静岡県の川勝平太知事(75)は在任最終日の9日、県庁で退任記者会見に臨み、JR東海がリニア中央新幹線の2027年開業を断念したことについて「南アルプスの水資源確保とリニア事業の両立を図るという4期目の公約に一つの区切りがついた」と改めて語った。
13年6月には、持ち前の文化的な知見を生かして関係者に働きかけ、富士山が国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録される道筋を開いた。静岡など3県にまたがる南アルプスが14年6月、ユネスコの生物圏保存地域(エコパーク)に登録された際にも力を注ぐなど、県の魅力を国内外に広め、得意の発信力を発揮した。
一方で、物議を醸す言動も多かった。13年9月には、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で全国最下位だった教科があったことから「(成績順に)下から100校か、平均点以下の校長先生の名前を公表したい」と表明。最終的に上位校の校長名を公表することになったが、波紋を広げた。
21年10月の参院補選の応援演説では「(御殿場市は)コシヒカリしかない」とやゆした発言をし、県政史上初の辞職勧告決議を突き付けられた。責任を取って給与とボーナスを返上する考えを示したが、満額支給されていることが23年に明らかになると、知事不信任決議案が提出されて可決までわずか1票差に迫られた。自らの言動を巡って県議会との対立が深まった。
JR東海のリニア中央新幹線静岡工区の建設工事については、国が14年に実施計画を認可したものの、17年10月の記者会見で大井川の水資源への影響に懸念を示し、「全くメリットがない。JR東海への協力は難しい」と着工を認めない姿勢を鮮明にした。
新入職員向けの訓示で職業差別ととられる発言をしたことが批判を浴び、先月10日に辞職願を提出。同日の記者会見では、27年のリニア開業断念を辞職決断の理由として挙げ、「孤軍奮闘 囲みを破って還る」と詠んで、着工を認めてこなかった成果に言及してみせた。
引用元 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6500513
みんなのコメント
- どうぞご自由にw
- 今後、政治活動を続ける可能性については「ありません」と即答。理由については「仙人になるんで」と答え、「小鳥とお話しして過ごす」などと小林一茶にまつわる童謡の替え歌を披露した。 今度は小林一茶の子孫からクレーム来るんかな
- 芥川読むのかな
- まだいたのか
- 仙人…笑笑
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