去年の日本の総人口は、推計で1億2435万2000人と、前の年より60万人近く減り、13年連続で減少しました。
一方、75歳以上の人口は初めて2000万人を超え、総人口に占める割合は16.1%と過去最高となりました。
総務省は、去年10月1日現在の人口推計を発表し、外国人を含めた日本の総人口は1億2435万2000人で、前の年よりも59万5000人、率にして0.48%減りました。
日本の総人口は、2011年以降、13年連続の減少となり、減少幅、減少率ともに、前の年よりも拡大しています。
また、外国人を除いた日本人の人口で見ると1億2119万3000人で、前の年と比べて83万7000人、率にして0.69%の減少となりました。減少幅、減少率ともに過去最大となっています。
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総人口を年齢区分別にみると、65歳以上が3622万7000人で、総人口に占める割合は0.1ポイント上がって29.1%と過去最高となりました。
さらに、75歳以上の人口は2007万8000人で、71万人余り増えて、初めて2000万人を超え、総人口に占める割合は0.6ポイント上がって16.1%と過去最高となっています。
一方、15歳未満の人口は1417万3000人で、割合は前の年よりも0.2ポイント下がって、11.4%と過去最低となり、少子高齢化がいっそう進んだ形となりました。
また、15歳から64歳の「生産年齢人口」は7395万2000人で、前の年より25万6000人減ったものの、総人口に占める割合は、過去最低だった前の年を0.1ポイント上回って59.5%となりました。
都道府県別で、人口が増加したのは東京都だけでした。
増加率は、0.34%で、前の年よりも0.14ポイント拡大し、2年連続の増加となりました。
人口の減少率を高い順に見ると、秋田県が1.75%と最も高く、次いで、青森県が1.66%、岩手県が1.47%、山形県が1.42%、高知県が1.37%などとなっています。
都道府県別の人口を詳しく見ていきます。
◇人口が増えたのは東京都だけで、増加率は0.34%と前の年よりも0.14ポイント増加しています。
東京都の人口は新型コロナの影響で2021年は減少しましたが、去年に続き2年連続の増加となりました。
東京都の人口は1408万6000人で、全国に占める割合は11.3%となり、前の年よりも0.1ポイント増えています。
◇人口が減少した46の道府県を見ますと、減少率が0.5%以内だったのは8つの府と県で、低い順に沖縄県が0.02%、神奈川県が0.04%、埼玉県が0.08%、千葉県が0.15%、滋賀県が0.16%などとなっています。
◇一方、減少率が1%を超えたのは15の県で、高い順に秋田県が1.75%、青森県が1.66%、岩手県が1.47%、山形県が1.42%、高知県が1.37%などとなっています。
減少率は、38の道府県で、前の年より拡大していて最も拡大したのは、山梨県で0.32ポイント増えました。
◇年齢区分別に見ますと、15歳未満の割合は、すべての都道府県で、前の年より低下しています。
15歳未満の割合が最も多いのは沖縄県で16.1%、次いで、滋賀県の13%、佐賀県の12.9%などとなったのに対し、最も少ないのは、秋田県で9.1%、次いで青森県の10%、北海道の10.1%などとなっています。
◇一方、75歳以上の割合が最も多いのは秋田県で21.2%、次いで高知県の20.7%、山口県の20%などとなったのに対し最も少ない沖縄県は11.3%でした。
日本の総人口は、戦後、増加傾向が続き、1967年に初めて1億人を突破します。
そして、1974年には1億1000人を、1984年には1億2000万人を超えます。
2008年には1億2808万4000人とピークを迎えます。
その後は減少傾向に転じ、2011年以降は、13年連続で減少しています。
引用元 https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240412/1000103756.html
みんなのコメント
- 不法滞在者は何人増えた?
- 年金支給年齢はそれくらいまで上げないと成り立たないのでは?
- そりゃ年金制度崩壊するわ
- 圧迫させてる世代か
- すげー
コメント