夫婦別姓導入「時間残っていない」 首相、早急に自民見解決定 立民・野田氏は改めて意欲

産経新聞によると

石破茂首相は19日のNHK番組で、選択的夫婦別姓に関する自民党の見解を早期に取りまとめる意向を示した。「あまり時間は残っていない。濃密な議論を早急に行い、自民としてこうだと決めるよう党にお願いしたい」と述べた。立憲民主党の野田佳彦代表は「30年越しの課題だ。決着をつけるため議論の俎上に載せる」と語り、導入に重ねて意欲を示した。

首相は「公明党との間で意見の一致を見たい」と言及。公明の斉藤鉄夫代表は与党案をまとめた上で野党に提示したいと説明した。

野田氏は、きょうだいで姓が分かれる可能性があるとの指摘に関し「家族で決めればよく、政府が決めることではない」と強調した。

国民民主党の古川元久代表代行は昨年の衆院選の党公約で導入を掲げたとして、前向きな姿勢を示した。共産党の田村智子委員長は「ジェンダー平等推進のためには導入が不可欠だ」と訴えた。

[全文は引用元へ…]

以下X(旧Twitter)より

【産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250119-634ZBHKSUBKLBIAKL5FHQWV6CE/

みんなのコメント

  • 国民の大多数が反対しているのに 何故急ぐ? 国民の意を尊重しなさい!
  • 日本を破壊するための時間が残っていないのか
  • こんなもの30年越しの課題とかじゃなく元々、不要なものです
  • 導入せんでええわ
  • 何で急いでるのか謎
  • 「時間が残ってない」って、おまえ、自分がこれをやったと、思い出にするために、夫婦別姓とか、防災庁とか言うてるのと違うやろな。 どっちも、全然いらんので、時間は必要ない
  • 夫婦別姓は家族別姓 子供に家族別姓を強要すること それは子供の人権を毀損する行為 子供の姓をどうするか、という問題を語らない別姓論は無責任
  • 時間がない? 何それ
  • 立憲は増税政党な上、子供に酷な選択を強いることを望む
  • や!め!て!
  • やらんでいいって声の方が多いのに急ぐ必要はねぇだろ…
  • 次の選挙までに決めてしまうというシナリオか
  • 何の時間が残ってないんや?
  • 時間がないとはどういうことなのだろう。何か期限でもあるのだろうか? 国民が望んでいないことなのに民意を無視して結論ありきで法整備しようとするようなやり方は民主主義とは到底言えない
  • やらんでええ

編集部Bの見解

石破茂首相が選択的夫婦別姓について、自民党として早期に結論を出すべきだと発言した。公明党とも意見をすり合わせ、与党案をまとめる方針だという。一方、立憲民主党の野田佳彦代表は「30年越しの課題だ」として導入に強い意欲を示した。共産党や国民民主党も前向きな立場を取っており、議論が加速している。

しかし、ここへ来て急に「時間がない」と焦るような雰囲気になったことに違和感を覚える。選択的夫婦別姓は以前から議論されてきたものの、社会に大きな混乱が生じているわけではない。今すぐ決めなければならない理由がどこにあるのだろうか。

現在、日本では結婚すると夫婦のどちらかが姓を変えることになっているが、仕事や学術の場では旧姓の使用も認められている。実際、多くの人が旧姓を使い続けることで問題なく生活している。そのため、「今すぐ制度を変えなければならない理由」が明確ではないように感じる。

また、家族の在り方を考えたとき、夫婦別姓が一般化すれば子どもの姓はどうするのかという問題が生じる。例えば、兄と妹で名字が違うというケースも出てくるだろう。野田代表は「家族で決めればいい」と発言しているが、あまりにも単純な説明ではないか。家族の一体感をどう維持するのかという視点が欠けているように思う。

選択的夫婦別姓に対する世論は調査によって結果が異なる。内閣府が2022年に行った調査では「夫婦は同じ姓が望ましい」という意見が多かった一方、別の民間調査では「選択肢があったほうがいい」との回答が増えている。国民の間で意見が割れている以上、拙速な決定は避けるべきではないか。もし導入するのであれば、十分な議論を経て慎重に決めるべきだ。

特に気になるのは、自民党と公明党の協議が重視されている点だ。公明党はリベラルな立場を取ることが多く、選択的夫婦別姓にも賛成の姿勢を示してきた。自民党内では推進派と慎重派の意見が分かれているが、公明党との協力関係を維持するために、議論が十分に尽くされないまま決定が下される可能性がある。それでは、国民の声を十分に反映した議論とは言えないだろう。

また、野党側もこの問題を利用して与党との対立軸を作ろうとしているように見える。立憲民主党や共産党は「ジェンダー平等」の観点から導入を強く求めており、この議論を通じて支持層を固めようとしているのではないか。政策の本質的な議論というよりも、政治的な駆け引きの材料にされている印象を受ける。

そもそも、選択的夫婦別姓が導入されることで本当に多くの人が恩恵を受けるのかという点も考える必要がある。現状、旧姓の使用は可能であり、特に不便を感じない人が大半ではないか。個々の事情によって姓を変えたくないという人がいることは理解できるが、それを理由に日本の家族制度全体を変えることが適切なのかは慎重に判断するべきだ。

夫婦が同じ姓を名乗ることは、日本の伝統的な家族観の一部でもある。現在の制度は明治時代に定められたものだが、それ以来、日本社会はこの仕組みのもとで成り立ってきた。単に「他の国がやっているから」「個人の自由だから」という理由だけで変えるのは乱暴ではないか。日本には日本の価値観があり、それを尊重することも重要だろう。

こうした問題を抱えながら、なぜ「時間がない」と急ぐ必要があるのか理解しがたい。選択的夫婦別姓は、単なる法改正ではなく、日本の社会や家族のあり方に大きな影響を与える問題だ。だからこそ、慎重な議論を重ねるべきだろう。

拙速な決定を避け、国民の声を十分に反映した上で結論を出すことが求められる。家族制度の変更は一度決めれば簡単に元に戻せるものではない。だからこそ、じっくりと議論を進めるべきだ。

執筆:編集部B

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