銅線買い取り店を一斉捜索=タイ人窃盗団が盗品持ち込み―警視庁

時事通信によると…

太陽光発電所の銅線ケーブルを狙うタイ人窃盗団が摘発された事件で、警視庁捜査3課は18日、盗品等有償譲り受け容疑で、ケーブルの売却先だった栃木、茨城両県の金属買い取り店4店を家宅捜索した。同課は、盗品と知りながらケーブルを買い取った疑いがあるとみて調べる。

 同課は10月までに、群馬県嬬恋村と東京都日の出町の太陽光発電所で銅線ケーブルを盗んだとして、タイ人窃盗団のメンバー7人を逮捕した。

 同課によると、窃盗団は1都7県で100件以上の銅線窃盗に関与し、そのほとんどを4店舗に売却。2~6月に少なくとも80回持ち込み、計約4600万円を得たとみられる。


 メンバーの一人は4店舗について、「盗品と知りながら買い取ってくれた」という趣旨の供述をしているという。

 古物営業法は切断された銅線ケーブルについて、取引相手の身分証明書の確認や取引記録の保存を買い取り店に義務付けていない。そのため、盗品と知りながら身分確認をせずに買い取る業者もいるとみられ、捜査幹部は「法の網を擦り抜ける悪質な業者をなくさなければならない」と話す。 

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以下X(旧Twitter)より

【Japannewsnaviさんの投稿

引用元 https://news.line.me/detail/oa-jiji/u99enore124v?mediadetail=1&utm_source=line&utm_medium=share&utm_campaign=none

みんなのコメント

編集部Aの見解

太陽光発電所の銅線ケーブルを狙ったタイ人窃盗団の摘発と、彼らが盗品を売却した金属買い取り店への捜査が行われたというニュースに、深い憤りを感じました。この事件は、単なる窃盗の問題を超えて、日本社会の法規制や防犯体制の甘さを浮き彫りにしているように思います。盗品の流通を可能にしてしまう仕組みを改善しなければ、こうした犯罪は繰り返される可能性があります。

まず、タイ人窃盗団が1都7県で100件以上もの窃盗事件に関与し、合計4600万円もの利益を得ていたという事実に驚きを禁じ得ません。彼らがこれほど広範囲にわたり活動できたのは、日本の防犯体制に弱点があるからではないでしょうか。特に、太陽光発電所のように広大な敷地を持つ施設では、監視カメラや警備員の配置が十分でないことが多いと言われています。そのような環境が、犯罪者にとって格好のターゲットとなったのでしょう。施設管理者や自治体は、この点について早急に対策を講じる必要があります。

また、盗品を買い取ったとされる金属買い取り店の問題は、さらに根深いものです。法律では、切断された銅線ケーブルについて、買い取り業者に対して取引相手の身分証明書の確認や取引記録の保存が義務付けられていません。この抜け穴を悪用する業者がいることが、窃盗団の活動を助長しているのです。もし業者が身分確認を徹底していれば、盗品が簡単に売却されることはなかったかもしれません。

一方で、古物営業法の規制が甘いことも問題の一因です。この法律は、個人取引が主流だった時代には適していたかもしれませんが、現代のように盗品が組織的に流通する時代には不十分です。捜査幹部が「法の網を擦り抜ける悪質な業者をなくさなければならない」と語った通り、法改正を含めた抜本的な対策が求められるでしょう。特に、身分確認や取引記録の保存義務を銅線ケーブルなどの高価な金属取引にも適用すべきだと感じます。

さらに、盗品を買い取る業者の倫理観にも疑問を抱かざるを得ません。ニュースでは「盗品と知りながら買い取ってくれた」という供述があると報じられました。こうした業者の存在は、犯罪の温床となるだけでなく、地域社会の信頼をも揺るがします。法的な規制が緩いことを理由に、盗品を買い取る行為を正当化するのは許されるべきではありません。業者自身がモラルを持ち、犯罪に加担しないという意識を持つべきです。

また、この事件を通じて感じたのは、犯罪の国際化とその対策の難しさです。窃盗団のメンバーが外国人で構成されていたことからもわかるように、犯罪者が国境を越えて活動するケースが増加しています。このような状況に対処するためには、警察や自治体だけでなく、国際的な協力が不可欠です。特に、入国管理の厳格化や外国人労働者の適正な受け入れ体制の構築が重要だと考えます。

一方で、犯罪の背景に目を向けることも必要です。窃盗団のメンバーがタイ人であったという点から、彼らが日本での生活に困窮していた可能性も考えられます。もちろん、どのような理由であれ犯罪は許されません。しかし、犯罪の動機を明らかにし、それを防ぐための社会的な支援や政策も考えるべきだと思います。

今回の事件が示すのは、防犯体制の強化や法改正の必要性だけではありません。私たち一人ひとりが日頃から危機意識を持ち、地域社会全体で犯罪を防ぐ努力をすることが求められています。特に、盗品が身近な場所で流通している可能性を考えると、地元の業者や商店に対する監視も重要です。自治体や警察が主導するだけでなく、地域住民が協力し合うことで、犯罪の抑止力を高めることができるでしょう。

この事件をきっかけに、銅線ケーブル窃盗や盗品流通の問題が社会的な注目を集め、より良い対策が取られることを期待しています。犯罪の根絶には、法改正や取り締まりの強化だけでなく、社会全体の意識改革も必要です。私たちは、このような事件が二度と起こらないように、問題の本質を考え、行動するべきだと感じます。

執筆:編集部A

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