中国・比亜迪(BYD)の日本での乗用車販売を手掛けるBYD Auto Japan(横浜市)は、プラグインハイブリッド車(PHEV)の導入へ向けた検討を開始する。同社社長の東福寺厚樹氏が2024年6月25日、日経Automotiveなどの取材に対し「(PHEVの日本への導入について)フィージビリティースタディー(実現可能性調査)を始めたところだ」と明かした。
BYD Auto Japan社長の東福寺厚樹氏
写真は、同社が2024年6月25日に開いた新型EV「SEAL(シール)」の発売イベントの様子。(写真:日経Automotive)
現在、BYDは日本で電気自動車(EV)のみを販売している。同日には、3車種目となるセダンタイプの新型EV「SEAL(シール)」を発売した。
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BYDの日本法人であるビーワイディージャパン(横浜市)は2024年3月に開いた事業説明会で、日本市場に毎年1車種以上を投入していく方針を示した。説明会に登壇した同社社長の劉学亮氏は「現時点では、日本ではEVのみを提供していく考え」と述べていた。
BYDの日本法人は、世界的にEV市場の成長が鈍化しPHEVやHEV(ハイブリッド車)に需要が流れていることを受け、方針を転換したとみられる。BYDの2024年5月における乗用車の世界販売台数においても、EVが前年同月比22%増の14万6395台だったのに対し、PHEVは同54%増の18万4093台となった。
同社は2024年5月末、第5世代となる新しいプラグイン・ハイブリッド・システムを搭載した新型車を中国市場に投入するなど、PHEVの強化を加速している。同システムを搭載したPHEVは高いエンジンの熱効率や燃費性能をうたい、満充電で満タンに給油した状態から2100km(NEDCモード)を走行できるとして、注目を集めている。
東福寺氏は今後の日本への導入車種を選定するポイントとして、パワートレーンの種類に加え、車両のセグメントも挙げた。現在BYDの日本法人が販売する3車種のEVは、中小型の多目的スポーツ車(SUV)と小型ハッチバック、中型セダンである。これらを踏まえ「フルラインアップを目指していく」(同氏)とした。
2024.06.26[全文は引用元へ…]
引用元 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/24/01065/
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B0%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%BC
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