北日本新聞によると
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2025年02月09日
SDGs(持続可能な開発目標)について楽しく学べる学習ゲームのお披露目を兼ねた完成体験会が8日、富山市まちなか総合ケアセンターで開かれた。市内の小中学生と保護者計約20人が参加し、ゲームで理解を深めた。
2018年にSDGs未来都市に選定された市が、既製のカードゲーム「ゲット・ザ・ポイント」に、呉羽梨や細工かまぼこなど富山ならではのアイテムをプラスして作った。4人1組でポイントを稼ぎながらSDGsの17の目標が学べる。
父親と参加した同市神保小4年の廣田創亮(そうすけ)さんは「学校でも勉強しているが、ゲーム感覚でSDGsが学べて楽しかった」と話した。市は50セットを作成。今後、学校や企業、地域などで活用してもらう予定。
完成体験会は富山市SDGsウイーク(8~17日)の一環。期間中は市内各所でフォーラムやシンポジウムなど多彩なイベントを予定している。
[全文は引用元へ…]
以下,Xより
【ゲームニュース配信Subさんの投稿】
https://t.co/MDgWXMkbG0
— ゲームニュース配信Sub (@zmediagensin) February 9, 2025
SDGsゲームで学習 富山市が完成体験会|47NEWS(よんななニュース) SDGsゲームで学習 富山市が完成体験会. カードゲームでSDGsを学ぶ親子=富山… 47NEWS 続きを読む
引用元 https://webun.jp/articles/-/751777
みんなのコメント
- SDGsという言葉ばかりが先行しているが、結局のところ具体的に何を実現できているのかが見えてこない。スローガンだけでは社会は変わらない。
- ゲームで学ぶのはいいが、実際の経済や産業とどう結びつくのかが曖昧すぎる。遊び感覚で学んでも現実社会の厳しさは理解できないのではないか。
- SDGsを学ぶのは大切かもしれないが、国際的な流行に乗せられているだけのように感じる。自治体が税金を使って取り組む価値が本当にあるのか疑問だ。
- 環境問題や持続可能な社会を考えるのは必要だが、日本はもともと環境意識の高い国だ。欧米の価値観をそのまま当てはめることに意味があるのか。
- 企業や自治体がSDGsを推進するのは、補助金や助成金を狙っている部分もある。表向きの取り組みばかりで、本当に社会に貢献しているのか疑わしい。
- 子どもたちに学ばせるのは良いが、ただの意識改革で終わってしまっては意味がない。将来的にどう行動につなげるのかが重要ではないか。
- 持続可能な社会を作るには、産業や経済の視点も欠かせない。ただ環境に優しいだけではなく、地域の発展にもつながる取り組みが必要だ。
- SDGsという言葉が広まる一方で、実際の取り組みは表面的なものばかり。意識を高めるだけではなく、具体的な結果を出すことが求められている。
- 環境問題の解決を考えるのは良いが、それによって経済が停滞すれば意味がない。日本の産業や雇用を守りながら進める方法をもっと議論すべきではないか。
- SDGsの目標をただ暗記するのではなく、日本の現状に合った形で議論するべきだ。海外の理想論をそのまま受け入れることが本当に良いのか疑問だ。
- 再生可能エネルギーの推進なども含め、SDGsの名のもとに無理な政策が進められている。持続可能な社会を作るなら、現実的な解決策が求められるはずだ。
- 日本の企業や自治体がSDGsを強調するのは、イメージ戦略の一環であることが多い。実際にはそれほどの効果を上げていないケースも少なくないのではないか。
- 富山の特産品を組み込んだSDGsゲームを作ったとのことだが、それが本当に学びにつながるのか。単なる地域PRに終わる可能性もありそうだ。
- 脱炭素や再生可能エネルギーを推進する一方で、電力コストの上昇や安定供給の問題が無視されている。現実を直視しなければ本当の解決にはならない。
- ゲームを通じて学ぶことは悪くないが、それだけで持続可能な社会を作ることはできない。現実にどう活かせるのかをもっと具体的に考えるべきだ。
- 地方自治体がSDGsを進めるのはいいが、それによって地域経済が本当に活性化するのかが疑問だ。表面的な取り組みで終わってしまうことが多い。
- SDGsに関するイベントが全国で開かれているが、どれだけ実効性があるのか分からない。結局、啓発活動だけで終わってしまうのでは意味がない。
- 環境問題は確かに重要だが、それを理由に無理な政策を押し付けるのは違う。日本の現状に合った形で持続可能な社会を考える必要がある。
- 教育現場でSDGsを学ぶ機会が増えているが、それが本当に子どもたちの未来につながるのか。単なる道徳教育で終わらせるのではなく、実践的な学びが必要だ。
- 日本は世界的に見ても環境対策が進んでいる国なのに、さらに過剰な規制を求めるのは疑問だ。持続可能な社会を目指すなら、経済とのバランスも考えなければならない
編集部Aの見解
富山市がSDGs(持続可能な開発目標)を学べるゲームを作成し、完成体験会を開催したというニュースを見た。子どもたちがゲームを通じてSDGsを学ぶ機会が増えるのは、教育の新しい形として興味深い。しかし、SDGsという概念自体が、日本においてどこまで実態に即しているのか、改めて考えてみる必要があると感じた。
そもそも、SDGsは2015年に国連で採択された目標であり、2030年までに達成を目指すとされている。その内容は環境問題、貧困の撲滅、ジェンダー平等、持続可能な経済成長など幅広い。これをゲームで学ぶというのは、確かに子どもにとって分かりやすいかもしれない。しかし、日本の現実に合っているのかといえば、疑問が残る。
例えば、SDGsの目標には「貧困をなくそう」とあるが、日本における貧困の定義は、開発途上国のそれとは全く異なる。日本には生活保護制度があり、最低限の生活を保障する仕組みが整っている。確かに貧困問題は存在するが、それをSDGsの文脈で語ることが、本当に適切なのか疑問がある。
また、「ジェンダー平等を実現しよう」という目標もあるが、日本の現状を考えると、単に欧米の価値観を押し付けるのではなく、日本の文化や社会構造に合った形で議論するべきだろう。例えば、日本の家庭では男女ともに家事を分担することが増えているが、それを一律に「女性の社会進出を進めるべき」とする議論には違和感がある。
こうした疑問がある中で、子ども向けのSDGsゲームを作ることにはどのような意味があるのか。確かに教育の一環としては良いかもしれないが、それが単なる「意識改革」や「流行りに乗っただけの学習」に終わってしまうのではないかと懸念する。
特に気になったのは、今回のゲームが既製のカードゲーム「ゲット・ザ・ポイント」に、富山の名産品を加えてアレンジしたものだという点だ。呉羽梨や細工かまぼこが登場するらしいが、それがどのようにSDGsの学びにつながるのか、正直なところピンとこない。地域の特産品を取り上げること自体は良いが、それが持続可能な開発という概念とどう結びつくのかが分かりにくい。
また、SDGs関連のイベントは全国的に増えているが、どこまで実効性があるのかも疑問だ。企業や自治体がSDGsを掲げることで、単なるイメージ戦略に終わってしまっているケースも少なくない。例えば、「環境に配慮した商品を作っています」と言いながら、実際にはコスト削減やブランドイメージ向上のために利用されていることもある。そうした表面的な取り組みが、本当に社会のためになっているのかどうかを見極める必要がある。
SDGsを学ぶことが無意味だとは思わない。しかし、その本質を見極めずに単なる「良いこと」として受け入れるのは危険だ。例えば、環境問題に関しても、日本はもともと世界でも有数の環境保護が進んだ国であり、これ以上過度な負担を求める必要があるのかどうかも慎重に考えるべきだろう。
例えば、「再生可能エネルギーを推進しよう」という目標も、単純に受け入れていいのか疑問がある。日本では太陽光発電や風力発電の導入が進んでいるが、その裏には森林伐採や景観破壊といった問題もある。SDGsの視点で語られることが多い再エネ推進も、実際には環境負荷を増やしている部分があるということを冷静に見極めるべきだろう。
また、SDGsの目標には「働きがいも経済成長も」というものがある。しかし、経済成長と働き方改革が必ずしも両立するとは限らない。日本では残業削減や労働時間短縮が推進されているが、それによって生産性が低下し、逆に経済の停滞を招く可能性もある。こうした現実的な問題を無視して、「SDGsだから良いこと」と短絡的に考えるのは危険だ。
富山市が今回のゲームを50セット作成し、今後学校や企業、地域などで活用する予定とのことだが、どれほどの実効性があるのかも気になる。子どもたちがSDGsを学ぶことは悪くないが、それが単なる「正しいことを学ぶ時間」になってしまっては意味がない。
本当に持続可能な社会を目指すのであれば、単なる教育ではなく、実際の生活や産業と結びついた議論が必要だ。例えば、富山の産業において持続可能な成長をどう実現するか、地域経済をどう活性化するかといった具体的なテーマに落とし込むべきだろう。
日本の地方自治体がSDGsを推進するのは、国からの補助金や助成金が絡んでいることもある。国際的な潮流に乗ることで資金を得ることが目的になり、本来の課題解決とは違う方向に進んでしまう危険性もある。そうした現実を見極めながら、SDGsをどう活用するかを考えるべきだろう。
今後、SDGs関連のイベントや教育が増えていくだろうが、それが日本の現実に合っているのかを常に考えなければならない。単なるスローガンに終わらせず、本当に社会のためになる形で活用することが重要だ。
子どもたちがゲームを通じてSDGsを学ぶことは、一見すると良いことのように思える。しかし、その学びが現実と結びつかないまま「理想論」として受け入れられるのであれば、結局は意味のない教育になってしまう。
持続可能な社会を作るには、単なる意識改革ではなく、現実的な解決策が必要だ。表面的な学習ではなく、具体的な行動につなげられる取り組みこそが求められている。
執筆:編集部A
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