トラック運転手に外国人が増えた理由
トラック運転手の残業規制が強化され、物流業界の労働力不足が懸念される「2024年問題」が4月、いよいよ本格化する。家族帯同の永住が可能になる外国人の在留資格「特定技能2号」も拡大され、技能実習生は「人材確保・育成」が目的の新制度に移行する。
後に振り返れば、2024年は日本が外国人政策を根本的に転換した「移民元年」となる可能性がある。今年何が起きるのか。それも静かに-。元日の本日から5日連続で掲載します。
○×式、7割正解で合格
上越新幹線高架近くの田園地帯に広がる埼玉県運転免許センター(鴻巣市)。数カ月前に来日した同県内に住む40代のベトナム人女性は昨年暮れ、祖国の運転免許を日本の免許に切り替える「外国免許切替」のテストに合格した。
実技は2度目だが、筆記は一発合格。さぞ勉強したのかと思うと、「問題がベトナム語だったから」。しかも常識的な○×式の10問のうち7問正解で合格する。女性は日常会話も含め日本語はほとんどできなかった。
出入国在留管理庁によると、わが国在留の外国人は300万人を超え過去最多を更新中。「技能実習」や「特定技能」などが伸び、就労目的の中長期滞在者が増えた。
東京では19カ国語
警察庁によると、運転免許保有者も10年前の1・5倍の約108万人に増加。在留外国人の免許は日本人と同様、教習所へ通ったり国際免許を取ったりするなどの方法もあるが、近年は「切り替え」が主流だ。令和4年は新たに全国で約5万人がこの制度を使って日本の公道でハンドルを握れるようになった。背景には在留外国人の増加に伴い、テストの多言語化が急速に進んだことがある。警視庁によると、東京都で現行の外国免許切替の制度が始まったのは平成6年。当初は英語、中国語など7カ国語だったが、現在はタイ、トルコ、ミャンマーなど19カ国語に増えた。埼玉でも9カ国語での受験が可能だ。
これは、トラックなどを運転するための大型、中型、準中型免許もほぼ同様だ。祖国で類似の免許を取得していれば比較的簡単に日本での運送業務などが可能になる。準中型以上の切り替えは令和4年で約1500人、過去20年間で約1万2千人にのぼる。
住民票の移し替えも
タクシーやバスなど客を乗せる運転に必要な「2種免許」でも多言語化の流れは進んでおり、警察庁は今春から外国語での試験を可能にする。近く各都道府県警に20言語に翻訳した問題例を配布するという。先のベトナム人女性の交付手続きなどを代行していた日本人支援者の男性によると、地方では受験可能な言語がまだ少なく、埼玉に住民票を移して免許を切り替えるベトナム人もいるという。
男性は「日本の車が右側か左側通行か分からない外国人もおり、最近は教習所で一時的に練習して実技に臨む人もいる。埼玉の教習所は今、ベトナム人がすごく多い」。
引用元 https://www.sankei.com/article/20240101-BX5DIWIDPNPPVIKUMF6T4SEMIM/
みんなのコメント
- 酷いなこれ。10問中7問正解で合格?意味あるかな?
- 「○×式の10問のうち7問正解で合格」はふざけすぎw
- 日本語わからんやつに標識がわかるんか?
- 任意保険加入はマストですよね?
- 移民政策絶対に反対
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