【闘い10年、大川小「津波裁判」映画が示す悲痛な教訓子どもの死亡を検証する「CDR」の大きな課題】
吉岡弁護士は、大川小の事例の一番のポイントは「なぜ50分も校庭にとどまっていたのか」だと言う。遺族による聞き取りや検証で、教務主任が裏山への避難を強く訴えたが、教頭を含めたほかの10人がそれに賛同しなかったことがわかっている(校長は被災時不在)。
遺族の1人も映画の中で、そこには人間関係の問題があったのではないかと指摘し、「そんなことでうちの息子が死んでしまったのか」という苦しい胸の内を明かしている。
「教員間の上下関係だとか、そういう、ものが言えない教育現場の問題。そういうところにメスを入れて行くのが、本当の検証だと思います」
改善されなければ、遺族は同じ苦しみをずっと味わう
もう1人の原告代理人、齋藤雅弘弁護士(68)も、遺族に寄り添ってきた立場から、検証について言及する。
「わが子が亡くなったときの状況は、遺族にとってとても大切なことです。それがわからないことのつらさ、大きさをどうやって自分の中で消化していくか。消化できないかもしれない。今生きている以上、背負っていくしかない。
では、どうしたらいいのか。これは本当に深い問題です。そういう立場に遺族を置かせてしまった本質はいったい何なんだ、とつねに問い続けていくことが重要ではないでしょうか。
続きを読む引用元 https://toyokeizai.net/articles/-/648749?page=4
みんなのコメント
- 橋本琴絵氏の言われている組織とは、日教組なのか、市教育委員会なのか。 いずれにしても人災なのは確か。。
- エッ 初耳。
- 一旦校外に避難して集合したが、子どもたちの うちの複数人はもっと高いところへ逃げようと 主張。『構成員』たちは山は危ないからとその場 にとどまらせた 津波の警報が鳴る中、数人の子どもは山へ逃げて 生命が助かる その後市教委は子どもへの聞き取りをしたが そのメモは廃棄された
- 教師一名と児童一名が、校庭で待機中の集団とは別の方向へ逃げて助かった。 (地区の方から聞きました) 教師は裁判での証言は拒否ですね。
- 震災時、避難しようとした児童を校庭に集めて避難誘導を怠りたくさんの犠牲者を出したあの事件。そして当の本人はのうのうと教職員を続けていたというイカれた事実 今も当時のことを話してくれる語り部さんの言葉を人伝にだけど聞いたことあります この事を沢山の人に知ってほしい。
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