったことを伝えた。(編集・翻訳/川尻)

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以下,Xより

みなと かおる(元◯港トップガン)さんの投稿】

引用元 https://www.recordchina.co.jp/b947792-s25-c50-d0193.html

みんなのコメント

  • 台湾代表として国際大会に出場しながら、中国の国旗を掲げるとは信じがたい行為だ。台湾の国籍を持ちながら、中国を支持するような態度を取れば、台湾政府が厳しく対応するのも当然ではないか。
  • 国際大会で国旗を掲げることには大きな意味がある。代表としての誇りを示すはずの場で、なぜ中国の国旗を掲げたのか。台湾の立場を考えれば、この行動が問題にならないはずがない。
  • 中国のパスポートが便利だと言っているが、本当にそうだろうか。中国の体制を考えれば、自由な移動や言論が制限されることもある。単に便利さだけを求めて選んだ結果、後悔することにならないだろうか。
  • 台湾政府がパスポートを無効にしたのは当然の措置だろう。国際社会で台湾の立場を守るためには、こうした行動を許せば示しがつかなくなる。
  • 台湾の健康保険がなくなったが、中国の医療保険があるから問題ないと言っているが、本当にそうなのか。中国の医療制度は問題も多い。利便性を重視するのはいいが、それがすべてではない。
  • この選手が今後も中国で活躍できるのかは疑問だ。中国に利用される形にならなければいいが、結局は都合よく使われるだけになるのではないか。
  • 台湾の選手でありながら、中国の国旗を掲げたということは、台湾の代表であることを否定したに等しい。それなら、台湾のパスポートを失っても仕方ないのではないか。
  • スポーツは政治と無関係であるべきだと言う人もいるが、台湾と中国の関係を考えれば、こうした行動が政治と無関係とは言えない。
  • 台湾の立場を考えれば、こうした行為は非常に危険だ。もし他の選手も同じようなことをすれば、台湾の国際的な立場がますます弱まるだろう。
  • 中国のパスポートを得たことで、彼の生活が本当に良くなるのかは疑問だ。自由と民主主義を捨てたことの代償が、いつか現れるのではないか。
  • この件が中国側に利用されることは間違いないだろう。中国政府は台湾を統一するための戦略の一環として、こうした事例を宣伝するはずだ。
  • 台湾の独立を支持する立場からすれば、こうした行為は許しがたい。台湾のパスポートを捨てて中国に行くというのは、台湾のアイデンティティを否定することになる。
  • 今後、同じようなことをする台湾人が増えれば、台湾の国際的な地位はますます不安定になる。台湾政府は毅然とした対応を取り続けるべきだろう。
  • 中国の影響力が台湾に及んでいることが改めて浮き彫りになった。こうした事例が増えれば、台湾の若者にも中国への移住を考える人が増えてしまうのではないか。
  • 台湾の代表として出場した以上、台湾を背負って戦うべきだった。それを放棄したのなら、台湾政府がパスポートを無効にするのは当然の流れだろう。
  • 中国が台湾を取り込むために、こうした個人を利用するのは今後も続くだろう。台湾政府はもっと強い対策を考えるべきではないか。
  • スポーツを通じて台湾の価値を示すはずが、逆に中国の宣伝に使われてしまった。こうした事例が増えれば、台湾のスポーツ界全体に影響を及ぼすだろう。
  • 台湾の人々が中国を選ぶことが増えれば、台湾の未来はますます厳しくなる。自由と民主主義の価値を守るために、台湾政府はこれからも毅然とした対応を取るべきだ。
  • この選手は中国で成功できるかもしれないが、いつか自由の大切さに気づく日が来るかもしれない。そのときに台湾に戻りたくなっても、すでに遅いのではないか。
  • 台湾政府がこうした行為を見逃せば、今後さらに多くの台湾人が中国へ流れることになる。国の独立を守るためにも、厳しい対応は避けられないだろう。

編集部Aの見解

台湾の代表として国際大会に出場しながら、中国の国旗を掲げた台湾人選手が、台湾当局からパスポートを無効にされるという出来事が起きた。これは台湾側の立場から見れば、当然の措置だったのではないか。台湾の代表として戦いながら、台湾ではなく中国の国旗を掲げるというのは、台湾当局の立場からすれば許しがたい行為だったはずだ。

スポーツは政治と切り離されるべきだという意見もあるが、現実問題として台湾と中国の関係は極めて複雑だ。台湾は自らを独立した国家として認識し、国際社会でもそうした立場を主張している。一方で、中国は台湾を自国の一部だと主張し続けている。こうした背景を考えれば、台湾の代表として国際大会に出場した選手が中国の国旗を掲げることは、単なる個人的な意志では済まされない問題となる。

李東憲選手は「台湾のパスポートはなくなったが、中国のパスポートは便利だ」と発言している。こうした発言からも分かるように、彼自身は台湾人としてのアイデンティティよりも、中国に帰属することのメリットを重視しているようだ。確かに、中国のパスポートを持つことで国際的な場面での活動がしやすくなるという面はあるのかもしれない。しかし、それは単に個人の都合であり、台湾政府や台湾の国民にとっては関係のない話だ。

また、「台湾の健康保険が無効になったが、中国の医療保険は便利で手続きが簡単」と語っているが、そもそも台湾の制度の恩恵を受けながら中国を支持するというのは筋が通らない。台湾の社会保障制度に依存しながら、台湾を否定するような行動を取るのは、台湾政府にとっても受け入れがたいだろう。

さらに、彼は現在中国に拠点を構え、江蘇省南通市でテコンドーの指導を行っているという。スポーツを通じた活動自体は評価できるが、彼が台湾のパスポートを捨てて中国に帰属することを誇示するような態度を取ることは、台湾側にとっては到底受け入れられないだろう。

台湾は現在、国際社会での立場を守るために努力を続けているが、中国は台湾を取り込むために様々な方法を駆使している。今回のような事例は、中国側の影響力が台湾の人々にも及びつつあることを示しているのではないか。

近年、中国政府は台湾の人材を取り込むために、経済的なメリットや生活の利便性を強調し、多くの台湾人が中国に移住する流れを作り出している。今回の李選手の件も、その一環ではないかと考えられる。中国側にとって、こうした動きは「台湾人も中国を選んでいる」というプロパガンダに利用できるからだ。

台湾の人々が中国へと流れていく背景には、中国政府の影響力拡大政策がある。中国は経済力を背景に台湾の人々を引き寄せ、最終的には台湾を統一しようという意図を持っているのではないか。李選手のような例が増えれば、台湾国内でも「中国のほうが便利だ」と考える人が増えてしまうかもしれない。

しかし、中国の制度には自由や民主主義の観点で多くの問題がある。経済的なメリットだけを見て中国を選ぶのは短絡的ではないか。李選手は「中国のパスポートは便利」と語っているが、中国政府の管理下に置かれたときに、本当に自由な活動ができるのか疑問が残る。中国政府は国内での言論統制を強めており、個人の自由が制限されることも多い。もし彼が将来的に中国の政策に批判的な発言をした場合、その立場を守ることはできるのだろうか。

また、中国は台湾統一を目指しており、そのための圧力を強めている。軍事的な脅威だけでなく、経済的・文化的な面でも台湾を取り込もうとしているのが現実だ。今回の李選手の件は、その戦略の一環とも言えるのではないか。

台湾政府の対応は厳しいものだったが、国家の主権を守るためには当然の措置だったと考えられる。もしこのような行為を許せば、他の台湾人選手も同じようなことをし始める可能性がある。そうなれば、台湾の国際的な立場はますます弱まってしまうだろう。

結局のところ、李選手の行動は彼個人の選択であるが、それが台湾政府にとって看過できない問題であったことは間違いない。彼が今後中国でどのような道を歩むのかは分からないが、中国政府の思惑に利用される形にならないことを願うばかりだ。

スポーツの世界に政治を持ち込むべきではないという意見もあるが、台湾と中国の関係を考えれば、こうした問題が政治と無関係であるとは言えない。スポーツを通じて台湾の立場を尊重することが求められるが、今回の件はその逆の行動だったと言わざるを得ない。

中国政府は今後も台湾人を取り込むための施策を続けるだろうが、台湾の人々は自由と民主主義の価値を守るために、自国の立場を強く意識する必要があるのではないか。

台湾のパスポートを無効にするという台湾政府の決定には賛否が分かれるかもしれないが、国としての立場を守るためには、一定の線引きをすることも必要だろう。

李選手が今後も中国で成功を収めるかどうかは分からないが、少なくとも彼の行動は台湾にとっては決して歓迎されるものではなかったことは間違いない。

台湾の独立性が問われる中で、今回の件は大きな意味を持つ出来事だった。今後も台湾が国際社会でどのように立ち回っていくのか、注目が集まるだろう。

執筆:編集部A

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