【JAF実証】『子どもを車に置いたままの親たち』にアンケート…炎天下で赤ちゃんを車内放置→母親「窓も開けて様子を見に来てた…」

「隣の車見たらチャイルドシートで赤ちゃん1人で泣いてんの。誰も乗ってないし窓は10cmぐらいしか開いてない。夕方とはいえ天気よくて暑いし。ナンバー写真撮って店員にすぐ呼んでもらったら…。赤ちゃんは、かなり可愛いお顔だったし連れ去られていた可能性も。児相メール入れときます」

赤ちゃんが一人で車中で泣いている、窓は少しだけ開いているけれども…。写真はイメージです(yamasan/stock.adobe.com)

赤ちゃんが一人で車中で泣いている、窓は少しだけ開いているけれども…。写真はイメージです(yamasan/stock.adobe.com)(まいどなニュース)

連日、暑さが続き、熱中症疑いにより救急搬送される人も増加。屋外、屋内に関わらず、今や誰もが熱中症を発症する可能性があります。 1歳の女の子を育てるお母さん、ちび1yさん(@chibi_0527)は、買いものに行ったある日、西日が差し込む駐車場の車内に閉じ込められている赤ちゃんを発見。店員が店内に注意アナウンスをしたところ、母親が現れたと言いますが、その際の危機感のなさに怒り心頭。 「私も以前近くのスーパーの駐車場での車内で顔を真っ赤にして泣き叫んでいた赤ちゃんを発見しました」と同じような経験を語る人に加え、「寝てたから、小さい上の子連れているから、などどんな事も理由にはならない」「子どもが死んでしまう、連れ去られてしまうっていう危険予測がつかない」と保護者の言動に疑問や批の声が殺到。 「虐待案件になると思うので警察呼びましょう」「車内に子どもを閉じこめている=通報という経験をするだけでも、次回の抑止になる」と通報を促す声もありました。 「子どもの車内放置は絶対やめて」と訴えるちび1yさんに取材、猛暑の中で車内に閉じこめられることがいかにおそろしいかを注意喚起するJAF(一般社団法人 日本自動車連盟)の実験データや調査とともに紹介します。

緊急の場合は警察へ通報もあり

今回、ちび1yさんが投稿をしたのは、毎年、熱中症で命を落とす子どもがニュースになるため。保護者は危機感を持って欲しい、と取材に応じてくれました。 ちび1yさんが炎天下の駐車場で赤ちゃんの泣き声に気づいたのは、横に停めている自動車からフェーンという声が聞こえたから。「まさか1人じゃないよね……」と思いながら車内を覗くと悪い予感が的中してしまいました。 「夕方ですが、わが家の自動車の車内はモワッとしていてすぐに窓を開けるほどの暑さ。お隣の車には、西日が直接車内に差し込んでいました。車の色は黒だったこともあり、エンジンが切られた車内は、数分ですぐに暑くなっていたと思います」。 店員に店内アナウンスを依頼したところ、現れた赤ちゃんの母親は、上の子どもの手を引きながら「何度か(様子を)見に来てたんですけどぉ……」と言いながらゆっくり戻ってきたそう。「呑気すぎて、呆れたし、手が震えるぐらい怒りを感じずにはいられませんでした」。店員とその母親は会話を交わしていたそうですが、「私はすぐ車に戻ったので、どんなことを話したのか、わかりません」。 その後、ちび1yさんは該当の市の児童相談所に直接電話をして報告。「親子の名前がわかれば、今後の児童相談所の調査がしやすいとのことでしたが、聞いていなかったので、車のナンバーを伝えました。児童相談所が警察へ調査依頼を出す等の対応をしてくださるとのことです」 また、今後、このような状況に遭遇した場合の個人として行うべき点を聞いたところ、 ①駐車場を管理する施設の従業員に通報 ②緊急性があれば直ちに警察へ通報 と、いずれかの対応をお願いされたそうです。 「車内置き去りのニュースを見る度に悲しくなります。私も1歳の娘がいて、買い物に連れていくのはしんどい時もあります。すぐ戻るから……、今寝ているから……、エンジンつけているから……など一瞬の気持ちで、大切な我が子が危険な目に遭うこともあります。私自身も、子どもの安全第一に行動していきたいです」。

短時間でも窓を開けていても危険!

ドライバーをはじめ車を利用する人の安心・安全をサポートするJAFではサイト内で熱中症事故予防を呼びかけ、炎天下の車内温度の変化の実験結果を公開しています。 実験は晴天の8月、外気温は35度、昼12時から16時の4時間、遮るもののない屋外駐車場で行われています。その結果、窓を閉め切った車両(黒色のボディ)の場合、エンジン停止後から温度上昇を続け、30分後には車内温度約45度を記録。車両の窓を3㎝程度開けた車両でも約40℃超に。 エンジン停止後、5分超で車内の温度は警戒レベルになり、15分後には危険レベルに達しました。閉じこめられると耐えられるような車内状態ではまったくありません。

子どもを車に置いたままの親…驚愕のアンケート結果

「子どもの車内事故に関するアンケート調査」(※1)による約55%が「子どもを残して車を離れる」経験があったとの結果が出ています。その理由として「用事(買い物や兄弟の送迎など)を終えてすぐに(5分以内)車に戻ることができるため」(54.8%)、「子どもが寝てしまい、起こさないため」(19.3%)、「子どもの希望」(12.6%)などがあり、なかには「子どもが乗っていることをつい忘れてしまった」(1.5%)というものまでありました。 日本小児学会の「熱中症」についての資料では、小児は基礎代謝が高く体重あたりの代謝による熱産生が多い、熱をより吸収しやすい、循環血液の絶対量が少ない(抜粋)といった大人と子どもの差をあげ、成人に比べて重篤な熱中症になりやすい理由も明記。そして予防・啓発のひとつが、「車内には数分であっても子どもを放置させないこと」です。

キーとともに子どもが車の中に「キー閉じこみ」

目を離して鍵とともに子どもがロックされて出られない「閉じ込め」も熱中症につながります。2023年のお盆の時期(※2)だけで、四輪の出動理由約3.3万件のうち、キー閉じ込みは1864件(4.42%)と、事故1489件(3.53%)を上回っているのです。ちなみに2022年度は8月(※3)は“子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ”が全国で87件(子ども:51、ペット:36)。その際は緊急性もあり、解錠作業ではなく、ドアガラスを割るケースもあったそうです。一瞬でも車周辺で、子どもから目を離すのは危険であることを忘れてはいけません。 小さな子の手を引いたり、抱っこしたり、ベビーカーを押しての買いものや移動は骨の折れることではあります。しかし、なにかあってからでは、一生後悔します。子どもの車内放置は絶対にやめましょう。短時間でも体調に異変をきたす危険があります。 もし子どもの車内放置を見かけたら、ためらわずに通報を。あなたのその行動が小さないのちを救います。

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)の「子どもの車内事故に関するアンケート調査」

調査期間:2022年12月13日~2023年1月12日 対象:同居に関わらず家族に12歳以下の子供がいる方(有効回答数:692) 2)JAF(一般社団法人日本自動車連盟) ロードサービス救援データ(2023年度:シーズン別) 対象期間:2023年8月11日(金)~2023年8月16日(水) 3)JAF(一般社団法人日本自動車連盟)2022年8月1カ月間の子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ件数(2023年8月4日のニュースリリースより) (まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・宮前 晶子)

まいどなニュース

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/c6c0aed1d56b42a91b13d1ac8bc7678609975c9e?page=2

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  • 一歳半検診とか母親教室などの機会を利用して、実際にどのぐらい暑くなるのかを地震体験車みたいに身をもって親が体験すればいい 一定時間来るまで絶対に開けないくらいの勢いで身をもって体験させればいい。 口で言ったり、児相からの注意くらいでは無くならない。
  • 道の駅の駐車場で子どもの泣き声を聞いた。見ると大型SUVのチャイルドシートで顔を真っ赤にして泣く2歳くらいの男の子。5月とはいえ、とても暑い日で窓も閉め切り。 一緒にいた姉に見守りを頼み、事務所にダッシュ。全館放送を入れてもらった。ほどなく父親が老夫婦と共に現れた。無表情で迷惑そうな様子。 観光地などで年寄りの世話をするのは大変だが、子どもの置き去りは本当に危険。 次は通報しようと心に決めた。
  • 『緊急性があれば直ちに』って、子供や動物が車内に閉じ込められているのを発見した時点で【どれくらいの間、閉じ込められていたか】なんて分からないし様子を見ている間にも意識を失ってしまうかもしれません。見つけたら即通報で良いと思います。
  • スーパーやショッピングモール、パチンコ屋さんなどにもお願いしたい。 この時期は毎日「駐車場にお子さんを置き去りにしているのを発見した場合は短時間であっても即警察に通報します」と30分ごとくらいに店内放送をしてほしい。そうすることで、それは通報レベルのことなんだと認識が広がっていくと思う。
  • 大人でも炎天下でエンジンを切った状態で車内に居られるのは1~2分程度が限度。 もし80度くらいに上がった車内に3分も居れば健康被害が起きうるレベルだと思います。 体力の弱い赤ちゃんや小さい子供を数分でも車内放置すれば、どのようになるか、それは常識以前の問題かと思います。
  • 米国ならば、子供の車内放置は即虐待と見なされ、親は現行犯逮捕、子供は施設での保護となり、当分の間親と対面することも出来ません。日本でも、発見したら、放置せずに即店舗なり警察なりに連絡する社会になれば、事故の予防につながると思います。
  • 子どもが小さいころに寝ていると思って、ちょっと目を離した際、母を探しに母のスリッパを履いて出て行ったことがあります。家を出たところで、近所の方がおかしいと気づいてくれたのですが、それ以降怖くて目が離せなくなりました。子どもに未だに謝っています。 親として失敗してはいけない。けど、失敗することもある。 でもその時は恥をかいて忘れないくらいの大事になった方が良いと思う。 こういう時は思い切って通報するくらいでも良いと思う。
  • このような親は、前にパチンコ屋の駐車場で子どもを熱中症で死なせてしまった親と変わらないのではないか。あまりに危機感がなさ過ぎる。ニュースなどでもこれだけ熱中症が取り上げられているのに、親の心理がわからない。幼い命を守るためには、ちび1yさんのようにどんどんと通報なりをしていくべきだと思いますね。危うく赤ん坊の命が奪われるとこでした。このよう母親ばかりではないと思いますが、気がついたらまわりの人間が声をかけて、社会全体で幼い命を守っていく必要があるように感じます。
  • 地震体験車みたいにこの手の状況を体験させる場があったほうがいいのでは、と思った。自分も知識としては知っていても体験したことはない。やろうと思えば家でも簡単にできるけど、大抵の人はなかなか自分で実験してみようとは思わないだろうから。 子持ちの親に限らず、大人は誰でもいいから5分10分やってみたらいいと思う。そうしたら社車内放置に遭遇した時、危機感を持って対応できる。
  • 免許取得か更新のとき、中がどんなに暑いか体験するのはできないかな。 乳幼児がよく話題になるけど、若者や高齢者ならどんなにほっといても大丈夫というわけでもないし。 行楽で誰かを車に乗せる機会は誰にでもありうるんだから、親に限らずドライバーなら皆身をもって理解する機会があってもいいと思うけど。
  • おじいちゃんです。核家族であり、共働きであったりと昔と家庭事情は違います。祖父母からの支援が届かない家庭も多いです。しかし子どもから目を離した結果発生する事件事故はあまりに悲惨過ぎます。北海道の転落事故もありましたが、この方のようにおかしいと思ったら躊躇せずに直ぐ動きたいものです。不審者と誤解されない対応も必要ですが、幼い命は大人が守ってあげるしかありません。
  • まずは、危機意識のない親御さんには危機意識を持ってもらうことが大切だと思いますが、親御さんも余裕がないんだろうと想像します。車内放置してしまう親御さんのほとんどは、車内放置が良くないことはわかっているけれども、それでも置いて行くのだと思います。短時間だから大丈夫だと思わなければ、諸々やっていけないくらい、時間や心に余裕がないです。どうしたら余裕が生まれるんだろう。
  • 最近はペットも車の中で置き去りにされているのをよく見かけます。トイプードルやダックスがギャンギャン泣きわめいているのをスーパーやレストランの駐車場で見ます。明らかに車内の温度が高そうです。人間の子供だったらすぐに通報しますが、動物となると迷ってしまいます。もう間も無く猛暑がやって来るので小さな命を守る事をお忘れなく!

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