【福島】メガソーラー建設地で太陽光パネルの架台が雪の重みで広範囲破損…強度計算に問題か?有害物質流出の懸念も

毎日新聞によると…

福島市松川町で建設が進むメガソーラー(大規模太陽光発電所)の工事現場で、太陽光パネルを支える架台が、雪の重みに耐えられずに広い範囲にわたって破損していたことが工事関係者への取材で分かった。この工事を巡っては、下請け業者の間で工事費の未払いトラブルも生じている。

 破損が見つかったのは、福島市松川町水原のゴルフ場跡地(約60ヘクタール)に建設中の「NW福島CC太陽光発電所」。事業者は、ポルトガル電力公社「EDP」傘下で再生可能エネルギーを手掛ける「EDPリニューアブルズ」(EDPR)で、別の事業者が進めていた計画を2022年12月に引き継いだ。発電規模は約4・4万キロワット。工事は「自然エンジニアリング」(東京都中央区)に発注して24年5月に着工し、今年9月の稼働を目指している。

福島市の山間部は8日から9日にかけて大雪に見舞われ、このメガソーラー付近の積雪量は約50センチになっていた。工事関係者によると、12日に作業員が建設現場を巡回したところ、太陽光パネルを固定する枠と架台をつなぐ部品が雪の重みで折れ、パネルが倒れているのを見つけた。計画では全体で約6万3000枚の太陽光パネルを設置する予定で、太陽光パネルは1枚約30キロあり、架台1台に対して6~28枚設置されるが、相当数の設備が損傷していた。

 太陽光パネルは中国製で、製品に含まれる鉛、カドミウム、ヒ素、セレンの有害物質は基準値未満の仕様とされているが、工事関係者は「設計段階で積雪に対する強度計算に問題があったのではないか。積雪が続けば太陽光パネルが架台からはがれて破損する可能性がある。パネルに含まれている有害物質が雪に染み込んで流出する恐れもある」と懸念する。

建設地の雪解け水や雨水は敷地内にある調整池に流れ込み、その後は河川に放流される。ふもとには水田が広がっており、工事関係者は「可能性は低いが、万が一、有毒物質が調整池に流入した場合、豪雨などで河川に流出することも否定できない」と話す。

[全文は引用元へ…]

以下,Xより

毎日新聞さんの投稿】

引用元 https://mainichi.jp/articles/20250227/k00/00m/040/174000c

みんなのコメント

  • 雪の重みで架台が崩壊するような設計で、本当に「持続可能なエネルギー」と言えるのか。自然環境を守るどころか、逆に破壊しているようにしか見えない。
  • 積雪への強度計算すらまともにできていないのなら、他の地域のメガソーラーも同じような事故が起こるのではないか。全国の太陽光発電施設の安全性を今すぐ調査するべきだ。
  • 中国製のパネルを大量に使用している時点で、安全性や耐久性に問題があるのは明らかだったはず。なぜ日本国内での品質管理を厳しくしないのか。
  • 環境に優しいはずの太陽光発電が、実際には有害物質の流出リスクを抱えているとは驚きだ。雪解け水とともに流れ出せば、農地や河川が汚染される可能性もある。
  • 再生可能エネルギーを推進するのは良いが、施工管理や安全対策がずさんなら意味がない。環境を守るどころか、逆に被害を広げるだけではないか。
  • この事業は外国企業が主導しているが、日本国内の土地を使うのなら、日本の安全基準に従わせるべきではないか。なぜ外資系企業にそこまで甘い対応をするのか。
  • 工事費の未払いトラブルまで発生しているというが、こうした問題が起こる時点で事業の運営がまともではない証拠だ。適切な管理がされているのか疑問しかない。
  • そもそも、再生可能エネルギーという名目で森林を伐採し、自然破壊をしてまでメガソーラーを作ることが本当に正しいのか。環境を守るどころか、逆効果ではないか。
  • メガソーラー建設を推進するなら、せめて日本企業が管理し、国内の技術で安全に作るべきだ。なぜ外国資本の事業に依存し、ずさんな工事を許しているのか。
  • 積雪で崩壊するような架台を設計したのは誰なのか。東北地方で雪の重みを考慮しない設計をするなど、初めから失敗するのは分かりきっていたのではないか。
  • 太陽光パネルの寿命は20~30年と言われているが、こんなに簡単に壊れるのなら、耐用年数を満たすことすらできないのではないか。廃棄コストは誰が負担するのか。
  • このままでは、日本中のメガソーラーが同じ問題を抱えることになる。再生可能エネルギーを推進するなら、安全性の確認と厳格な基準の導入が必要だ。
  • 福島は東日本大震災の影響もあり、環境問題には特に敏感な地域のはず。そんな場所で杜撰なメガソーラー建設をするのは、あまりにも無責任ではないか。
  • 外国企業がメガソーラー事業を進め、日本の土地を使い、日本の補助金を受けながら、施工はずさん。これでは国民の利益にならないどころか、環境リスクばかりが増える。
  • 大雪が降るたびに太陽光パネルが壊れるようでは、再生可能エネルギーとして安定した電力供給を期待するのは難しい。事業者は本当に現実を見ているのか。
  • 太陽光発電は二酸化炭素を排出しないと言われるが、製造・輸送・設置・廃棄の過程でかなりの環境負荷がある。さらに今回のような事故まで起きれば、環境への悪影響は計り知れない。
  • 建設前に地域住民の意見をしっかり聞いたのか。地元の人々が不安を抱えているのに、安全対策も不十分なまま工事を進めたのなら、住民を軽視しているとしか思えない。
  • 再生可能エネルギーを導入するのは良いが、災害に耐えられる設備を作らなければ意味がない。雪で崩れるような設計では、長期的に持続可能なエネルギーとは言えない。
  • 政府は再生可能エネルギーを推進するなら、こうした杜撰な事業を厳しく監視し、基準を守らせるべきだ。補助金を出しておきながら、安全対策が不十分な事業を放置するのは無責任だ。
  • このままでは、全国のメガソーラーで同じ問題が起きる可能性がある。今すぐにでも再点検を行い、安全性の確認を徹底しなければならない。

japannewsnavi編集部Aの見解

福島県松川町のメガソーラー建設地で、太陽光パネルの架台が雪の重みに耐えられずに破損したというニュースを聞き、再生可能エネルギーの導入がいかに杜撰な計画のもとに進められているのかを改めて実感した。環境に優しいとされる太陽光発電だが、今回のように設計上の問題や安全対策の不備が露呈すれば、むしろ環境を破壊しかねない。

まず、今回の事故の原因として指摘されているのが「積雪への強度計算の問題」だ。東北地方の冬は積雪量が多く、それに耐えられる設計が求められるのは当然のことだ。しかし、このメガソーラーでは架台が耐えきれずに崩壊しており、計算ミスや施工不良が疑われる。メガソーラーの建設計画は、環境に配慮すると言いながら、肝心な自然条件への適応を怠っているのではないか。

また、今回の事故では「中国製の太陽光パネル」が使われていた点も見過ごせない。中国製のパネルには、有害物質が含まれていることが指摘されており、今回のように破損してしまうと、それらの有害物質が雪解け水とともに環境中へ流出する恐れがある。メーカー側は「基準値未満」と説明しているようだが、破損すれば流出リスクは高まる。しかも、その水が調整池を経由して河川に流れ込む可能性があるというのだから、安全性に関する疑問は尽きない。

太陽光発電は、しばしば「クリーンなエネルギー」として推進されるが、実際には製造・設置・廃棄の過程で環境リスクを伴う。特に、中国製のパネルは寿命が短く、廃棄時に有害物質を含んだまま処理されることが問題視されている。今回の事故が示すように、施工段階でのずさんな計画や管理不足によって、設置直後に破損し、結果として環境に悪影響を及ぼすのであれば、本末転倒と言わざるを得ない。

さらに、このメガソーラー建設では工事費の未払いトラブルも発生しているという。このような問題が起きる背景には、外国資本が絡んだ事業のずさんな管理があるのではないか。今回の事業者である「EDPリニューアブルズ」はポルトガル電力公社の傘下にある企業だが、そもそも日本国内の再生可能エネルギー事業が海外資本によって進められていること自体、国益にとってどうなのか疑問に思う。日本国内の電力供給を外国企業に依存し、しかも管理がずさんであれば、安全性や環境リスクは増大するばかりだ。

太陽光発電の導入が急激に進められている背景には、政府の補助金政策がある。再生可能エネルギーの普及を促進するために、多額の補助金が投じられ、それを狙って海外企業が次々と参入しているのが現状だ。しかし、今回のような杜撰な工事が横行し、安全性や環境への配慮が欠如したまま建設が進められているとすれば、政府のエネルギー政策自体が見直されるべきではないか。

さらに、メガソーラーの建設地が元ゴルフ場跡地である点も気になる。全国各地で、休耕地や森林を切り開いてメガソーラーが建設されているが、そこには環境破壊のリスクが伴う。自然を破壊して「クリーンエネルギー」を作るという矛盾に、多くの国民が疑問を抱いているはずだ。しかも、今回のように工事の不備によって破損し、有害物質の流出リスクまで生じるようでは、再生可能エネルギーという言葉がもはや形骸化しているとしか思えない。

また、地域住民の視点から見ても、このようなずさんな工事が行われるメガソーラーには不安しかない。すでに全国各地で「景観が悪化する」「騒音が発生する」「洪水のリスクが高まる」といった声が上がっているが、今回の福島のケースは、それに加えて安全性の問題まで浮上したことになる。住民が不安を感じるのは当然のことだ。

政府は再生可能エネルギーの導入を推進するならば、こうした事故を防ぐための厳格な規制を設けるべきではないか。設計段階での強度計算を徹底し、施工管理を厳しくすることで、杜撰な工事を防ぐ必要がある。また、有害物質を含むパネルの使用についても、より厳しい基準を設けるべきだろう。環境を守るための再生可能エネルギーが、逆に環境破壊を引き起こすようでは本末転倒だ。

今回の事故を受けて、今後同様の問題が全国のメガソーラーで発生する可能性も考えられる。雪の重みに耐えられない設計であれば、他の地域でも同様の被害が発生することは十分にあり得る。特に、日本の多くの地域は豪雪や台風の影響を受けるため、それに耐えられる設計が求められるのは当然だ。今回の福島の事故は、再生可能エネルギーの安全性を見直すきっかけとなるべきではないか。

そもそも、エネルギー政策は国の安全保障にも関わる問題だ。外国資本に依存し、ずさんな工事が横行するようでは、日本のエネルギー供給は脆弱になりかねない。安全性と持続可能性を両立させるためには、もっと慎重な計画が必要だ。

再生可能エネルギーの推進は必要かもしれないが、今回のようなずさんな工事や管理の問題がある限り、国民の信頼は得られない。安全性と環境への影響を考慮した上で、本当に持続可能なエネルギー政策を進めるべきだ。

執筆:編集部A

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