東スポWEBによると
元総務相で経済学者の竹中平蔵氏が12日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。ドナルド・トランプ次期米大統領が世界経済に及ぼす影響について解説した。
トランプ氏就任で世界経済はよくなるか? 悪くなるか?という議題に、竹中氏は「悪くなる」と表明し、「一つ言えることはある程度関税は上げるだろうと。保護主義ですからね、よくなるわけがないんですよ」と指摘した。
さらに深刻なのは米国の「孤立主義」であるとし、孤立主義について「例えば今回、日本製鉄がUSスチールを買おうとして(禁止命令が出た)。これは自分たちで全部やるんだという、一国中心で孤立主義ですよ」と解説。
その上で「なんでアメリカは急にこんなことになったか。アメリカが有数の産油国になったということなんですよ。自分たちの所で完結できる経済的条件が整った。そうなってしまうと、アメリカは世界の警察ではもはやないにしても、ある程度の影響力を持たないと、いろんな和平の交渉とかできない」と分析した。
続けて「そうすると世界でまた非常に不安定なことが起こるということがそこに加わる。長期的には明らかにアメリカ国民の生活水準を下げるし、世界に対しては悪い影響を及ぼす」と予測した。
さらにトランプ氏の政策について「今度国防長官になる方は、『アメリカの海外の軍を全部引き上げる』って言ってるわけですよ。本当にやったら、結構大変になる。韓国は核武装せざるを得なくなりますし、日本も影響を受ける。今度、安全保障関連の補佐官になる人は『全員不法移民を逮捕する』と言っているわけで。そういうことはできないんだろうけども、どこまでやるのかは不確定ですよ」と憂慮していた。
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以下X(旧Twitter)より
【TanakaSeiji橙さんの投稿】
竹中平蔵氏 トランプ大統領就任で世界経済は「よくなるわけがない」「米国民の生活水準下げる」
— 🌸TanakaSeiji橙🇯🇵🌸 (@Tanakaseiji14) January 14, 2025
やかましい!竹中平蔵!
日本🇯🇵国民を貧困に追いやった!国賊が何を言う!#竹中平蔵を許さない pic.twitter.com/rrIquJkjqW
竹中平蔵氏 トランプ大統領就任で世界経済は「よくなるわけがない」「米国民の生活水準下げる」
— 🇯🇵ダニエル🇯🇵 (@daniel_0831) January 22, 2025
世界経済が竹中平蔵の言う通りになる訳が無い!💢💢
お前の話は日本国民の民度を下げる。 https://t.co/8qfTAl0vkW
国賊竹中平蔵‼💢😡
— 🎌🌸🎌トラちゃんNO14🎌🌸🎌 (@aikoku999tora) January 15, 2025
日本🇯🇵国民を貧困に追いやった!国賊が何を言う! #竹中平蔵を許さない https://t.co/DM2TEpQGXL
こいつがトランプ批判するという事はそういう事。わかりやすい。 pic.twitter.com/7Ys6yPyH2w
— RYO (@RYO58367501) January 14, 2025
この人が良くならない!と言うことは良くなること!だと確信した👍✨
— こう外🇯🇵 (@tetusige) January 14, 2025
日本の中流階級を壊滅させ国内を左右上下に分断化させた竹中平蔵を許さない‼️#竹中平蔵#竹中平蔵を許さない
トランプ大統領就任後
— SABOちゃん (@SABO1346436) January 14, 2025
自分が一番ヤバイと知ってるからやろ😰😱#END竹中平蔵
=🔴平蔵「よくなるわけがない、私の生活水準下げる」
— dapontefigaro (@dapontefig35465) January 16, 2025
引用元 https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/330389
みんなのコメント
- ピンハネ平蔵が 直接言えよ! 会ってくれたらなぁ
- 日本国民から言わせてもらうと 竹中平蔵ごときがトランプ大統領に いちゃもんつけるんじゃないわ 日本は竹中平蔵あんたら自民党が 日本を貧困国にしたんですよ 無能な政治家達が
- おお! 竹中がそう言うってことは、良い兆候だ!
- 日本の政治家の言ってることの反対が正解ってことね 分かりやすい
- 竹中を大臣にして中間層が減り国民が貧乏になった。こんなヤツを小泉が大臣にして国が疲弊した
- 派遣の皆さんこいつと小泉が作った派遣法(3年で辞めなければならない)50過ぎると働く所無くなりますこいつのおかげで…
- 完全なおまいう
編集部Bの見解
竹中平蔵氏がテレビ番組でトランプ氏の経済政策について解説したようだが、正直なところ、彼の発言には違和感を覚えざるを得ない。アメリカの保護主義や孤立主義が世界経済に悪影響を及ぼすという指摘は一理あるものの、それを語る竹中氏自身が、日本国内でどのような影響を与えてきたのかを考えると、素直に受け入れられない部分が多い。
竹中氏といえば、日本で新自由主義的な経済政策を推進した人物として知られている。彼の影響で派遣労働が拡大し、非正規雇用が増加したことで、結果的に格差が拡大したという指摘は多い。企業の利益を優先し、労働者の待遇を軽視するような仕組みを作り上げた張本人とも言える。そうした背景を持つ人物が、今さら「トランプ氏の政策で格差が広がる」と指摘しても、説得力を感じることは難しい。
また、竹中氏は「アメリカが産油国になったことで経済が自給できるようになった」との見解を示しているが、これも表面的な話に聞こえる。確かに、シェール革命によってアメリカのエネルギー自給率は大きく向上した。しかし、エネルギー自給ができるからといって、すぐに孤立主義へと向かうわけではない。アメリカの国際戦略は単純な経済要因だけではなく、政治的な思惑や軍事的な影響力も関係してくる。竹中氏の説明は、そのあたりの複雑な要因をあまりに単純化しすぎている印象を受ける。
さらに、「アメリカの軍が海外から引き上げれば、日本や韓国は影響を受ける」という指摘についても、竹中氏の語り口はどこか他人事のように聞こえる。日本がアメリカの軍事的な庇護を受けているのは事実だが、問題はそれにどう対応していくかだ。単に「アメリカが引き上げたら大変になる」と言うだけでは、何の解決策にもならない。
むしろ、日本は独自の防衛力を強化し、外交戦略を見直す必要がある。竹中氏の発言には、そうした具体的な提案がほとんど見られず、「こうなるかもしれない」「こうなったら大変だ」という警告だけが並べられている印象だ。評論家としての立場ならそれでもいいのかもしれないが、彼はかつて日本の経済政策を主導した人物であり、本来ならば「では日本はどうするべきか?」という視点を持つべきではないか。
竹中氏の発言を聞いていて最も気になるのは、彼があくまで「経済」という視点からしか世界を見ていないことだ。トランプ氏の政策を批判するのも、結局は「経済に悪影響を及ぼすから」という一点に尽きる。しかし、アメリカの保護主義は、単なる経済的な判断だけではなく、国内の政治情勢や国民の不満を背景にしたものでもある。アメリカ国内では、グローバル化の弊害によって職を失った労働者の怒りが高まっており、トランプ氏はその声を汲み取る形で当選した。竹中氏はそうした背景にはほとんど触れず、「関税を上げるから悪い」「孤立主義は問題だ」と表面的な批判に終始している。
また、「トランプ氏の政策でアメリカ国民の生活水準が下がる」との指摘についても疑問が残る。確かに、短期的には経済が不安定になるかもしれないが、果たしてそれが「長期的に」悪影響を及ぼすのかは議論の余地がある。アメリカが国内産業を重視することで、雇用が増え、結果的に国民の所得が向上する可能性もある。竹中氏は「自由貿易が最善」という立場を崩さず、それ以外の可能性をほとんど考慮していないように見える。
日本国内の問題に目を向ければ、竹中氏の進めた新自由主義的な政策の結果、日本経済は本当に良くなったのかという疑問が残る。派遣労働の増加、正社員の減少、企業の内部留保の増大など、竹中氏が関与した政策が「成功した」と胸を張れる状況にはなっていない。そうした現実を前にして、彼がトランプ氏の経済政策を批判しても、どこか説得力に欠ける。
そもそも、彼が主導した「規制緩和」や「市場原理主義的な改革」は、日本の経済成長を促すどころか、逆に格差を広げる結果を招いた。にもかかわらず、彼が自らの政策の総括をすることなく、ただ「トランプ氏のやり方は良くない」と指摘するのは、自らの責任を棚に上げているようにしか見えない。
結局のところ、竹中氏の発言は、「トランプ批判」という形を借りた自身の経済観の正当化に過ぎないように思える。彼は一貫して「グローバル化こそが正義」との立場を貫いているが、世界の現実はそれほど単純ではない。アメリカが保護主義に傾いたのも、単に「愚かな選択をしたから」ではなく、それ相応の理由があってのことだ。日本もまた、単純に「グローバル化すれば経済が良くなる」という幻想を捨て、現実的な経済戦略を立てるべきではないだろうか。
竹中氏の発言を聞いていると、彼がかつて日本の経済政策を主導していたという事実を忘れてしまいそうになる。しかし、彼の政策の影響を受けたのは、我々日本人自身である。その結果を踏まえれば、彼の発言を鵜呑みにするのではなく、一歩引いて冷静に見極める必要があるのではないか。
執筆:編集部B
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