朝日新聞によると
自民党の高市早苗前経済安全保障相は4日、選択的夫婦別姓のあり方に関する私案を公表した。過去に発表した私案を修正したもので、旧姓の通称使用拡大を法律で位置づけることが柱。高市氏は「自民党がやらないといけないのは、多くの方の不便をさらに解消できる法案をしっかり出すことだ」と訴えた。
高市氏は、自身が顧問を務める「保守団結の会」で講演し、選択的夫婦別姓ではなく旧姓の通称使用拡大で自民案をまとめるべきだと呼びかけた。会合には昨年の総裁選で高市氏を支援した20人ほどが参加。高市氏は「2010年の参院選以降、自民党は旧氏(旧姓)の通称使用拡大によって利便性を高める約束をしてきた」と強調した。
高市氏の以前の私案では、旧姓の通称使用を戸籍に記載するための戸籍法改正を挙げていた。19年に住民基本台帳法施行令が改正され、住民票への旧姓併記が可能になったことから、修正私案では「戸籍法改正は不要」とした。
[全文は引用元へ…]
以下,Xより
【朝日新聞さんの投稿】
高市早苗氏、通称使用拡大の私案を公表 「不便を解消できる」 https://t.co/ondK9cJk76
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) February 4, 2025
自民党の高市早苗前経済安全保障相は4日、選択的夫婦別姓のあり方に関する私案を公表した。過去に発表した私案を修正したもので、通称使用拡大を法律で位置づけることが柱。
夫も妻も、そんな新しい二つの姓を付けるとするか。結婚すれば、ラストネームを二つの苗字とする? でも、ややこしい。やはり、世帯名を法的に定義して、一つであるとしないとあかんね。そして、必要な者は旧姓を世帯名に加えて通称使用に限って使えるとするか? #NHK
— Toshi Yasda (@ToshiYasda) February 4, 2025
です。通称使用の拡大で対応出来ます。根本的に選択的夫婦別姓にする必要はありません。
— ゆっしー (@photsutta1121) February 4, 2025
夫婦別姓は、明治期に決められた慣習的婚姻制度をより契約的にすることだと思います。それならば、親子兄弟姉妹の親族関係も契約的に改定すべきです。勘当、縁切りの復活です。具体的には法定相続制度と相互扶養義務の改定です。近世江戸時代の慣習に近くなるのではないでしょうか
— outland0630 (@outland0630) February 4, 2025
国家観と愛国心溢れる高市試案に賛同する!日本を守ろう!
— 八郷和則 (@baxianghez82598) February 4, 2025
私案出しても採用されなければ、ただの独り言。
— あざらくあぜりこ (@azarakuazeriko) February 4, 2025
自民のガス抜き要員の高市さん
これで何らの問題もない、どうしても法律化させたい勢力に負けてはならぬ😤😤
— 梁川 (@pRbc1pfTfDQ1efU) February 4, 2025
引用元 https://www.asahi.com/articles/AST243DRXT24UTFK016M.html?ref=rss
みんなのコメント
- 選択的夫婦別姓を押し付けるのではなく、現実的な落としどころを模索する高市氏の姿勢は評価できる。伝統と利便性を両立させる方向で進めるべきだ。
- 姓がバラバラになることで、家族の一体感が薄れる懸念は無視できない。旧姓の通称使用を拡大する方が、日本の社会に合っていると思う。
- 夫婦別姓を強行するのではなく、少しずつ社会に適応させる方法を模索するのは合理的だ。急激な制度変更は混乱を招くだけだろう。
- 今の日本では、旧姓を使うことでほとんどの問題が解決できるようになっている。それならば、あえて制度を大きく変える必要はないはずだ。
- 保守派としては、家族制度の崩壊を防ぎながら不便を解消するという方向性には賛成できる。高市氏の提案は現実的で実行可能なものだ。
- 夫婦別姓の推進派は、戸籍制度の意義を軽視しすぎているように思う。家族のつながりを大切にしながら利便性を高める道を選ぶべきだ。
- 旧姓の通称使用を拡大すれば、仕事上の不便はほぼ解決できる。それでも別姓にこだわるのは、単なるイデオロギーの問題ではないか。
- 極端な改正ではなく、段階的な調整で対応するのが賢明だ。社会の混乱を防ぐ意味でも、高市氏の提案には合理性がある。
- 夫婦別姓を導入すれば、子どもの姓の問題が出てくる。こうした複雑な課題を考えると、旧姓の通称使用の拡大で十分対応できる。
- 伝統的な家族観を守ることが、日本の社会の安定につながる。海外の制度をそのまま真似るのではなく、日本独自の道を進むべきだ。
- 選択的夫婦別姓を導入するには、戸籍法の大幅な改正が必要になる。そんな大がかりな変更をするより、現実的な対応を優先すべきだ。
- 旧姓の通称使用が拡大されれば、多くの女性が不便を感じずに済むはずだ。それでも別姓を主張するのは、政治的な意図があるように感じる。
- 家族の形を変えずに利便性を高めることが重要だ。高市氏の提案はそのバランスを考えたものであり、多くの国民が受け入れやすい案だと思う。
- 日本の伝統を守りながら社会の変化に対応することが大事だ。選択的夫婦別姓より、旧姓の通称使用の拡大のほうが現実的だろう。
- 日本の家族制度は、世界でも珍しく安定している。むやみに変えるのではなく、慎重に対応すべきだ。
- 夫婦別姓の導入を求める声はあるが、日本の社会に合うかどうかは別の話だ。旧姓の使用拡大の方が柔軟な対応になるのではないか。
- 極端な改革を求めるより、まずは現状の問題点を一つずつ解決していくことが大切だ。高市氏の案はその第一歩として妥当なものだと思う。
- 結婚しても旧姓が使いやすくなれば、姓を変えることのデメリットはほとんどなくなる。無理に別姓を制度化する必要はないはずだ。
- 戸籍制度を守ることは、日本の歴史や文化を尊重することにつながる。家族制度を軽視するような改革は慎重に考えるべきだ。
- 高市氏の提案は、選択的夫婦別姓のような急進的な改革を求めるものではなく、現実的な解決策を提示するものだ。こうした柔軟な対応が求められる。
編集部Aの見解
高市早苗氏が、選択的夫婦別姓に代わる案として「旧姓の通称使用拡大」を柱とする私案を公表したというニュースを見て、日本の家族制度や社会のあり方について改めて考えさせられた。夫婦別姓の議論は長年続いているが、高市氏の提案は、伝統的な価値観を尊重しつつ、実際に困っている人々の利便性を向上させる現実的な解決策だと感じる。
選択的夫婦別姓を推進する意見の中には、「姓を変えることによる不便さを解消したい」という声が多い。しかし、日本の戸籍制度は家族の一体性を重視する仕組みになっており、単純に夫婦別姓を導入することが最善の解決策とは限らない。姓を別々にすれば、家族のつながりが希薄になるという懸念もある。特に、子どもの姓をどうするかという問題が生じ、家族の在り方に大きな影響を及ぼす可能性がある。
高市氏が提案する「旧姓の通称使用拡大」は、このような懸念に配慮しつつ、不便を解消する現実的な方法として評価できる。すでに住民票には旧姓を併記できるようになっており、銀行口座の開設や仕事での使用など、社会的な場面で旧姓を使うことは以前よりも容易になった。しかし、依然として使いづらい場面もあるため、法律で明確に位置づけることによって、より多くの人が恩恵を受けられるようになるだろう。
特に、仕事上の名前を変更したくない人にとっては、この私案は大きなメリットがある。例えば、女性が結婚して姓を変更した場合、仕事上の実績や知名度がリセットされてしまうことがある。研究者や弁護士、医師など、専門職の人々にとっては、これがキャリアに大きな影響を与えることもある。しかし、通称使用が法的に保証されれば、結婚後も旧姓のままで活動できるため、仕事と家庭の両立がしやすくなるだろう。
一方で、選択的夫婦別姓を主張する人々からは、「旧姓の通称使用では不十分だ」という声が上がることが予想される。しかし、夫婦別姓を認めることによって、伝統的な家族制度が揺らぎかねないというリスクもある。特に、日本は「家族」という単位を重視する社会であり、姓を統一することで家族の結びつきを強めるという考え方が根付いている。そのため、いきなり夫婦別姓を導入するのではなく、段階的に変えていくというアプローチは理にかなっているように思う。
高市氏が「自民党がやるべきことは、多くの方の不便をさらに解消できる法案をしっかり出すことだ」と述べている点にも共感できる。政策は、単にイデオロギーで決めるものではなく、実際に困っている人々の声を聞きながら、現実的な解決策を模索するべきだ。その意味で、今回の私案は、伝統と利便性のバランスを取ろうとする姿勢が感じられ、合理的な提案だといえる。
また、自民党はこれまでも旧姓の通称使用拡大を公約として掲げてきた。今回の私案は、その延長線上にあり、一貫した方針といえる。高市氏は「2010年の参院選以降、自民党は旧姓の通称使用拡大によって利便性を高める約束をしてきた」と述べているが、これは国民との約束を守ろうとする姿勢の表れでもある。
戸籍制度の改正を必要としない点も、現実的な提案といえる。夫婦別姓を導入する場合、戸籍法の大幅な改正が必要になり、制度全体を見直す必要がある。しかし、高市氏の私案は、すでにある制度を活用しながら、より柔軟に旧姓を使えるようにするというものであり、制度を大きく変えずに利便性を向上させる工夫がなされている。
さらに、夫婦別姓を導入すると、社会的な影響も大きい。例えば、戸籍制度が変われば、行政手続きが複雑化し、コストが増加する可能性がある。また、姓がバラバラになることで、相続や親権の問題が発生することも考えられる。そのため、急進的な制度変更よりも、段階的な改善を目指すことが望ましいのではないか。
このように考えると、高市氏の提案は、「現実的な落としどころ」として、多くの国民が受け入れやすいものではないかと感じる。極端な改革ではなく、現在の制度を活かしながら、柔軟な運用を可能にするというのは、保守的な立場から見ても妥当なアプローチだ。
今後の課題としては、この私案がどの程度の支持を得られるかがポイントになるだろう。特に、自民党内でも意見が分かれる可能性があるため、党内での調整が必要になる。また、世論の動向も重要だ。夫婦別姓を強く求める人々にとっては不十分と感じられるかもしれないが、多くの国民にとっては、実際の不便を解消する現実的な解決策と映るのではないか。
結局のところ、政策は極端な方向に進むのではなく、現実的な落としどころを見つけることが重要だ。そういう意味では、高市氏の私案はバランスの取れた提案であり、日本の伝統的な家族観を守りながらも、現代社会に適応するための一つの解決策になり得るのではないかと考える。
執筆:編集部A
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