欧州で「中国スパイ」の摘発が相次いでいる。欧州連合(EU)欧州議会の議員スタッフをはじめ、英議会の調査担当者、ベルギーの元上院議員らが工作の対象となっており、中国のスパイ網が欧州政界に深く浸透している様子が浮かぶ。中国スパイの手口は、「親中派」だけではなく、「反中」勢力も取り込むのが特徴だという。「スパイ天国」と揶揄(やゆ)される日本でも、警視庁が昨年、中国当局が東京・秋葉原に設置した「非公式警察署」が入ったビルを家宅捜索をしている。今後、取り締まりの根拠法整備だけではなく、捜査手法の拡充も進めるべきだ。
ドイツ検察は4月23日、EU欧州議会のマクシミリアン・クラー議員のスタッフでドイツ籍の男をスパイ容疑で拘束した。男は1月、欧州議会での交渉や決定に関する情報を中国側に繰り返し流したほか、ドイツにいる中国の反体制派の動向を探っていた疑いもあるという。クラー議員はドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」に所属している。 諜報活動に詳しい日本カウンターインテリジェンス協会代表理事の稲村悠氏は「AfDはドイツで勢力を伸ばし、クラー議員は欧州議会に議席を持っている。中国にとっては標的にするには都合の良いポジションだったのではないか」と分析する。 ドイツでは4月22日にも、軍事転用可能な技術に関する情報を中国側に渡すためにスパイ活動をした疑いでドイツ人の男女3人が逮捕された。 英国でも「中国スパイ」の活動が確認された。 ロンドン警視庁は昨年3月、中国のためにスパイ活動をした疑いで英議会の調査担当者ら2人の男を逮捕していた。英紙タイムズ(電子版)が報じた。同紙などによると、男のうち1人は、数年にわたり英議会で中国問題を調査し、対中政策に関わる与党議員に情報を提供したり、政府の行動について提言したりする役割を担っていた。
続きを読む引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/098d0294d9ab34f4d5e4eb5d5b84013e82e5f47a?page=2
みんなのコメント
- スパイ防止法は早急に作るべき。中国だけでなく、韓国もかなり日本の機密情報を流出させているようです。日本がスパイ天国と言われないように、もっと厳しく監視する必要があるし、処罰も厳しい物にするべきでしょう。これは国家として当然の事であり、それに反対するという事は、何らかの形で関与していると思われるのでは?
- 日本もスパイ法はもちろんですが、外国人犯罪者の摘発ができるように法整備をしないといけない。ここ最近でどれだけ外国人が犯罪を犯して、どれだけ不起訴になり野放しになっているか?緊急事態条項なんて追加しようとしてる暇があったら、スパイ法、国土不売などそういったことに対しての摘発能力を確立すべきだ。
- この法整備に反対する立法府の国会議員は己が取り締まられる対象になるから法整備の成立を嫌がるのでしょう この法整備に反対している議員個人名や政党名を明らかにしてくれるマスコミ報道機関は無いのでしょうか? これは国民が声を大にしなければならないと思います。
- 普通なら中国企業のロゴが入った資料を配布してた時点でスパイ容疑なんだがね その調査をスパイ濃厚な大臣に任せたんだから とんでもないくらい侵食されてますよね スパイ防止法と厳罰化は早急に必要かと思います。セキュリティクリアランス、スパイ防止法など色々あるけど基本これらに反対する人や政党はスパイと考えて差し支えないでしょう。 この辺一生懸命やってくれそうなのって高市氏や小野田氏くらいしかいないんだよねぇ…。
- 常日頃から親中発言を繰り返している面々は要注意じゃないですかね。金をもらって親中発言をしている可能性があります。日本国内の中国向けの感情をコントロールしプロパガンダを広める役割。国会議員や閣僚にたくさんいますよね。キチンと対応しないと日本の将来が危ういです。
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