【北京=三塚聖平、台北=矢板明夫】台湾東部沖で発生した地震に国際社会から見舞いの言葉が寄せられていることに対し、中国の国連代表部が5日までに「感謝」を表明した。台湾側は、地震に便乗して国際社会の中台関係に関する認識を操作する「恥知らずな行為だ」と反発している。
中国政府の国連代表部によると、耿爽(こう・そう)国連次席大使は3日に開かれた国連安全保障理事会の関連会議で、台湾で起きた地震に関連して「国際社会から同情や関心が表明されていることに感謝する」と発言した。
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台湾の外交部(外務省に相当)は4日、耿氏の発言に対し「震災を利用して国際的に認知戦を行う恥知らずな行為だ」と非難した。
各国首脳の多くが自ら台湾に見舞いのメッセージを送ったのに対し、中国は習近平国家主席ら国家指導者ではなく、対台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の報道官が「災害援助協力を行う用意がある」との声明を出した。
所管官庁の官僚に発言させることで「台湾を中国の一つの省に矮小(わいしょう)化する狙いがある」と指摘する台湾の外交関係者もいる。
台湾側が懸念しているのは、中国は震災支援の名目で台湾に対する統一攻勢を強化し、国際社会を混乱させることだ。1999年9月に2400人以上の死者を出した台湾中部大地震の発生後には、中国の在外公館が各国で「中国台湾省震災寄付」名義の口座を開設して義援金を募り、大混乱を生じたことがあった。
耿氏の発言の狙いは25年前と同様に、台湾の震災を利用して「台湾は中国の一部」という「一つの中国」原則を内外にアピールすることだ。台湾の与党・民進党の立法委員(国会議員)、王定宇氏は「台湾人がますます中国を嫌いになることが目に見えている。中台関係の改善にマイナスだ」と批判した。
引用元 https://www.sankei.com/article/20240405-Y6FNTLSV2FMNTKZSUVJC43PHRM/
みんなのコメント
- 火事場泥棒
- 台東地震の時もだったっけ。芸のないw
- 中国本土側と台湾の関係はどういう関係なのでしょうか
- 中国が滅びれば地球は物理的にも精神的にも綺麗になれると思うわ。
- マジで火事場泥棒ってこういう事だ…中共は厚顔無恥にも程があるし、ヤリクチが本当に姑息で最低だわ
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