PRESIDENT Onlineの記事によると…
台湾には「世襲議員」がほとんどいない
その総統選挙の中間に、日本でもニュースで取り上げられた統一地方選挙が行われます。こちらも4年に1回です。市町村の首長から地方議員がこの選挙で選ばれます。統一地方選挙は、2年後の総統・立法委員選挙の行方を占う前哨戦の意味もあります。ただ、統一地方選挙で勝利した政党が総統選・立法委員選で勝てるかというと、そうではないところも面白いところです。
統一地方選挙では里長、日本でいえば町内会長のようなポストも選ばれます。台湾では、多くの政治家が里長、市議会議員、立法委員すなわち国会議員とステップアップしていきます。日本のような世襲議員は非常に少なく、2022年の台北市長選挙で蔣介石のひ孫・蔣万安が当選したのは大変なレアケースといえるでしょう。
台湾と日本の政治でどこが違うのかと聞かれたとき、私は「世襲」の多さを挙げることにしています。台湾で最も重要な「政治家のステータス」
続きを読む↓X(旧Twitter)
【himuroさんの投稿】台湾人「どうして日本人は世襲議員なんか選ぶんだい?我々はみんな能力で選んでいるよ。だから台湾には世襲議員なんてほとんどいない」
台湾素晴らしい。それが普通ですよ!日本は歌舞伎と同じでお家業になりつつあります😓結果、国民無視、私利私欲の世襲ばかりで国の舵取りもろくに出来ず、なので
— 瓦撫子 (@awxIvJKzxVRvpKy) October 24, 2024
アメリカ様の言う通りの国に。
良い判断も出来ないから治安も悪くなる国になりつつあります😩
此れが当然👍👏
— rimin by ひまわり🇺🇦🌻 (@VKhomG5L5r24380) October 24, 2024
台湾羨ましいです✨
— YUTORI(ゆとり) (@Toyoukaimekki) October 24, 2024
返す言葉がない。
— みんご (@jxNuUdmSbFabh2S) October 24, 2024
私は選んでいませんが、そのような結果になっており恥ずかしい限りです😭
いい加減、世襲は制限すべきです。
— moto3500 (@moto3500) October 24, 2024
バブル崩壊以降、日本の政治や経済が衰退しているが、いくつかの要因はあるものの根本的な原因は“世襲議員”にあると思う。既得権益に塗れた世襲の2世、3世が既得権益組織や団体を守り、さらに自らを守って貰いお互いの既得権益を守る。
世襲議員は政治を腐らせる。
引用元:https://president.jp/articles/-/78339?page=1
みんなのコメント
- 本来そうあるべき
- 日本の仕組みが狂ってる
- 正論ですね。 お恥ずかしい 平和ボケの国民が多すぎるんです。 世襲議員に帰化議員だらけ 日本が良くなる訳が無い
- 日本の政治システムには、明らかに見直すべき点が多いと思う。特に世襲議員の問題は深刻
- 台湾のように、自力で政治家を目指すシステムが日本にも必要だと思う。これが本来あるべき姿
- 世襲議員が多いと、どうしても新しい考えが入ってこないよね。国の停滞はこれが一因だと思う
- 日本の政治は確かに停滞している感じがする。台湾のように国民がもっと積極的に関与すべきだ
- 帰化議員や世襲議員が増えても、国民の利益を最優先にすることができないなら意味がない
- 日本の政治システムは、時代に合わせてアップデートされるべきだと思う。現状では無理がある
- 台湾のように国民が積極的に政治に参加する姿勢は、日本でも必要だと感じる
- 平和ボケというのも一理ある。日本の国民がもっと真剣に政治を見つめ直すべきだ
- 日本の仕組みが停滞しているのは、世襲議員に頼りすぎているからだと思う。根本から変えるべきだ
- 帰化議員が増えるのも問題!その人たちが本当に国民のために働いているか疑問だし、信用してない
- 台湾のように投票率が高くなることで、特定団体の力が弱まり、より民主的な政治ができると思う
- 世襲議員に頼る政治は、結局、国民を無視しているように感じる。日本も変わる時期が来ている
- 台湾の国民はしっかりと時代に合わせて考えを変えている。なぜ日本はそれができないのか不思議
- 世襲議員だらけでは、日本が良くなるわけがない。もっと多様な人材が政治に参加すべきだと思う
- 国民が政治に関心を持たない限り、台湾のように国を良くすることは難しい。日本も目を覚ますべきだ
- 台湾の政治システムを見習うことで、日本ももっと透明で健全な政治を目指すべきだと思う
- 世襲議員が多いと、政治家が家業のように続けるだけで、国のために働くという意識が薄れてしまう
- 台湾のように、国民全体で政治を支える仕組みを作ることが、日本の未来にとって大切だと思う
- 日本の政治が変わらない限り、国民も未来に対する期待を持ちにくい。変わるべき時が来ている
- 時代と共に変わっていく台湾の姿勢を見習い、日本ももっと積極的に変革を目指すべきだと思う
編集部Bの見解
台湾の政治と日本の政治を比較すると、やはり「世襲議員」の少なさが台湾の大きな特徴だと感じます。台湾の選挙システムは、特に統一地方選挙が4年に1度行われ、市町村の首長から地方議員までが選ばれるという、非常に民主的なプロセスを経ています。そして、その選挙において、里長(日本でいえば町内会長のような役職)から市議会議員、そして立法委員(国会議員)と政治家がキャリアを積み上げていくのが一般的です。これは、台湾では「自力で上り詰める政治家」が多いことを意味しており、日本のような世襲議員がほとんどいないのは非常に特徴的です。
特に2022年に台北市長に当選した蔣介石のひ孫、蔣万安氏の当選が大変なレアケースであることからも、台湾では世襲がいかに少ないかがよくわかります。彼のような「有名家系からの政治家」は例外で、ほとんどの政治家は自身の実力と努力でステップアップしていくのです。この点、日本とは大きく異なります。
日本の場合、政治の世界では「世襲議員」が非常に多く存在し、父親や祖父が政治家であったという理由で後を継ぐことが、ある種の「伝統」として続いています。これに対して、多くの国民が疑問を感じるようになっています。世襲議員が続くことで、政治家が本当に国民のために働いているのか、あるいはただ家業を継ぐような感覚で政治に携わっているのかという疑念が広がっているのです。まさに、歌舞伎のようにお家業になりつつあるという指摘も、的を射ています。
世襲議員が多いことによって、必ずしも国民の声が十分に反映されない状況が生まれやすくなります。家系による政治家の継承が続くことで、結果的に「新しい風」が吹き込みにくく、保守的で時代遅れの政策が残りやすくなります。さらに、私利私欲が優先され、国民全体の利益が後回しにされる可能性も高まるでしょう。そのため、日本の政治システムにおいて、世襲議員の多さは、国民からの信頼を失わせる一因となっていると感じます。
一方で、台湾では世襲議員が少ないことに加えて、投票率が高いことも特徴的です。台湾では選挙が行われるたびに多くの国民が積極的に参加し、民主主義のプロセスが活発に機能しています。特に若者や高齢者を問わず、幅広い層が選挙に関心を持っており、そのため特定の団体や組織票だけが影響力を持つことが少ないのです。台湾の選挙では、実際に政治家がどれだけ国民に信頼され、支持されているかが如実に表れるため、政治家にとっても自分の政策や実績をしっかりとアピールする必要があります。
台湾のこのような選挙システムは、日本の政治と比較すると非常に健全で、透明性が高いと感じます。台湾では世襲に頼らない政治家が自分の力で支持を得て成長していく一方で、日本ではどうしても「家柄」や「コネ」による影響が強く、若手政治家や新しいアイデアがなかなか活躍しづらい状況が続いています。これは、日本の政治が進歩しにくい原因の一つとも言えるでしょう。
さらに、日本の政治におけるもう一つの問題点は、特定団体や組織票が大きな影響力を持つことです。特に投票率が低い選挙では、組織的に集められた票が大きな力を持つことが多く、結果的に少数の意見や利益が優先される傾向が見られます。これに対して台湾では、広く国民全体の意見が反映されやすいため、政治家にとってもより多様な層の意見を聞き、政策に反映させる必要があります。これは、健全な民主主義が成り立つために非常に重要な要素だと思います。
台湾の政治システムを見ると、日本が見習うべき点が多いと感じます。もちろん、日本の政治にも良い点はありますが、世襲議員の多さや投票率の低さが、現在の政治の停滞に繋がっている面は否定できません。特に、世襲によって政治家が「自分たちの利益を守る」ことを優先し、国民全体の利益が後回しにされる現状は、改善すべき大きな課題だと思います。
今後、日本も台湾のように、国民が政治に積極的に参加し、透明性の高い選挙システムを取り入れていくことが必要です。世襲に頼らず、自らの力で政治家として成長していく人材が増えることで、日本の政治も新たな方向に進んでいくことが期待されます。日本が本当の意味で国民のために働く政治家を選び、未来に向かって進んでいけるようなシステムを構築するためには、まず国民一人ひとりが選挙に関心を持ち、投票に参加することが最も重要です。
執筆:編集部B
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