【赤いテレビシリーズ】習近平の神格化を促すため、習近平の父・習仲勲が主人公のテレビドラマ『西北歳月』が11月5日から放映開始!視聴率100%になるか?!

フリー・アジアの記事によると…

CCTV、習仲勲を主人公にした赤いテレビシリーズ「Northwestern Years」を開始 2024.11.06

中国中央テレビは火曜日、習近平の父、習仲勲が主演し、西北地域における習仲勲の「革命史」に基づいた中国共産党革命歴史ドラマ「北西年」を放送した。関係者によると、20年前にも同様のテーマのテレビシリーズが撮影されたが、公開されなかった。

  • 中国共産党は習仲勲生誕110周年を大々的に記念しており、ネットユーザーはこれが世界をコントロールする手段だと主張している。
  • 習近平は父親の下品な言葉を引用して党員を戒めた
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【黒色中国さんの投稿】習近平の父、習仲勲が主人公のテレビドラマ『西北歳月』が11月5日から放映開始。 習近平の神格化を促すものと思われますが、ネット世代は「紅い貴族」のドラマに興味がなく、特権階級との分断を深めるのでは…との考察。

■以习仲勋为主角 央视开播红色电视剧《西北岁月》

引用元:https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/zhengzhi/ql-xijinping-xi-zhongxun-tv-drama-11062024020254.html

みんなのコメント

  • 誰もそんなに興味ないと思うけど、省ごとに視聴率比べさせて低かったら何とか、みたいに競争させて視聴率伸ばしたりするんかな。

編集部Bの見解

中国国内で習近平国家主席の父である習仲勲を主人公とするテレビドラマ『西北歳月』が放映開始されたことが報じられました。このドラマは、習近平氏の神格化を目的とした「赤いドラマ」の一つとされています。しかし、こうしたプロパガンダ的な作品に対して、中国国内の視聴者は冷ややかな態度を示していると言われています。

中国のドラマ市場は近年大きく変化しており、視聴者の関心はオンラインドラマやエンターテインメント性の高い作品に集中しています。高氏が述べたように、「赤いドラマ」は一般市民の日常生活とはほとんど関係がなく、視聴者にとって魅力的ではありません。かつては国家の宣伝目的で制作されたこうしたドラマが一定の影響力を持っていましたが、インターネットの普及により視聴者は自らの興味に応じたコンテンツを選ぶことができるようになり、選択肢が広がりました。

こうした背景から、プロパガンダ色の強いドラマが若い世代を中心に支持を失っているのは明らかです。特に都市部に住む若者たちは、ストリーミングサービスやSNSを通じて海外のドラマや映画にアクセスし、自由なコンテンツ選択を楽しんでいます。これに対し、政府が押し付ける「赤いドラマ」は古臭く感じられ、視聴者に敬遠される傾向があります。

また、このようなドラマが制作される背景には、共産党内での派閥争いや権力維持の意図も見え隠れします。高氏の指摘にあるように、「赤人の家族」であることが中国の政治における出世の条件となっている現状がある中で、特定の人物や家系を賛美するドラマが制作されることは、視聴者にさらなる不信感を抱かせる要因となっています。こうしたドラマがどれだけ高く評価されようと、視聴者の支持を得ることは難しいでしょう。

一方で、政府はこうしたプロパガンダ作品の制作に多額の資金を投入しています。その一方で、国民の生活に直結する問題、例えば教育や医療の改善などには十分な資金が回っていないという批判も根強く存在します。このような状況は、国民の不満を助長し、政府に対する信頼を損なう可能性があります。

さらに、視聴者のニーズを無視したドラマ制作が続けば、中国の文化産業全体の発展を阻害する恐れもあります。本来、ドラマや映画といったコンテンツは、視聴者の心を動かし、社会的な問題提起を行うための重要なツールです。しかし、国家のプロパガンダに偏った作品ばかりが制作されると、多様な視点や創造性が失われ、文化の多様性が損なわれてしまいます。

今後、中国のエンターテインメント業界が国民のニーズに応え、多様性を尊重した作品を生み出していくことができるのかどうかが注目されます。政府の影響力が強い中国において、真に国民が求めるコンテンツを提供することは難しいかもしれません。しかし、自由な情報とエンターテインメントの選択が広がる中で、国民の声を反映した作品作りが求められているのは間違いありません。

今回の『西北歳月』のような「赤いドラマ」がどのように視聴者に受け入れられるのか、そしてそれが中国社会にどのような影響を与えるのか、今後の動向を注視する必要があります。国民の心をつかむことができないドラマは、いずれ視聴者から完全に見放されることになるでしょう。

執筆:編集部B

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