【レジ袋】調査の結果「レジ袋有料化」は環境に逆効果だった!?政策撤廃後も戻らず…

ナゾロジー 編集部によると…

調査の結果「レジ袋有料化」は環境に逆効果だった!?政策撤廃後も戻らず 2024.11.29

現在、世界中の多くの国で、プラスチック製のレジ袋が有料化もしくは禁止されています。

日本でも2020年7月以来、レジ袋の有料化が始まりました。

今でも賛否両論の声が飛び交うこの取り組みは、私たちの行動にどのような影響をもたらしたのでしょうか。

アメリカのカリフォルニア大学リバーサイド校(UCR)に所属するハイ・チェ氏ら研究チームは、テキサス州の2つの都市で生じた「レジ袋有料化と撤廃」の影響を調べました。

その結果、レジ袋有料化は、客のプラスチック袋の購入の増加に繋がったと判明しました。

また、そのような政策が撤廃された後でも、しばらくはその「負の効果」が続くと分かりました。[全文は引用元へ…]

↓X(旧Twitter)

【himuroさんの投稿】

この愚策どうすんの?

【レジ袋】調査の結果「レジ袋有料化」は環境に逆効果だった!?政策撤廃後も戻らず…

引用元:https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/166494#google_vignette

みんなのコメント

  • 利権ばっかり通してほんま最悪やわ。 この袋有料化のせいで 紙袋まで有料便乗するお店増えて Xでは紙袋も「経費だから」とか わけわからん事になってて なんなんこの結果 結局、ゴミ袋用のビニール袋買う人増えて 全くエコじゃないよ。 店員も横柄な人いるし
  • 馬鹿馬鹿しい事に忠信した結果を受け入れろ。 とにかく戻せ
  • 万引きはやりやすくなるしアホすぎw 謝って元に戻せ!
  • 先日ローソンで肉まんあんまん買った。レジ袋買うまででもないし熱いから持ち帰り用に薄い袋に入れてくださいと言ったら、うちはその薄ビニール袋(さえ)ありませんだとさ。ケチ( ˙³˙ )セブンイレブンは入れてくれるぞ
  • 小泉親父も有料袋は怒ってたみたいだし逆効果なんだから無料に戻して下さい
  • サービスも悪くなっているし
  • レジ袋有料化は環境のためだと言われてたけど、結局プラスチック袋を別途買う人が増えて本末転倒だと思う。
  • 紙袋まで有料化する店が増えて、消費者にとって負担が大きくなるだけで何のメリットも感じられない。
  • 袋代を節約しようとして商品だけ持ち帰る人が増えたけど、見た目も悪いし不便すぎる。
  • 環境保護を名目にしてるけど、結局は店側がコスト削減のためにやってるとしか思えない。
  • 袋が有料化されてからサービスが低下していると感じる。以前は当たり前だったことが今では全部お金を取られる。
  • プラスチック削減が目的だったのに、代わりに使う紙袋も環境負荷が大きいのではと疑問に思う。

編集部Bの見解

レジ袋の有料化が環境への逆効果を生み出しているという研究結果を耳にし、改めてこの政策が本当に有効だったのか疑問を抱きました。日本でも2020年から始まったレジ袋有料化は、当初から賛否両論ありましたが、今ではその目的や効果について再考するべき時期に来ているのではないでしょうか。

アメリカのテキサス州で行われた研究では、レジ袋を有料化したことで、消費者がプラスチック袋を別途購入する傾向が増加したと報告されています。本来であればプラスチック削減を目的とした施策のはずが、結果的にはプラスチック使用量が増えてしまうという逆効果が生まれてしまったのです。さらに、政策が撤廃された後も、しばらくはその負の効果が続くという指摘は非常に興味深いものでした。これは、政策が消費者の行動に与える影響が一時的ではなく、長期的な変化をもたらすことを示唆しています。

日本でも、レジ袋有料化の影響が店舗や消費者双方に多くの問題を引き起こしています。まず、紙袋まで有料化される店舗が増えたことで、消費者は「袋を買わない」という選択をするようになりました。エコバッグを持参する人も増えましたが、一方で、商品だけをそのまま持ち帰る人も目立つようになりました。これは環境には良い影響を与えるかもしれませんが、店舗側には別の課題を生んでいます。例えば、ショップのロゴ入り紙袋を持ち歩いてもらうことで自然な宣伝効果を得ていた店舗にとって、袋の使用量が減ることは広告機会の喪失を意味します。

また、袋を有料化することで店舗のコスト削減になると言われていますが、その分消費者が負担を強いられる形になっているのも事実です。ビニール袋だけでなく紙袋にまで5円や10円を請求される現状に、多くの人が不満を感じています。袋有料化に便乗してコストを転嫁するような動きが広がり、サービスの質が低下していると感じる人も少なくありません。お店側が「経費だから」と説明していることに納得がいかないという声もよく聞きます。

さらに、袋が有料化されたことで、消費者は商品を持ち帰る際の利便性を失いました。以前は袋に入れて持ち帰ることが当たり前だったのが、今では袋を購入するか、商品だけを持ち歩くかという選択を迫られる状況です。このような変化は、消費者の行動にストレスを与え、買い物そのものの満足度を下げているのではないでしょうか。

一方で、環境保護の観点からレジ袋有料化を支持する声があるのも事実です。プラスチックごみの削減は地球環境のために必要不可欠な課題であり、それを解決するための取り組みは必要です。ただし、その方法が有効でなければ本末転倒です。今回の研究結果が示しているように、有料化によってかえってプラスチック使用量が増えてしまうのであれば、政策の効果を冷静に見直し、新たなアプローチを模索する必要があるのではないでしょうか。

具体的には、袋の有料化に代わる環境政策として、リサイクルの徹底や、バイオマス素材を使用した袋の導入、さらにはゴミそのものを減らすライフスタイルの推進といった取り組みが考えられます。日本でも一部の地域ではこうした取り組みが進んでいますが、まだ全国規模では十分とは言えません。

袋有料化がもたらした環境への影響や消費者行動の変化をしっかりと検証し、より効果的で持続可能な政策を構築することが求められています。政策が単なる「自己満足」や「利権」に終わらないためにも、国民の意見を取り入れながら、柔軟に対応していくことが必要です。

現状のレジ袋有料化には多くの課題があるものの、私たち自身も地球環境を守るために何ができるかを考え、行動していくべきだと思います。その中で、政策が私たちの日常生活に与える影響についてもしっかりと発言し、必要な改善を求めていく姿勢が重要だと感じています。

執筆:編集部B

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