【内閣府調査】生活満足度が過去最高 3年連続上昇

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Yahoo!の記事によると…

内閣府は9日、生活の満足度に関する調査結果を発表した。満足度を0~10点で評価してもらったところ、全体平均は5・89点(前年比0・1ポイント増)と過去最高を記録した。3年連続の上昇で、担当者は「新型コロナウイルス禍からの脱却や賃上げが影響した可能性がある」と分析している。

 内閣府は、男女別に加え(1)39歳以下(2)40~64歳(3)65歳以上―の年齢層別でまとめたデータも公表。生活満足度を分野ごとに見ると、「家計と資産」に関する女性の満足度が全ての年齢層で前年と比べ上昇した。39歳以下の男性では「子育てのしやすさ」「家計と資産」など多くの分野でアップした。[全文は引用元へ…] 2024/8/9(金)

以下、Xより

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/c0d677da34d9ee44dc0c81a636942cca9d3c5b4b

japannewsnavi編集部Bの見解

内閣府発表の「満足度過去最高」に違和感

内閣府が発表した生活満足度調査で、過去最高の5.89点を記録したとの報道を見て、正直なところ強い違和感を覚えました。調査は国民に0~10点で生活の満足度を評価させたもので、3年連続で上昇しているとされています。しかし、この「満足度上昇」という結果と、私たち国民が日々感じている現実のギャップはあまりにも大きいのではないでしょうか。

確かに、新型コロナウイルスによる生活の制限が緩和され、街に活気が戻ったことは事実です。しかし、それが直ちに「生活の満足度が過去最高」という話につながるでしょうか。物価は上昇し、税負担は重くなる一方で、年金や医療制度の将来にも不安が残る中で、果たしてどれだけの人が本当に今の暮らしに満足しているのでしょうか。

また、報道では「家計と資産」への満足度が上昇したと書かれていますが、電気代や食品価格の高騰が続き、生活必需品が値上がりしている状況で、その満足度上昇がどこから来たのか疑問です。

政治・行政への信頼は低下傾向

今回の調査で注目すべきは、満足度そのものよりも、むしろ「政治・行政・裁判所」への信頼度が極端に低く、しかもここ2年でさらに下がっているという点です。これは石破政権以前、岸田政権下での数値とはいえ、政権交代後の今もその信頼が大きく回復したとは言い難いのが現実です。

一方で、国民一人ひとりは日々真面目に働き、家庭を守り、地域に貢献しています。そうした国民の努力が、この数字の「上昇」の大きな要因であって、決して国の政策が功を奏して満足度が上がったわけではないと私は感じています。生活の不満や将来への不安を口にすれば「自己責任」だと言われ、政府は表面的な数値ばかりを根拠に政策の正当性を語る。その構図に強い違和感を持たざるを得ません。

満足度調査というのは、やり方によっていくらでも都合よく見せることができます。全体平均がわずか0.1ポイント上がっただけで「過去最高」と報じられることで、あたかも政府の成果かのような印象を与えられてしまいます。これでは、数字を使ったプロパガンダと受け取られても仕方ありません。

生活の実態とズレる「数字の満足」

結局のところ、この調査が示す「満足度の上昇」は、現実を見ない幻想ではないかと疑ってしまいます。実際に、生活保護の相談件数は増加傾向にあり、働いても生活が成り立たない家庭が増えています。加えて、外国人労働者の急増や不法滞在問題、治安の悪化、さらには増税や保険料の引き上げなど、庶民にとっては将来に対する安心感が持てない要素ばかりです。

私は、このような状況の中で、政府の発表する「満足度調査」がまるで自画自賛のように見えることに大きな不快感を覚えます。国民が求めているのは、数字ではなく「実感」です。給料が上がっても、それ以上に物価が上がってしまえば意味がありません。表面的な調査結果に頼るのではなく、もっと地に足のついた国民目線の政策を展開してもらいたいものです。

執筆:編集部B

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