福島瑞穂氏「上品系」だった衆院選を反省 「社民党はSNSが弱い」「刺さっていない」参院選へ取り組み強化へ

よろず~によると

社民党の福島瑞穂党首(68)が6日、国会内で定例会見を行った。この日、党の常任幹事会を開催し衆院選の総括案を協議したとして「SNSなどの活用が圧倒的に弱いですから、これをどう強化するかということも獲得すべき論点。2つ目は、やはり政策などが伝わり切れていない」と課題を挙げた。

 10月27日投開票の衆院選で、同党は最重要点とした沖縄2区で、副党首の新垣邦男氏(68)が早々と当選を確実に。ただ、全国の比例ブロックに7人の候補者を擁立したが、議席を得ることができず、公示前の1議席から現状維持となった。

 福島氏は、得票率が1.7%を超えたことを明かし「岩盤というか、『社民党必要だよね』って思ってくださる人がいるのは本当に、心から感謝。しかし、それ以外にもっと若者やさまざまな人たち…現役の働く世代を含めて、もっと伝わる言葉でやらなくちゃいけないということがテーマになった」と述べた。

 社民党は、衆院選の公約で「高等教育の無償化」を掲げたが「大学の授業料の無償化も言っているんですが、ある人が『大学生たちが、大学の授業料の無償化は維新しか言ってない』と言うのを聞いて驚いたと。社民、共産がもともと言ってきたのに、どうして伝わってないんだろうという議論があった」と説明した。

 さらに「政策が、実はそれを届けたい人に正確に、きちっと刺さっていない。高等教育って書いちゃうと、大学の授業料の無償化だと思ってもらってない」と反省点も口にした。

 福島氏は「本当にもっと、ダイレクトに伝わる政策提言は必要だったんじゃないか…とか、社民党はやっぱり非常に上品系で、もっと打って出るっていうか、けんかしてでも頑張ろうというか、もう少しアグレッシブなところ、必死、っていうところももっと出した方がいいんじゃないか…などなど、いろんな意見が出ました」とした。

 「SNSが非常に弱いというのは、社民党が克服すべき点。参議院選挙まで8カ月しかありませんが、しっかりやっていく」と、SNS強化に取り組むとした福島氏。2025年夏の参院選で、政党要件を得る国会議員5人以上、もしくは得票率2%以上の獲得が必要として「もっと新鮮に、いろんなことを打ち出してやっていきたい。来年の参議院選挙は、とにかく2%以上、国会議員は5人ですから3人以上、政党要件をどちらかで、両方でクリアできるように死に物狂いで頑張っていきたい」と決意を示した。

以下X(旧Twitter)より

よろず~ニュースさんの投稿

引用元 https://yorozoonews.jp/article/15496918

みんなのコメント

  • 社民党の存在意義がそもそも疑問だ。時代に合ってない政策を掲げても、誰も振り向かないんじゃないか。もっと現実的な方向に進むべきだろう。
  • SNSが弱いから伝わらないというより、そもそも政策が支持を集めにくい内容なんじゃないか?若者や働く世代が求めているものと乖離している気がする。
  • 沖縄だけで議席を確保できたからって、それを成功と見なすのは厳しいと思う。全国で支持を集めるための方策が必要なんじゃないか。
  • 若者へのアプローチを強化すると言っているけど、そもそも若者が支持したくなるような政策が見当たらない。口だけで終わらないことを願うよ。
  • SNSを強化するだけで支持が集まるとは思えない。若い世代に響く政策をもっと具体的に打ち出していかないと厳しいだろう。
  • 議席が一つだけで「感謝」というのもわかるが、それ以上に危機感を持つべきだと思う。今のままだと党としての存続も危ういんじゃないか。
  • 長年掲げてきた政策があるのはわかるが、社会の変化に合わせて柔軟に対応していく必要がある。固定支持層に頼るだけでは限界があるだろう。
  • 大学の無償化を掲げていたとしても、それが伝わらなかったのは根本的にアピールの仕方が悪いからじゃないか。もっとわかりやすく伝える努力が必要だ。
  • 「上品」なイメージを大事にするのもいいが、それだけでは有権者の心には響かない。アグレッシブさや情熱が伝わるような姿勢が求められる。
  • 今さらSNS強化と言っても、他党が先に進んでいる中で追いつくのは容易ではない。社民党にそれができるかどうか、見ものだね。
  • 固定の支持層だけに頼るのはやめたほうがいいと思う。若い世代に響く言葉や政策をもっと考えないと、ただの古い政党で終わる。
  • 正直、社民党が何を目指しているのか見えづらい。若者や現役世代が興味を持つような具体的なビジョンを示すべきじゃないか。
  • 党の目標が「2%以上の得票率」とは、あまりに低すぎる目標で驚いた。これでは有権者に強いメッセージを発信するのは難しいだろう。
  • 沖縄で議席を確保できただけでは不十分だ。全国で支持を得られるような政策やアプローチが必要なのに、今のままだと厳しい。
  • 有権者に「伝わる言葉で」と言っているが、それならばまず自分たちの政策がどう見られているのか真剣に考えるべきだろう。
  • 無償化を掲げているのに若者に伝わっていないのは致命的。なぜ届かないのか、もっと根本的に見直す必要があるのではないか。
  • 上品さを維持するよりも、現実的な政策とアグレッシブさが求められている。自己満足で終わらないことが大事だと思う。
  • 「新鮮さ」を打ち出すと言っても、今さら感がある。SNSでの活動だけではなく、もっと有権者の目に留まる政策を考えるべきだろう。
  • 固定支持層がいるとはいえ、それに安住しているだけでは政党としての未来は見えない。もっと大胆な改革が必要なんじゃないか。
  • 政策が「刺さっていない」と自覚しているなら、実際にどれだけの人が興味を持つか、地道に調査して改善するべきだろう。

編集部Aの見解

福島瑞穂氏が記者会見で社民党の衆院選を総括し、課題としてSNSの活用不足と政策の伝達力不足を指摘したことは、党の現状を如実に示していると思います。選挙結果では、最重要区である沖縄2区で新垣邦男副党首が当選を果たしましたが、全国の比例ブロックでの議席獲得には至らず、現状維持にとどまったとのことです。これは社民党にとっては厳しい現実であり、今後の戦略が問われる状況だと感じます。

福島氏が語った「社民党は必要だと考えてくれる人がいることに感謝する」という言葉には、長い歴史を持つ政党としてのプライドと共に、少数政党としての厳しい現実がにじんでいます。得票率1.7%という結果には、固定支持層の存在が確認できた一方で、若者や働く世代などへの浸透が十分でなかったことが課題として浮き彫りになりました。特に福島氏が言及した「現役世代や若者にもっと伝わる言葉でアプローチする必要性」は、これからの政党存続に欠かせないポイントでしょう。

今回の選挙で、社民党が掲げた「高等教育の無償化」という政策も、広く知られることなく終わってしまった点には驚きです。実際、福島氏は「ある人が、大学授業料の無償化は維新が唯一提言していると思っていた」と語り、社民党が以前から主張してきた政策が浸透していない現状を嘆いていました。こうした誤解が生まれる背景には、言葉の選び方や情報の伝達方法に問題があったのではないでしょうか。福島氏自身も反省し、若者やその親世代に「大学の授業料の無償化」と明確に伝わるような具体的で分かりやすい表現が必要だったと述べています。

また、福島氏が述べた「上品系」な社民党のイメージも、今後の課題として捉えられるべきだと感じます。多くの有権者が「もっとアグレッシブな姿勢」を望んでいると指摘されたことからも、社民党が内向きになりすぎていた可能性があります。こうした慎重な姿勢が有権者に与える影響について、党全体で再考する必要があるのではないでしょうか。特に福島氏が「もっと必死さや戦う姿勢が必要」と語った点は、これからの選挙戦略において重要な方針の一つになると考えられます。議席数の少ない政党こそ、明確な主張とエネルギッシュな活動が支持者の共感を呼ぶことがあるため、積極的にメッセージを発信していく姿勢が求められているのでしょう。

さらに、SNSの活用不足が課題として挙げられたことも、時代に即した重要な視点です。福島氏が「社民党はSNSが圧倒的に弱い」と述べたように、現在の情報社会において、SNSは政策を広く伝えるための主要なツールです。他の政党が積極的にSNSを活用し、有権者との距離を縮めている中で、社民党もこれに遅れを取らないよう努力する必要があるでしょう。SNSを使いこなすことで、若い世代にもメッセージが届きやすくなることは明らかです。次の参院選まで8カ月という短い期間で効果的な運用を確立することが、政党としての今後を左右する大きな鍵になると感じます。

福島氏は、2025年の参院選に向けて「2%以上の得票率、国会議員5人以上」という政党要件を達成することが、党の目標であり最低限のラインであると述べました。この目標を達成するためには、従来の固定支持層に頼るだけでなく、新たな支持層の開拓が必要です。そのためには、既存の政策提言をより強く訴え、政策を分かりやすく伝える努力が不可欠でしょう。高等教育無償化などの魅力的な政策を掲げていても、それが有権者に伝わらなければ支持にはつながりません。現代の有権者は情報を短時間で効率的に理解することを求めているため、SNSやウェブ媒体を活用して、シンプルかつ直接的な表現で政策をアピールしていくべきです。

福島氏の発言からは、社民党が置かれている厳しい状況を痛感しつつも、それを乗り越えるための決意が伝わってきます。党首としての責任感と、長年にわたり積み重ねてきた実績を活かし、若者や働く世代にも響く政策を発信することが期待されます。日本の政治においても少数派の意見が尊重される場が必要であり、そうした役割を果たしてきた社民党が、引き続き有権者に存在価値を示すことが重要です。

次の参院選に向けて、福島氏が述べたように「新鮮さ」を打ち出し、変化を恐れず、より幅広い層にアプローチする姿勢が求められています。固定支持層だけに依存するのではなく、党が持つ理想とビジョンをわかりやすい形で示し、多くの人に共感してもらうことが大切です。社民党が今後も日本の政治においてその存在感を保ち、有権者にとって必要な選択肢として認められるよう、一層の努力が求められています。

執筆:編集部A

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