Record Chinaによると…
台湾メディアのTVBS新聞網は11日付記事で、日本のX(旧ツイッター)上でこのほど、「今治タオル」で有名な愛媛県今治市の「タオル美術館」で売られているタオルが中国製だったとする投稿が話題になっていると伝えた。
投稿主によると、ある人が今治のお土産にもらったタオル美術館のタオルが中国製だった。入館料も取っており、すっかり今治タオルの美術館だと信じて買ったようだという。
投稿主は、このタオル美術館についてさまざまな情報から分かったこととして、「今治タオルとは何の関係も無い小売店であり、全国に沢山の店舗を展開している」「過去に今治タオル協会と揉めており、タオル美術館で今治タオルは売ることはできないことになっている」「しかし、タオル美術館のサイトには『今治で鍛えられた技術力』という文言が明記されており、消費者は今治名産のタオルだと誤解してしまう恐れがある」と記した。
TVBS新聞網は、記事執筆時点でこの投稿の表示回数が950万回を超え、「いいね」の数も4万を超えていることを紹介し、投稿を見た人から「紛らわしい」との声のほか、この美術館は地元企業が運営しているもので「今治タオル」とは無関係だと説明する声や、「今治タオル」には認定マークがあるのでそのマークを目印に買うと良いとの声などが寄せられたと伝えた。(翻訳・編集/柳川)
[全文は引用元へ…]
以下X(旧Twitter)より
【Atsuko Yamamotoさんの投稿】
⭐️今治タオルのポストがRecord Chinaに取り上げられました。
— Atsuko Yamamoto🇯🇵 (@piyococcochan2) January 12, 2025
▶︎今治のタオル美術館で売っているタオルは中国製、Xの投稿が話題にー台湾メディアhttps://t.co/qu2vcOEGNl
⭐️同じ話題が2019年にブログで紹介されていたことも発見しました。… pic.twitter.com/Glbsoej1FL
仕入れ値が、安いからですよね?
— ゆきおんな (@E0xHjbJTbM08OWP) January 12, 2025
問題は今治タオル と誤認することであって明確に入り口なり何なりに「当店のタオルは今治タオルではありません お間違いないように」と明示すればいいんだよね。
— アキちゃん (@Nm53KfwTPgP1F2x) January 12, 2025
お前マジでいい加減にしろ!
— 愛媛東予ブラック企業図鑑 (@touyonokigyo) January 13, 2025
買った人がロゴマークの存在も知らず製造国も確認せず勝手に今治タオルと勘違いして買っただけのことを今治タオル業界が悪いみたいに言ってんじゃねぇ!
なんで今治で売られているタオルがすべて今治タオルだと思ってたん?常識で考えてそんな訳ないやろ。
今治のタオル美術館で売っていたタオルが中国製だったら買った人がどんな気持ちになるか?経営している人は何も考えてないと言わざるを得ない
— 怒られ侍R (@R41532487897403) January 12, 2025
おはよう御座います。
— Aikokusya (@Aikokusya6) January 13, 2025
Atsuko様のおかげです。今治タオルと日本の為にありがとうございます。
— 寺町 龍 (@teramachi_ryu) January 12, 2025
引用元 https://www.recordchina.co.jp/pics.php?id=947056
みんなのコメント
- 今治タオルの名前を使って中国製品を売るなんて、消費者を完全に裏切っている。ブランドの信用を守るべきだ。
- 「今治タオル美術館」という名前を使っているのに、今治タオルと関係がないのは紛らわしすぎる。もっと明確にしてほしい。
- 今治タオルの信頼性を傷つけるような行為は、日本のものづくり全体への裏切りだと思う。
- 消費者は地元の名産品を信じて買っているのだから、正しい情報提供が必要だ。
- こういう問題が起きると、日本ブランド全体の信頼が失われてしまう。ブランド価値を守ってほしい。
- タオル美術館側は、誤解を招くような表現は即刻やめて、消費者に正しい情報を伝えるべきだ。
- 「今治で鍛えられた技術力」なんて曖昧な表現は誤解を招く。もっと誠実な表記が必要だ。
- 今治タオルの品質と信頼は、長年の努力で築かれてきたもの。それを損なう行為は許されない。
- 認定マークがあるとはいえ、一般の消費者がそれを知らないのは当然。もっと周知するべきだ。
- 消費者を騙すような商売は、今後の観光業にも悪影響を与えるだろう。早急な改善が必要だ。
- 地元の名産品に誇りを持っている人たちの努力を無駄にしないでほしい。
- 企業は利益ばかり追求せず、消費者への誠実さを忘れてはいけない。
- 今治タオル協会はもっと厳しくブランド管理をして、こうした問題を防ぐべきだ。
- 消費者が安心して買い物できる環境を作るのが、企業の責任だと思う。
- 中国製のタオルを売るなら、堂々と表示して売るべきだ。今治タオルを装うのは卑怯だ。
- 海外メディアにまで報道されて、日本の信頼が損なわれるのは本当に残念だ。
- こういう問題があるからこそ、日本製品の品質と信頼を守る意識が大事になる。
- 観光地で売られる商品だからこそ、正しい情報で消費者を守ってほしい。
- SNSで広がる前に、企業が自ら問題を正し、対応する姿勢が必要だ。
- 消費者の信頼を失ったら、どんなに良い商品でも売れなくなる。それを忘れないでほしい。
編集部Aの見解
今治タオルといえば、日本が誇る高品質なタオルブランドとして国内外から高い評価を受けています。特に「今治タオル」という名称は、柔らかさや吸水性、耐久性など、タオルとしての品質の高さの象徴として知られています。しかし、今回報じられた「タオル美術館」で販売されていたタオルが中国製だったという話題は、多くの消費者に衝撃を与えたのではないでしょうか。
私自身も「タオル美術館」と聞けば、当然ながら今治タオルに関連する施設であり、展示品や販売商品も今治産の高品質なタオルであると考えてしまいます。入館料を支払い、期待感をもって訪れた先で中国製のタオルが販売されていたと知れば、消費者としては裏切られた気持ちになるのも無理はありません。
さらに問題なのは、「今治で鍛えられた技術力」といった曖昧な表現が公式サイトに記載されている点です。こうした表現は消費者に対して、あたかも今治タオルの正規品が販売されているかのような誤解を与えかねません。消費者は、ブランド名や地域名に対して信頼感を持って商品を購入するわけですから、このような表記は誠実さに欠けると言わざるを得ません。
今治タオルには厳格な品質基準をクリアした製品だけに与えられる「今治タオル認定マーク」があります。この認定マークは、消費者が本物の今治タオルを見分けるための重要な指標です。しかし、一般消費者がその存在や意義を詳しく知っているとは限りません。今回の件でも、認定マークを知らなかったがために、今治タオルだと思い込んで購入してしまった人が多かったのではないでしょうか。
こうした問題は、ブランドの信頼性を大きく損なう危険性があります。せっかく築き上げた今治タオルのブランド価値が、類似商品や紛らわしい販売方法によって傷つけられてしまうことは、日本のものづくり全体にとっても大きな損失です。ブランドとは長い年月をかけて信頼と実績を積み重ねて作り上げるものですが、一度失われた信頼は簡単には取り戻せません。
また、今回の騒動が海外メディア、特に台湾メディアで取り上げられたことも重要です。日本のブランドは海外でも高く評価されており、品質に対する期待も大きいです。その日本ブランドに対して、このような誤解を招く販売方法があることは、海外の消費者にも悪い印象を与えかねません。日本の製品は「高品質・安心・信頼」のイメージが強いからこそ、こうした問題は早急に対策を講じるべきです。
企業側は、販売する商品が消費者にどう受け取られるのか、ブランドイメージがどのように影響するのかをもっと真剣に考えるべきだと思います。特に、観光地や名産地の施設では、地域ブランドを活かした商品販売が行われています。だからこそ、施設の運営者は「消費者がどのような期待を持って訪れているのか」を理解し、その期待を裏切らない誠実な対応が求められます。
さらに、こうした問題を防ぐためには、今治タオル協会などの関係団体も、ブランド保護のために積極的に動く必要があります。認定マークの周知活動や、ブランド名の適切な使用を徹底させる取り組みが求められるでしょう。法的措置も含めて、消費者が誤解しないような環境づくりが急務です。
消費者側も、購入する際に認定マークの有無や生産地を確認するなど、賢く選択する姿勢が必要です。とはいえ、すべての消費者が細かい情報を調べた上で購入するわけではありません。だからこそ、企業や販売者側の誠実な対応が何より重要なのです。
また、こうした問題が起きた際に、SNSの影響力も無視できません。今回の件がX(旧Twitter)で大きく拡散されたのも、SNSが消費者の声を瞬時に広げる力を持っているからです。企業は、こうした世論の動向にも敏感に対応し、誠実な情報発信と迅速な対応を心がけるべきです。
最後に、日本の製造業全体が持つ「高品質で信頼できる」というイメージを守るためにも、企業や業界全体が一丸となってブランド価値の維持・向上に取り組むことが不可欠です。消費者を裏切ることなく、誠実な製品づくりと販売を続けていくことが、日本のものづくりの未来を支える基盤になるはずです。
執筆:編集部A
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