「育休を1年取ったら殺す」「お前らの脳みそは鳩より小さい」愛知県東郷町、井俣憲治町長のパワハラ・セクハラ認定

東郷町　井俣憲治 町長（去年11月）
「『こないだも言ったやろ』『あほちゃうか』『死ね』『みんな殺すぞ』みたいな勢いで。冗談で場を和ませたいという気持ちが少なからずあった」

「冗談のつもりだった」と釈明しましたが、事実関係を調べていた第三者委員会の報告書で、実に108人もの職員が町長からパワハラやセクハラなどのハラスメントを受けたと回答したことが明らかに。報告書には井俣町長の数々の暴言が…

「朝、キスしてくるの？」
「育休を1年取ったら殺すぞ」

こうした発言について東郷町民は…

東郷町民
「『最上級のあんぽんたん』ひどいわね」
「『絶対育休なんか取るなよ』は、育休を取らないのは難しい。男の人も育休取ってほしい時代なので。あり得ないですよね」

井俣憲治 町長
「（Q.報告書はご覧になりましたか？）まだ全部見られてません」

自身の進退について、第三者委員会の調査結果を待って判断するとしていた井俣町長。昨夜の時点では報告書を「まだ見ていない」と話していましたが、けさ改めて直撃すると…

井俣憲治 町長
「（Q.報告書は読みましたか？）読みました。（Q.進退について説明してください）…」

報告書を「読んだ」と話したものの進退についてはコメントしませんでした。

こうした中、この問題を調査してきた第三者委員会が記者会見を開きました。

第三者委員会　堀龍之 委員長
「ハラスメント行為が繰り返されてきたことに私は驚きました。聞き取りの結果を総合すると、（町長の）ハラスメントが原因で退職した職員がいる」

その上で、井俣町長の進退についてはコメントする立場にないと話しました。