レコードチャイナによると…
中国・雲南省保山市騰衝市のホテルが日本人の宿泊を拒否した。
報道によると、騒動があったのは6日。中国人女性が日本人を連れて同市内のホテルにチェックインしようとしたところ、ホテルのスタッフに「騰衝市では日本人は一切受け入れていない」などとして宿泊を拒否。女性が不満をまくしたてると、スタッフは警報を鳴らして「出て行け」と言い放った。
現地メディアの記者が8日に同ホテルに取材したところ、担当者は「騰衝市では以前からこうだった。政府の規定ではないが、騰衝人ならみんな知っていること」「(同ホテルの)星(等級)が基準に達していないので、香港、マカオ、台湾と中国の客しか受け入れられない」と説明した。
中国のネットユーザーからは「ホテル名を教えろ。ぜひ泊まりたい」「星が基準に達していたとしても日本人は受け入れないけどね」「きっと日本人客が過去に良からぬことをしたのだろう」「民族主義を支持するわけではないが、日本に対しては何をしてもやりすぎということはない」「なぜこの女性は日本人の側に立っているのか」「日本人はなぜ嫌われるか反省しなさい」「南京も見習うべき」といった声が多数上がった。
また、「ホテルにはそれぞれ規定がある。わざわざそれを破らせることはないだろう。日本にも中国人お断りの店はある」「外国人を受け入れるには一定の条件がある。これは決まりだ」「受け入れるか否かはホテルの自由」「嫌なら来なければいいだけ」「基準に達していないというのだから仕方がない。何か起きた時に責任を取るのは客ではなくホテル側」などの声も寄せられている。
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以下X(旧Twitter)より
【Japannewsnaviさんの投稿】
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編集部Aの見解
中国雲南省騰衝市で日本人の宿泊が拒否された件は、日本と中国の間に存在する複雑な感情や関係性を浮き彫りにしているように感じます。報道によると、日本人が中国人女性と一緒にホテルを訪れたところ、「騰衝市では日本人を一切受け入れていない」として宿泊が拒否され、さらにスタッフは警報を鳴らして「出て行け」と強く主張したということです。これが単にホテル側の判断なのか、あるいは地域的な事情や背景が影響しているのか、興味深いポイントです。
この対応が中国政府の規定によるものではなく、あくまで「地域の通念」として存在しているとホテル側は説明していますが、それでも日本人としてはやはり驚きを隠せません。特に、国際的に観光業が発展し、人と人との交流が盛んになる時代にあって、一部の地域で特定の国籍を拒むような対応がなされるのは、時代錯誤にも感じられます。
一方で、この件に対する中国国内の反応にも、さまざまな意見が寄せられており、その多くが日本に対する否定的な感情を示している点にも注目せざるを得ません。中国のネットユーザーの中には「民族主義を支持するわけではないが、日本に対しては何をしてもやりすぎということはない」との声も見られ、歴史的な感情がいまだ根強く残っていることを感じさせます。こうした反応は、過去の出来事がいまだに人々の心に影響を及ぼしていることを示しており、日本と中国の相互理解がいまだ進んでいない部分もあると考えさせられます。
また、一部では「日本にも中国人お断りの店がある」といったコメントも見られました。確かに国や地域によっては、さまざまな事情から特定の国籍を制限するケースもあるかもしれませんが、それでもこのような選択が適切かどうかは議論の余地があるでしょう。国際社会において、観光業は人々をつなぐ役割を果たすものであり、こうした制限がかえって誤解や対立を生むこともあるため、慎重に考える必要があると感じます。
さらに、このような状況で注目すべきなのは、現地でのホテル業界の基準や許可条件についてです。今回のホテル側は、「星(等級)が基準に達していないため、香港、マカオ、台湾などの中国本土以外の中国人以外の外国人を受け入れられない」と説明しており、こうした基準が背景にある場合には、ある程度の理解が必要かもしれません。安全面や管理体制が整っていない場合、責任を取るのが難しいというホテル側の立場も理解できます。
この件を通じて感じるのは、日本と中国との相互理解や国際観光業のあり方について再考の余地があるということです。観光やビジネスで訪れる外国人に対しても、平等な扱いが望ましいのは言うまでもありませんが、地域ごとの事情や文化も理解する必要があるでしょう。人々が異文化を理解し、交流を深めることが真の国際社会の一員としての姿であるはずです。
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