ファイナンシャルプランナーによると…
2024.07.29
注文したラーメンと一緒に持参した白米を食べていたら注意を受けました。注文はしているし、文句を言われる筋合いはないと思うのですが…。
飲食店に行ったときに、「注文した料理と一緒に自分で持参した食べ物を食べている客がいた」という話を耳にすることがあります。そのお客の言い分からすれば、お店の料理の注文はしているので、自分が持参した食べ物を食べようが問題ないという考えなのでしょうが、こういった行為はマナー違反です。 また飲食店への食べ物の持参が法的に問題ないのかも気になるところではないでしょうか。そこで今回は、飲食店に食べ物を持参してはいけない具体的な理由や問題点を法的な観点から解説します。
飲食店に食べ物を持参してはいけない理由
飲食店に食べ物を持参してはいけない理由は、お店の利益を損ねてしまうからです。例えば、ラーメン屋でラーメンを注文して、持参した白米を食べたとします。ラーメン屋にはライスのメニューがあるところが多いので、そのお店は客が持参した白米の分の利益を失うことになります。 飲食店での食事の料金は、お店の場所代という意味もあります。店主はお店の家賃を支払い、管理維持を行った上で料理の提供をサービスとして行っています。そのため、お店が食べ物の持ち込みを禁止している以上、お客はお店のルールに従わなくてはなりません。
また食品衛生上の観点からも、食べ物の持ち込みはお店側にとってリスクになります。飲食店には厚生労働省が定めた食品衛生法を守る義務があり、経営は厳しい食品衛生法の基準をクリアした上で行うことができます。 飲食店で食中毒が起こった場合は、お店は責任を問われ、営業停止処分・もしくは営業禁止処分を受けることになります。
お客が自分で持参した食べ物をお店で食べて食中毒を起こした場合でも、飲食店には保健所からの調査が入ります。 そのような場合でも、お店はお客自身が持ち込んだ食べ物で食中毒を起こしたという事実を証明しなければならず、お店に責任がなかったと分かるまではお店は営業を停止しなければなりません。また食中毒がお客の責任だと分かったとしても、食中毒が起こった店としてイメージに傷がついてしまう可能性があります。 このようにお店に多大な迷惑をかけてしまうので、食べ物の持参は止めるようにしましょう。
続きを読む執筆者：FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
Xより
［とやまさんメモ］昔の大喜は大和で白ご飯買うのがツウだった時代がある
— とやまさん (@toyamap) May 12, 2024
注文したラーメンと一緒に持参した白米を食べていたら注意を受けました。注文はしているし、文句を言われる筋合いはないと思うのですが…。(ファイナンシャルフィールド)#Yahooニュースhttps://t.co/vQzd7p7SmI pic.twitter.com/PiwEcTzOP8
飲食店やってる身からするとマジでカンベンすよ
— ノーパン (@tnkt0519) May 12, 2024
常識がない
— 妙音院日優 (@upmvWFJXOKLQpvl) May 12, 2024
ファイナンシャルフィールドはおそらく生成AIで似たような記事を大量生産しているので反応したらアレですね。
— kumoha683 (@kumoha683) May 12, 2024
引用元
https://financial-field.com/living/entry-292010?utm_source=chatgpt.com［フィナンシャルフィールド］
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9d6a4db477b599c7cfb1407f9370a5a4181ed17?page=2
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みんなのコメント
- やっぱり昔、お茶の水に「味一番」という中華があって、高校の友達4人で行って、３人はラーメン頼んだんですが、一人が弁当広げてたら店主にすごく怒られたことあります。飲食店は基本持ち込みは禁止なんですね。まあ、そりゃそーだ
- この食べ方って随分昔には普通な光景だった 記憶があります
- GWにラーメン屋でラーメン頼んで弁当広げる家族連れは見たことある
- 高校の頃ドムドムバーガー注文して、ロッテリアの店内で食べてた友達がいたので指導した
- 昔、最寄り駅で朝マックしていた時にチケットを使って無料でコーヒーを飲み、家から持参した菓子パンを悪びれずに頬張る爺婆を沢山見かけました
japannewsnavi編集部の見解
飲食店での持ち込み行為がなぜ問題となるのか
私は先日、ラーメン店で「自分が注文した料理に加えて持参した白米を食べている客が注意を受けた」という話を耳にしました。そのお客の言い分としては、「料理は注文しているから問題はない」というものでした。しかし、私はこれを聞いて素直に「やはりマナー違反だ」と感じました。なぜなら、飲食店での食事には単に料理を食べる以上の意味があるからです。
まず第一に、お店の利益を損ねる点が挙げられます。ラーメン店ではライスを提供している場合が多く、白米を持参すればその分の注文が減ります。飲食店にとってはわずかな金額でも積み重なれば経営に大きく影響するものです。店の家賃や光熱費、従業員の給料を賄うために、メニュー全体で利益を確保していることを考えると、持ち込み行為はお店に対する裏切りともいえます。
さらに、飲食店での食事代には「場所代」という意味合いも含まれています。料理そのものだけではなく、清潔に保たれた空間、調理や接客に関わる労力、快適に過ごせる環境に対しても料金を支払っているのです。したがって「注文しているから持ち込みも許される」という理屈は成り立ちません。
私は、こうした点から見ても、持参した食べ物を店内で食べることはやはり慎むべき行為だと思います。
法律上の問題と飲食店の責任
一方で、法的な観点から見ると、食べ物の持ち込み自体を直接禁止する法律は存在しません。しかし、飲食店はその店舗におけるサービス内容を自由に決める権利を持っています。お店側が「持ち込み禁止」としている以上、客はそのルールに従う必要があるのです。
店主が注意してもなお持ち込みを続けた場合、「不退去罪」や「建造物侵入罪」に問われる可能性があることも知っておくべきでしょう。実際にそこまで発展するケースは少ないかもしれませんが、注意を受けてなお強行する行為は明らかに常識外れです。
また、食品衛生の面でも深刻なリスクがあります。飲食店は厚生労働省が定める食品衛生法に基づいて営業しています。仮にお客が持参した食べ物を原因に体調を崩したとしても、保健所からの調査対象となるのはお店です。その段階で潔白を証明するまでは営業停止となり、店のイメージも大きく傷ついてしまいます。たとえ責任が客側にあったとしても「食中毒が出た店」という印象が残り、長期的な経営に悪影響を及ぼします。
私は、この点こそが最も深刻な問題だと思います。つまり、持ち込み行為は単なるマナー違反にとどまらず、店に大きなリスクを背負わせる行為なのです。
文化や慣習を踏まえた正しい利用のあり方
日本には、地域ごとに特色のある食文化があります。例えば富山ブラックラーメンのように、もともとは工場で働く人々が弁当の白米と一緒に食べることを想定して作られた料理もあります。その名残で「ラーメンとご飯を一緒に食べる」文化が根付いている地域もあります。
しかし、それは「持ち込んでいい」という意味ではありません。現代の飲食店はメニューとしてライスを提供し、その売り上げも経営の一部として成り立っています。だからこそ、富山ブラックを注文するときも「ご飯は必ず一緒に頼んだほうがいい」と語られるのです。文化的背景を理解することと、現在の店舗ルールを守ることは切り離して考えなければなりません。
私は、お客として食事を楽しむなら、まず店の決めたルールを尊重することが大前提だと思います。もしどうしても食べ物を持ち込みたい事情があるなら、事前にお店に許可を取るべきでしょう。中にはドリンクのみ持ち込みを認めている店や、特別な事情に配慮してくれる店もあります。ルールを無視するのではなく、きちんと確認を取ることが最低限の礼儀です。
飲食店は単なる食事提供の場ではなく、人と人とが気持ちよく過ごすための空間です。そこでは、料理を味わう喜びだけでなく、他の客や店側への思いやりも求められます。今回の事例をきっかけに、私たち自身が飲食店のルールやマナーを改めて意識することが大切だと強く感じました。
執筆：japannewsnavi編集部
コメント
コメント一覧 （1件）
こんなのダメに決まってるだろ。
事故が起きた時に店の責任にするなよ