アメリカの赤字は5500兆円、日本の約5倍

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ジョー・バイデン大統領の米国が落ち目になると、「ゾンビ経済」の中国は幸せだろう。 不動産バブルが崩壊し、空前の経済的ピンチなのに、習近平国家主席の中国より先に西側が転けた。NATO(北大西洋条約機構)に亀裂が入り、ロシアの侵略を受けたウクライナが提唱する和平案の実現に向けたスイスでの「世界平和サミット」では何も決まらなかった。 「ウクライナが(ロシアが一方的に併合した地域から)軍を撤退させ、NATO不参加を表明すれば和平交渉の前提となる」と、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にからかわれた。 中国の地方政府の表の借金は約810兆円、傘下のインフラ投資会社「融資平台」の債務残高は約1180兆円ともいわれる。この巨額に対し、中国が当面の対策に投じるのは約21兆円(昨秋に新規国債を発行)。砂漠に水をまく程度である。 米国の赤字もすごい 中国の借金もすごいが、米国の赤字は約35兆ドル(約5500兆円)。このため赤字国債を増発し、米連邦準備制度理事会(FRB)は高金利を維持して恐慌を回避してきた。ドル高は金利高が主因だから、必ずインフレを招来する。 この間に、中国は保有してきた米国債の数千億ドル分を売却していた。ジャネット・イエレン財務長官は4月、「過剰在庫」が懸念されるなどといって訪中した。実は、慌てて「米国債をこれ以上売らないで」と懇願したらしい。 過剰生産は世界経済にとって深刻な問題で、6月のイタリアでのG7(先進7カ国)首脳会議でも議題となった。 電気自動車(EV)で、中国大手BYDが、米大手テスラを抜き、欧米の手薄なアフリカ、中東に浸透させている。中国は「同盟国」のロシアにもEVを売りたいが、極寒地ではバッテリーが長持ちせず、もっと改良が必要だろう。 ドイツが焦りを見せているのは、中国で爆発的に売れてきたベンツもBMWも頭打ちで、フォルクスワーゲン(VW)は新興のEV企業と組んだが不振だという。 太陽光パネルは、中国産が世界市場の8割を独占するほどだが、行き過ぎた環境保護への反省に加え、太陽光パネルの大規模設置が土砂災害の主犯視されはじめた。欧米は中国製品に高関税をかけるので勢いを失いつつある。

引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/817454cf31efc347fa8bfc39af9fea232f0b83fa?page=1

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  • 日本のマスコミが報じないだけで、世界中の国々は日本よりも国の借金をガンガンに増やしています。国の借金は増え続けるのが当たり前なのです。
  • 自業自得のような気がする
  • アメリカの場合は日本と違ってガチの借金も多いから
  • 移民政策は大失敗の結果だ
  • 高金利で借金が膨らむけど、基軸通貨だから気にしなくていい?
  • さらに、リーマンショック時の隠し債務が米政府と金融機関(日本の銀行なども損失をもったままらしい)であり、それだけで数千兆円あると何かで読んだことあるな。
  • 個人も借金をしてものを買うのが当たり前な文化ですからね。
  • 案外日本がもし中国が売ってる分買えたら長期的には金利で安定しそうな気もちょっとするんですよね。買えば金利上がらないだろうし円安も抑えられる。
  • 知ってました。 今後は利払いだけでなく、国債償還地獄も待ち受けます。
  • そりゃそうだわな。

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