【強制的親子別姓】夫婦別姓間の子供の名字は家庭裁判所が決める 新たな家族不和の火種/この世に生を受けた瞬間から裁判になる可能性も

産経新聞によると…


選択的夫婦別姓に伴う令和3年12月の内閣府の世論調査では「旧姓使用拡大」が最多の42・2%を占めたが、この結果を大手メディアは積極的に取り上げない。中には「保守派に配慮した」などとして調査そのものを否定的に報じた新聞社もあった。

同じ調査には、別姓夫婦の子供への影響について「あると思う」は69%、「ないと思う」30・3%という結果もあり、「ある」と答えた人の理由(複数回答)は「名字が違うことを指摘されて対人関係で心理的負担が生じる」78・6%、「親との関係で違和感や不安感を覚える」60・1%が多かった。

では、立憲民主党が令和4年に野党と共同で国会提出した選択的夫婦別姓の民法改正案はどのような内容だったのか。子供の姓については「出生の際に父母の協議で定める」としており、一致しない場合は「家庭裁判所は、父又は母の請求によって、協議に代わる審判をすることができる」とした。

この世に生を受けた瞬間から裁判になる可能性もある。仮に妊娠初期はどちらかの名字で一致していても、出産後の子供を見て気持ちが変わることもあり、家族の深刻な分断を招きかねない。

くじ引きが合理的

弁護士の北村晴男氏は「結論ありきで制度設計するから馬鹿げたことになる。裁判所が姓を決めるぐらいなら、調停委員の面前でのくじ引きの方がまだ合理性がある」と指摘する。

夫婦を同姓とする現行の法規定が違憲かどうか争われた訴訟で、最高裁大法廷は平成27年、「夫婦や子供が同じ姓を名乗ることには合理性がある」と判断した。

さらに「家族は社会の自然かつ基礎的な集団単位と捉えられ、その呼称を一つにするのは合理的」と続けており、この判例は令和3年の大法廷決定でも維持された。

この決定では、女性の有業率や管理職に占める割合、別姓導入に賛成する人の割合増加など27年以降の状況を踏まえた上でなお「判断を変更すべきものとは認められない」と結論付けている。

新たな人生が始まる

この間も、公的資格などを含む旧姓使用の拡大は進み、日常生活の煩わしさは改善されつつあるが、最近の訴訟では、より一層「改姓の喪失感」「精神的な負担」が強調されるようになった。

昨年3月に提起された訴状では、現行法の婚姻は、いずれかの姓を変えるか、諦めるかの「過酷な二者択一」を迫っていると指摘。「家族の在り方や国民意識の多様化」が進み、別姓を認めないことの合理性はないと主張している。

もちろん個人のアイデンティティーは大切だが、子供にしてみれば「強制的親子別姓」となり、共通のファミリーネームがなくなれば家族としての同一性は失われることになる。

家族法に詳しい長崎大学の池谷和子准教授は「夫婦間だけではすまない話だ。嫁姑の確執もひどくなるだろう」と危惧する。孫の名字をめぐって双方の祖父母が争いになる可能性もある。

また、同一世帯に2つの姓が混在する状況は、戸籍への影響も懸念される。国士舘大学の百地章名誉教授は「戸籍は『家族の一体性』と『家名・家系の一系性』を表す。わが国が長年維持してきた戸籍制度の解体につながる」と警鐘を鳴らす。

[全文は引用元へ…]

以下X(旧Twitter)より

【産経ニュースさんの投稿】

引用元 https://www.sankei.com/article/20250105-2O4UALZDWVL47IYBPVXR6AKEKM/

みんなのコメント

  • 国防のための法律が先なのに… こんな戸籍破壊法なんて、 日本人に帰化してなりすましたい人しか 得しないでしょ それより国防・国益に関わる、 スパイ防止法をはやく
  • 障害児が産まれたら自分の姓をつけたくないことが起こるんじゃない?未熟な人に選択肢なんか与えなくていいよ。今でも妻の姓に統一したっていいんだから
  • 普通に考えて子供の姓をくじ引きにするとかおかしいと思わないのだろうか。 旧姓使用でなんら問題がないのに、別姓に異様に固執するのは日本人のための制度でなく今後中国からの移民をさらに増やしたいからではないのか。 こんなことに金や労力を使うなどやめてもらいたい
  • 基本別姓の中国や韓国では父親の姓に自動的になるからなあ。 別姓って父系前提の制度だし
  • 戸籍破壊制度は日本にいらない。 中韓と同じ劣化した制度になぜしたがるのか、
  • 「相手と一体になったような喜びを感じる」 戸籍制度云々の理屈よりこれだよ、おなじ一つの家族になる、産まれてくる子どもも。 臭いセリフだけど、それが家族の絆を深める。 別姓叫んでる奴は、相手に対する信頼、子どもへの愛情など微塵にも無いよ
  • だいたい、家庭裁判所だって、どういう理由でどちらの姓に決めるんだって話ですね。子の親権の時のこれまでの実績みたいなのと話が違うわけだし
  • こういう点については議論が重ねられてるかと思ってましたが…まさか裁判でとか、立憲は狂ってる
  • 浅はかでデタラメな案だよね
  • はは、弁護士のお仕事を増やしてあげるわけだ
  • 理由浅くね? それにほんまの世論か?
  • 息子の嫁が気に入らなくても 嫁だけ別姓が家族内で可能になり 嫁は苗字呼びでも差し支え無くなります お手伝いさんがいるところは嫁なのかお手伝いさんなのかわからない状況にだって法律で可能なのです すでに100%の会社では旧姓の使用が可能なので社会ではなくただ単に家族内での問題が増えます
  • こんなふざけた法律は要らない・⌒ ヾ(*´ー`) ポイ 選挙で立憲民主党を倒そう!
  • 要するに、立憲はいつものトンデモ法案。論ずるにも値しない。 >では、立憲民主党が令和4年に野党と共同で国会提出した選択的夫婦別姓の民法改正案はどのような内容だったのか。子供の姓については「出生の際に父母の協議で定める」としており、一致しない場合は「家庭裁判所は、父又は母の(略
  • 「選択的」でごまかしながら、目的は日本の強みである家族の一体感と教育力の弱体化。帰化人や移民の出自をわからなくして人口侵略国家
  • いっそのこと苗字なくしたらいいかも。住んでるとこを前につけて「御徒町の太郎です」とか。みんなマイナンバー持ってたら問題ない
  • ほらね?夫婦別姓だと子供の姓で家裁が出てくる羽目になるんだよ 個人の権利だの平等だの唱えているけど産んだ子供は自分の権利やお気持ちより優先順位が下なわけよ 毒親にしか思えない、いや、毒親だよ 嫌悪感しかない 選択的夫婦別姓は毒親被害児製造システムだね #選択的夫婦別姓は強制的親子別姓
  • そんなに婿入りするの嫌なの?
  • 無暗に別姓にしなかった結果特におおきな問題がなかったのだからする必要はない むしろ懸念点ばかり出てきて国民の為にならない 多少妥協すらする必要なく選択的夫婦別姓は日本に必要ない #夫婦別姓断固反対
  • 家族の分断。 それこそ夫婦別姓推進派の目標です。 同性婚の制度化もその一つです。 そして戸籍の破壊につなげる
  • そもそも夫婦が別姓を選んで生まれた子供の名前で揉めるかも?って夫婦になるべですかね? お互いを尊重したのに子供の名前でお互いを尊重出来ないなら別姓夫婦の弊害。 別姓の後問題があるのわかっているなら進める立憲は浅はかだね。 今のままが子供にとって最高の法律だよ
  • それが狙いなんだろうな〜
  • 確か性別も家庭裁判所で変更認定されてませんでしたっけ? 国の根幹に関わることを家裁に決めさせていいことではないのに、家裁に権限持たせるというのがコツなんでしょうね。実質的に力持たせて国を崩す。 腹黒いですね。で、騙されると馬鹿ですね
  • なんで裁判所なんだよ。裁判官だってどっちがって正直わからんだろ。いつも丸投げで決めらんなかった民主党政権そのものだ
  • 「子はかすがい」のはずなのに、子供が出来た瞬間からこんな面倒臭い事になるなら「子供なんて要らない」と言い始める人が増えそう
  • 家族固有の私的なアイデンティティすら2人で決められない夫婦が夫婦と言えるのかね。 最後は国にくじ引かせるしかないとか、バカなのかと
  • 立民が いかに有害な政党かということの明らかなエビデンス。外交 経済含め自公の惨憺たる政治を正すどころか さらに悪政を推進しようというのだ。百害のみ一利もない政党は国民のちからで消滅させよう
  • くだらん諍いの種まきやな。そもそもこれから結婚する若年層が望んでないやん。人権屋どもに阿るべきでない

編集部Bの見解

選択的夫婦別姓制度をめぐる議論は、日本社会にとって重要な問題です。この制度は個人の自由や多様性を尊重する一方で、家族や戸籍制度への影響について多くの懸念が示されています。

特に、子供の姓をどうするのかという点では、「家庭裁判所が決める」という案が提示されており、これが新たな家族内トラブルの火種になる可能性が指摘されています。例えば、出産後に意見が変わった場合や、祖父母を巻き込んだ対立に発展するケースも考えられます。

また、夫婦別姓制度によって、家族としての一体感が失われるのではないかという声も根強くあります。内閣府の調査では、別姓による子供への心理的負担や親との違和感を懸念する人が多い結果が示されており、制度導入には慎重な対応が求められています。

さらに、現在の日本では旧姓使用の拡大が進んでおり、実生活での不便さは大幅に解消されつつあります。そのため、制度変更ではなく、現行制度の改善で十分対応できるのではないかとの意見もあります。

法律や制度の改正は、国民の理解と合意を得ることが重要です。家族制度は社会の基盤であり、その改変には慎重な議論と十分な準備が求められます。特に、戸籍制度を維持しつつ、現代社会のニーズに合わせた柔軟な対応を進めることが、日本社会の安定と発展につながるでしょう。

今回の議論は、家族の在り方や日本社会の価値観を見つめ直すきっかけとなるべき問題です。個人の尊重と社会の安定を両立させる道を慎重に模索する必要があります。

執筆:編集部B

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