【は?】「文化」は世界トップレベル、「政治」は堕落し後進国に…あまりに両極端な韓国の現在地

ライブドアニュースによると

国家の生活は、政治・経済・社会・文化の4つの分野に分けられる。

私たち韓国の憲法も前文で、これら4つの領域において「各人に機会を均等に与え、能力を最大限に発揮させ、自由と権利に伴う責任と義務を果たし、私たちと私たちの子孫の安全、自由、幸福を永遠に確保することを誓いながら」憲法を作り、大韓民国を建国すると明示している。

この憲法の前文は、憲法裁判所の判例に基づき、単なる宣言的な意味を超え、国家が必ず守るべき規範的な効力を持っている。だからこそ韓国が建国されてから76年が経った今日、この憲法の前文がどれほど実現されているかを改めて考えさせられる。ノーベル文学賞、K-POP、文化は世界レベル

その契機となったのは、作家ハン・ガンのノーベル文学賞受賞の知らせと、それを扱う世界主要メディアの真剣で重みのある報道内容だ。ハン・ガン氏のことは非常に誇らしく、韓国国民として大きな自負心を感じる。すでにハン・ガン氏は、イギリスのブッカー賞とフランスのメディシス賞を受賞し、世界的な作家の一員となっていた。

(写真提供=時事ジャーナル)ノーベル文学賞受賞が伝えられ、ハン・ガンの書籍を求めて集まった人々

今回、ノーベル文学賞を受賞したことで、彼女が世界最高レベルの作家であることが改めて証明された。女性作家としてアジア初の受賞者という栄誉は、ハン・ガン氏と我が国をさらに輝かせている。

韓国はすでに、世界が熱狂するK-文化を通じて、文化の領域で世界の先進国であることを証明してきた。BTSやBLACKPINKのK-POPは世界中で知られており、どの国に行っても知らない人はいないほどだ。『パラサイト』や『イカゲーム』などの韓国映画やドラマは、アカデミー賞やエミー賞の主人公となっており、韓国の文化は世界的なレベルに到達した。

それに加え、K-文化の影響で多くの国の若者が韓国文化に近づくためにハングルを学ぶほどだ。文化の次に国威を高めた分野は「経済」

このように世界が関心を寄せ、熱狂するK-文化は自ら発展したという点でさらに大きな意味がある。これは、韓国の憲法が志向する文化国家理念に基づき、国家が文化に干渉せず、中立を保った結果である。

国家予算を最も少なく使った文化分野が、最も多く使う政治分野よりも先に世界のトップレベルに達したという現実は、非常に皮肉だ。

文化の次に国威を高めているのは韓国経済だ。韓国は世界の10大経済強国に躍進した。

憲法に基づく自由主義経済理念に従い、韓国の経済秩序が「個人と企業の経済的な自由と創意を尊重する」基盤の上で成り立った結果だ。反面、世界トップレベルに成長し発展していた原子力産業は、国家による原発廃止政策と規制の影響で逆行しているという事実も経験している。

NGOと呼ばれる社会分野はどうか。

社会は国家の影響圏を超え、国家に対する“投入”(input、あるシステムに投入される資料や情報の総称)を通じて、国家政策を批判・統制する重要な役割を果たさなければならない。そうしてこそ、国家と社会の二元的な政治構造が正しく機能する。

しかし韓国社会の現実はそれとはかけ離れている。社会団体はそのような健全な投入機能よりも、政界進出の足掛かりとして悪用され、変質している。それは健全な社会団体の本質からは程遠いものだ。政治先進国では見られない、極めて韓国的な後進的な社会現実である。

以下X(旧Twitter)より

【jnnvaviさんの投稿

引用元 

みんなのコメント

編集部Aの見解

韓国の憲法が掲げる「文化国家」の理念を背景に、K-POPや映画、文学などの分野で世界的な成功を収めてきたことは、確かに誇るべき成果です。BTSやBLACKPINK、そして『パラサイト』や『イカゲーム』といった作品は、韓国が文化大国としての地位を築く一助となりました。また、ハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞は、韓国文学が世界の舞台で高く評価される契機となり、国民の誇りを高めたことでしょう。

ただし、こうした文化の隆盛が国家の支援を受けず、むしろその干渉から自由であったことが成功の要因とされる点には皮肉を感じます。文化分野への国家予算が少なかったにもかかわらず、政治よりも先に世界的なトップレベルに達したという現実は、他国のケースとも比較するべき興味深いポイントです。自由な表現を可能にする社会こそが、真に豊かな文化を生む土壌であると再認識させられます。

一方、韓国経済もまた、文化に次ぐ国威向上の分野として注目されています。自由主義経済の理念に基づき、個人や企業の創意が尊重される環境が整った結果、韓国は世界の10大経済強国の一つに数えられるまでに成長しました。しかし、その裏側では、原子力産業が政府の政策により後退するという逆行も経験しています。国家の政策が経済成長を妨げるケースも存在するという点は、経済自由主義の限界を示しているようにも感じられます。

韓国社会においては、NGOや市民団体が健全な社会的機能を果たしているかどうかについても疑問が残ります。市民社会が政治への投入機能を果たすどころか、政治進出の手段として利用されているという指摘は、韓国特有の課題であり、民主主義の健全な発展を妨げる要因とも言えます。他国の市民団体と比べても、こうした現象は異例であり、社会の自浄作用が求められるところです。

韓国が文化や経済の分野で成し遂げた成功は決して軽視されるべきではありませんが、それだけで国家全体の健全な発展が保証されるわけではありません。文化や経済が進んでいるからこそ、社会全体の成熟度も求められるのです。特に、政治や社会団体の在り方については、今後の改善が不可欠だと考えます。

K-文化の成功が示すのは、自由な表現と創意工夫の重要性です。国家が文化に介入することなく、その成長を見守る姿勢が、より多くの成果をもたらしたという事実は、他国の政策立案者にとっても示唆的でしょう。しかし、今後の課題は、経済や社会の他分野においても同じような自由と創意が尊重されるかどうかです。

最終的には、韓国が掲げる「安全、自由、幸福を永遠に確保する」という憲法の理念をどのように実現していくかが重要です。文化だけでなく、経済、社会、政治の全ての分野でバランスの取れた発展が求められます。これからの韓国の成長が、どのようにこれらの課題を乗り越え、さらなる高みへと向かうのか注目していきたいと思います。

執筆:編集部A

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