Record Chinaによると…
中国メディアの毎日人物社は24日、日本が中国の上海など一部地域の人にとって「裏庭」のように気軽に行ける場所になっていると伝えた。
記事は、日本は今や江浙沪(江蘇省、浙江省、上海市)から2~3時間で行ける労働者たちの「裏庭」のようになりつつあると説明。上海から日本へは週に400便以上が運航されており、オフシーズンの格安航空会社(LCC)であれば大阪への往復航空券が400元(約8000円)で購入できることもあると伝えた。
また、現在は中国国内よりも日本の各地方へのアクセスの方が利便性が高く、どの村にも通じているという「日本村村通」との言葉が流行していると紹介。高級品業界で働く女性・陳(チェン)さんが「佐賀空港は非常にマイナーな場所で入国ゲートは三つしかなく、外は畑に囲まれている。世界中旅したがこんなに簡素な空港は初めて。上海から直行便が出ているとは驚き」と語ったことを紹介した。
記事によると、中国では昨年から、弾丸節約旅行をする人を表す「特殊兵」という言葉が旅行者の間でキーワードになっているが、今年は特に週末に旅行する人を指す「週末特殊兵」という言葉が話題になっている。前出の陳さんは金曜日に飛行機に乗り、夜9時に日本に到着してホテルの温泉に浸かるという旅をしているといい、「浴槽の中で東京の夜景を眺めていると、すべてが報われた気持ちになる。少し前まで会社で残業していたのに、次の瞬間には温泉でリラックスしている」と語った。
[全文は引用元へ…]
以下X(旧Twitter)より
【タビリスさんの投稿】
「日本を甘く見てた」、週末日本旅行にハマる中国人たち―中国メディア https://t.co/twrrlkpShQ
— タビリス (@kamakurajun) December 27, 2024
引用元 https://www.recordchina.co.jp/b946230-s25-c30-d0052.html
みんなのコメント
- 日本を「裏庭」のように扱う発言には違和感を覚える。文化や歴史をもっと尊重する意識が必要だと思う。
- 格安航空券で気軽に訪れるのは自由だが、観光地や地域住民の負担を考えてほしい。
- 中国国内よりも日本の地方に行きやすいという状況は、どう考えても異常だと感じる。
- 観光で恩恵を受ける業界がある一方で、地域社会が抱える課題にも目を向けるべきだ。
- 地方空港が簡単に外国人観光客で溢れるようになると、治安や環境の悪化が心配になる。
- 「特殊兵」や「週末特殊兵」という言葉が流行する背景には、日本を単なる消費地として見ている態度が透けて見える。
- 日本の地方が外国人観光客に過剰に依存する状況は、持続可能ではないと思う。
- 温泉や夜景を楽しむのは良いが、文化やマナーを守る意識がもっと広がってほしい。
- 短期間で日本を訪れる外国人が増える中で、マナー教育の重要性を痛感する。
- 観光立国を目指すとしても、国内の観光地や住民が受ける負担に対策を講じる必要がある。
- 格安で訪れる観光客が増えるほど、日本の観光地の価値が下がってしまうのではないかと心配だ。
- 「裏庭」として扱われることに対して、日本人がもっと声を上げるべきだと思う。
- 観光のためのインフラ整備が進むのは良いが、それが日本人の生活を圧迫するような形では本末転倒だ。
- 観光客が増えることで得られる利益と失われるものをしっかりと天秤にかけるべきだ。
- 観光地の環境が荒らされないように、訪問者に対するルールを厳格にするべきだと思う。
- 観光地で働く人たちの負担を考えると、外国人観光客の増加には慎重な対応が求められる。
- 「裏庭」という表現自体が、日本文化や地域社会に対する敬意を欠いているように感じる。
- 中国人観光客が増える一方で、日本人が行きづらくなっている観光地もあることが問題だと思う。
- 観光をきっかけに文化交流が深まるなら良いが、一方的な利用に終わるようでは意味がない。
- 地域経済の活性化にはつながるかもしれないが、それが一時的なもので終わらないようにする工夫が必要だ。
編集部Aの見解
日本が中国の労働者たちにとって「裏庭」のように気軽に訪れることができる場所となっているという報道を読み、複雑な思いが浮かびました。観光地としての日本の魅力が世界中に広がること自体は誇らしい一方で、その背景には多くの課題や懸念も含まれていると感じています。
まず、日本が中国の一部地域の人々にとって身近な観光地として認識されるようになったのは、交通の利便性が大きく向上したことが挙げられるでしょう。週に400便以上という運航数や、格安航空会社(LCC)を利用した往復航空券が数千円で手に入る現状は、確かに驚くべきものです。しかし、これほどまでに安価で頻繁な渡航が可能になると、日本国内での観光地や公共施設に与える影響について考えざるを得ません。
報道にあったように、地方空港からも直行便が出ていることで、日本各地が訪問可能な状態になっていることは事実です。しかし、観光地や地域社会が突然の観光客増加にどう対応するのかという課題が浮かび上がります。例えば、記事で言及されている佐賀空港のような地方空港に大量の観光客が訪れる場合、その地域のインフラや治安、さらには住民生活への影響についても注意深く考慮する必要があります。
さらに、中国の観光客が週末旅行を楽しむ様子について触れられていましたが、「特殊兵」や「週末特殊兵」といった言葉が広がる背景には、中国国内の都市部におけるストレスフルな生活環境があるのではないでしょうか。彼らにとって日本は、手軽に訪れることができる癒しの場所としての魅力を持っているのかもしれません。しかし、これが日本側にとってどれほどの利益をもたらし、同時にどれだけの負担を課すのかについても慎重な議論が必要です。
観光客が増えることで経済的なメリットがある一方で、公共施設の混雑や観光地の環境問題、さらには文化の摩擦といったデメリットも生じる可能性があります。特に、報道で紹介された中国人観光客の「温泉でリラックスする」といった具体的なエピソードは、日本の観光資源がいかに重要であり、それを維持するためにどれだけの努力が必要かを再認識させてくれます。
また、日本を訪れる観光客に対して、適切なマナー教育や情報提供が十分に行われているのかという点も重要な問題です。観光立国を目指す以上、受け入れる側としての準備や啓発活動を強化することが、持続可能な観光を実現するためには欠かせないと感じます。
記事を読んで思ったのは、日本が単なる観光地としてだけでなく、歴史や文化を理解し、尊重される国であり続けるために何ができるのかを考えるべきだということです。中国人観光客が増える中で、日本の伝統や美徳が軽視されるような事態にならないよう、政府や観光業界は適切な対策を講じる必要があります。
また、地方創生の観点から見れば、外国人観光客の誘致が地域経済に与える影響は大きいものの、それが一時的な利益に終わらず、地域全体の発展につながるような形で活用されることが求められます。観光客の増加が地域の負担になるだけでなく、持続可能な成長の一環として位置付けられることが理想的だと思います。
観光客との交流を通じて、日本の文化を世界に広めるチャンスでもありますが、それには相手国の文化や背景を理解し、相互尊重の精神を持つことが重要です。こうした取り組みを通じて、真の国際友好関係が築かれることを期待しています。
日本が「裏庭」のように感じられるという現状を、単なる便利さだけでなく、日本の魅力を世界に伝えるきっかけと捉えるべきだと考えます。しかし、それが一方的な負担を生む形ではなく、双方にとって利益のある関係を築くための努力が必要です。
執筆:編集部A
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