ヤフーによると…
タレントの恵俊彰が18日、メインMCを務めるTBS系「ひるおび」に生出演。17日に投開票が行われた兵庫県知事選で当選した斎藤元彦氏について持論を展開した。 番組では斎藤氏について、SNSでの盛り上がりが当選に寄与したとの分析を展開。これを受け、恵は「ネットの特性というのもあって、一つの疑問が、イヤな人だと思っていたのが、ワンシーンだけ良いシーンを見ると、不良の子がおばあちゃんをおんぶして歩いていると、本当はいいやつかもと余計に思ったりする瞬間があるじゃないですか」と指摘した。 さらに「斎藤さんが、完全に悪人だったのが、違うかもしれないって一旦ネットで出始めると、自分が求めている商品が次から次に提示されるように、似たような情報が山のように降ってくると、それをどんどん見ているうちに、(意見が)変わってくるってことがあるかもしれませんよね」と私見を続けた。 この意見に、政治評論家の田崎史郎氏は同意し「(人は)どうしても見たもの信じますから、メディアの方も、さまざまな情報が流れてるときに、ちょっとこの情報はおかしいですよとツイッター(現X)で出したりした方がいいのかもしれませんね」と発言。「選挙期間中に『それは違う』『それはいい』っていうのは、紙面で書くのは難しいかもしれませんけど、ツイッターとかYouTubeで出すことは可能なわけだから」と主張した。
[全文は引用元へ…]
以下X(旧Twitter)より
【Japannewsnaviさんの投稿】
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/c10810082bf9230bb4f0562c0c3052e02ce54a5e
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編集部Aの見解
兵庫県知事選挙で当選した斎藤元彦氏について、タレントの恵俊彰氏が「ひるおび」で展開した意見は、現代の選挙や政治のあり方について考えさせられる内容でした。特に、SNSの影響力が選挙結果に大きく関わるようになった現状を踏まえた指摘には、多くの人が共感できるのではないかと思います。
SNSが選挙に与える影響については、近年ますます議論が活発化しています。恵氏が述べたように、「ある一場面だけを見ることで人の印象が変わる」という現象は、SNSの特徴を如実に表しています。一瞬の「良いシーン」が拡散されると、それが全体のイメージに影響を与えることは確かです。SNSでは多くの情報が瞬時に拡散され、そこに感情が乗ることで、候補者のイメージがポジティブにもネガティブにも大きく変わる可能性があります。
斎藤氏の場合、SNSでの支持が当選に寄与したとの分析がありますが、それは時代の変化を象徴する出来事といえます。選挙活動がこれまでの街頭演説やポスターだけでなく、SNSというデジタルの場でも展開されている現在、政治家はより多面的なスキルを求められるようになっています。特に、短い動画や投稿が人々の印象を大きく左右する点を考えると、SNS戦略がいかに重要であるかが分かります。
ただし、この現象には注意が必要です。SNSのアルゴリズムが特定の情報を繰り返し提示することで、意見が変わるという恵氏の指摘は、フィルターバブルやエコーチェンバーの問題を思い起こさせます。人々が自分にとって都合の良い情報や、信じたい情報ばかりを目にするようになると、偏った見方が強化されるリスクがあります。その結果、事実と異なる情報が信じられるようになる可能性があるため、メディアリテラシーが非常に重要になってくるのです。
さらに、田崎史郎氏が言及したように、メディア側もSNSを活用して「これは間違っている」と指摘する姿勢を取るべきだという意見には一理あります。SNSは、情報を発信するだけでなく、誤情報や偏見に対して即時的に対応するためのツールとしても機能します。しかし、そこでの問題は「誰が正しい情報を提示するのか」という点です。情報の信頼性や中立性を保つのは容易なことではなく、むしろSNSの情報は混乱を助長することもあるため、慎重な運用が求められます。
また、SNSが選挙結果に与える影響を考えるとき、選挙期間中の情報発信の規制や、その範囲についても議論が必要だと思います。現状では、選挙期間中に候補者がどのような情報を発信できるかに関する規制が明確ではありません。一方で、紙媒体の新聞やテレビには一定の制約があります。このような状況が続けば、SNSが選挙戦での不平等を助長する可能性があります。そのため、デジタル時代に即した新たな選挙ルールを整備することが求められるのではないでしょうか。
私自身、今回の斎藤氏の当選やSNSの影響について考える中で、情報を正確に理解し、冷静に判断する力の重要性を改めて感じました。選挙は民主主義の根幹を支える重要なプロセスであり、そこに影響を及ぼすSNSの役割を軽視することはできません。しかし、それと同時に、SNSがもたらす課題を直視し、解決策を模索する努力が必要です。
最後に、このような時代の変化を受け入れつつ、より透明性の高い選挙運営と情報提供を目指すべきだと感じます。SNSが選挙や政治の舞台で果たす役割は今後ますます大きくなるでしょう。その中で、国民一人一人が正しい情報に基づいて判断できるような環境を整備することが、これからの政治の在り方を考える上で重要なテーマになると思います。
執筆:編集部A
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