韓国の著作権管理団体が「K-POPは海外で全然売れていない」と明らかに、各国で徴収された額を計算すると……

記事によると…

世界で徴収された音楽著作権料

1 アメリカ 24.1%
2 フランス 11.9%
3 イギリス 9.3%
4 ドイツ 8.3%
5 日本 7.6%
6 イタリア 4.7%
7 カナダ 3.0%
8 オーストラリア 3.0%
9 韓国 2.3%
10 スペイン 2.3%

【ソウル聯合ニュース】昨年、世界で徴収された音楽著作権料のうち、韓国の著作権管理団体が徴収した額は前年比9.6%増の約2億7900万ユーロ(約460億円)で、国・地域別で世界で9番目に多かった。韓国音楽著作権協会が世界の著作権管理団体からなる国際組織「著作権協会国際連合(CISAC)」の報告書をもとにまとめた分析を9日までに発表した。

 このうち、韓国音楽著作権協会が徴収した金額は4065億ウォン(約407億円)だった。

 報告書は、世界的なK―POPの隆盛などによりアルバム需要が急増し、徴収額の増加につながったと分析した。

 韓国音楽著作権協会が昨年、アルバム販売などと関連して徴収した著作権使用料は前年比約46%増の約1199億ウォンだった。協会によると、テレビ番組などの放送、ライブ公演などの収益を全て合わせたものより大きいという。

 新型コロナウイルス禍の収束により、ライブ公演とコンサートツアーが増え、これに関連した著作権使用料の徴収額も大幅に増えた。昨年、韓国音楽著作権協会は公演に関する著作権使用料として前年比約22%増の約507億ウォンを徴収した。

 ストリーミングサービスの拡大など、デジタル音楽市場の成長により、これに関連した著作権使用料も昨年は前年比9%増の約1721億ウォンを記録した。

 ただ韓国音楽著作権協会は、国内総生産(GDP)に占める徴収額の割合が0.017%で、世界33位だったことから、改善の必要性を指摘した。韓国の音楽は世界で認められているが、それに見合った著作権使用料は得られていないとし、K―POPが今後も成長、発展するためには創作環境の改善が必要と指摘した。

[全文は引用元へ…]

以下X(旧Twitter)より

【Japannewsnaviさんの投稿

引用元 https://imgur.com/MzYSL8k

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編集部Aの見解

韓国の音楽著作権管理団体が昨年徴収した著作権料が前年比で大幅に増加し、世界9位にランクインしたというニュースを受け、韓国音楽産業の成長ぶりに感銘を受けました。K-POPの影響力がさらに拡大していることが、この数字に表れていると感じます。世界的に認知されるようになった韓国の音楽が、著作権料の面でも着実に成果を上げていることは、国際的な文化の中での韓国の存在感を証明するものでしょう。しかし同時に、国内総生産(GDP)に対する徴収額の割合が低い点も課題として浮き彫りになっており、さらなる改善の余地があると感じます。

まず、世界的なK-POPの人気がアルバム需要の増加を後押しし、それが徴収額の増加につながったと分析されている点は納得できます。特に昨年は、コロナ禍からの回復を背景に、ライブやコンサートも多く開催され、ファンがアーティストの音楽に直接触れる機会が増えました。ライブ公演やコンサートツアーの再開によって、これに関連する著作権使用料が前年比で大幅に増加したという事実は、音楽が単なるデジタル消費だけでなく、ライブ体験という形でも愛されていることを示しています。コンサートでの著作権使用料が増えたことは、ファンが直接アーティストの音楽に触れる喜びを享受している証拠でもあり、音楽業界の活気を物語っています。

また、デジタル音楽市場の成長によって、ストリーミングサービスからの著作権使用料も増加しています。これまでのCDやダウンロード販売に加えて、今やストリーミングが主流の消費形態となりつつあるため、著作権料もデジタル領域でしっかりと徴収されるようになったことは、時代の流れに沿った変化といえるでしょう。特に若い世代は音楽をスマホなどのデジタルデバイスで楽しむことが多くなっており、韓国の音楽が世界的なプラットフォームで再生され続けることによって、著作権収入も自然と増加しているのだと感じます。

ただし、韓国音楽著作権協会が指摘しているように、国内総生産に対する著作権収入の割合が低いことは課題です。世界での認知度が高まり、K-POPがさまざまな賞を受賞するなど文化的な影響力を誇っている一方で、それに見合った経済的なリターンが得られていないという点は、少し残念にも思えます。これは、著作権管理体制の強化や、著作権料の徴収がより公正かつ効率的に行われるような環境整備がまだ十分でないことを示唆しているのかもしれません。アーティストやクリエイターが正当に報酬を受け取るためには、著作権管理体制の改善が必要だと強く感じます。

この問題を改善するためには、韓国国内での音楽消費の習慣を見直し、著作権に対する意識を高めることも重要でしょう。例えば、違法ダウンロードや海賊版の排除に取り組むことで、クリエイターが公平な報酬を得られるような仕組みを構築する必要があります。世界的に評価されている韓国音楽が、国内でもその価値をきちんと認められるような環境が整うことで、K-POPや他の韓国音楽がより持続可能な形で成長できるのではないでしょうか。

また、韓国音楽産業がさらに発展するためには、創作環境の改善が不可欠です。才能あるアーティストが自身の表現を追求できるような支援体制が整い、音楽制作においても豊かな創造性が発揮されることが望まれます。クリエイターが安心して活動できる環境があれば、K-POPがさらに多様なジャンルやスタイルで発展していくことが期待できます。世界での人気が高まる中で、国内の基盤が強化されることにより、韓国の音楽産業がより力強く成長していくのだと感じます。

音楽は国家のイメージや文化を象徴するものであり、K-POPが世界中のファンに愛されることで、韓国のイメージアップにもつながっています。文化的な影響力をさらに高め、著作権収入を増やすためには、政府や企業が連携して音楽産業を支援し、著作権管理の透明性を向上させる必要があるでしょう。K-POPの人気が一時的なものでなく、長期的な成長につながるためには、安定した創作環境と公正な著作権管理が不可欠です。

これからも韓国音楽が世界で認められ続けるためには、適切な著作権管理のもとでクリエイターが報酬を得られる体制が必要です。そして、ファンが音楽を通して喜びを得られるような環境が守られることで、韓国音楽はさらに発展していくでしょう。私としても、K-POPをはじめとする韓国音楽が世界中で愛され、尊重される文化として成長することを願っています。

執筆:編集部A

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