【選挙速報】 名古屋市長選挙、広沢一郎氏が当選確実 河村たかし氏が後継指名、15年ぶり新市長に

中日新聞によると…

 名古屋市長選は24日投開票され、無所属新人で前副市長の広沢一郎氏(60)=日本保守党、地域政党「減税日本」推薦=が、前参院議員の大塚耕平氏(65)=自民党、立憲民主党、国民民主党、公明党推薦=や政治団体「緑の党・東海」共同代表の尾形慶子氏(67)=共産党推薦=ら無所属新人の6人を破り、初当選を確実にした。戦後の公選制導入以降では8人目、15年ぶりの新市長が誕生する。

 10月の衆院選で国政復帰した河村たかし前市長の自動失職に伴う市長選。投票率は39・63%で、前回を2・49ポイント下回った。

 選挙には過去最多に並ぶ7人が立候補。戦後最長の4期15年余り続いた河村市政の路線を「継承」するか「刷新」するかが最大の争点だった。河村氏の後継候補だった広沢氏は24日夜、同市東区の事務所前で「河村さんの政策と理念を引き継ぐ訴えが、有権者の心に響いた」と勝利宣言した。

 選挙戦で広沢氏は、市民税減税と市長給与削減、名古屋城天守の木造復元事業という河村氏の看板政策を「丸ごと引き継ぐ」と訴えた。河村氏と共に街頭活動を行い、交流サイト(SNS)の発信にも力を入れ、支持を広げた。

 一方、大塚氏は参院議員を4期23年務め知名度が高い上、国政4党や連合愛知など多数の団体推薦と大村秀章愛知県知事の全面支援を受け、当初は有利とみられていた。だが、報道各社の中盤情勢で劣勢が伝わると、急きょ給食費や敬老パスなどの負担をなくす公約「三つのゼロ」を打ち出し、組織の引き締めを図ったが及ばなかった。

 唯一の女性候補だった尾形氏は、市民税減税を「金持ち減税」と呼んで批判を繰り返したが、浸透しなかった。

当選を確実にし万歳する広沢一郎さん

当選を確実にし万歳する広沢一郎さん

 ひろさわ・いちろう 慶応大卒。ブラザー工業や伊藤忠商事での勤務を経て、ソフトウエア会社を経営。2011年から愛知県議を1期務めた。17~21年に名古屋市副市長。現在、日本保守党名古屋支部長、地域政党「減税日本」副代表。同市東区在住。60歳。

[全文は引用元へ…]2024年11月24日 20時00分 (11月24日 22時14分更新)

↓X(旧Twitter)

【中日新聞さんの投稿】

【選挙速報】 名古屋市長選挙、広沢一郎氏が当選確実 河村たかし氏が後継指名、15年ぶり新市長に

#名古屋市長選挙2024

引用元:https://www.chunichi.co.jp/article/990676

みんなのコメント

  • 減税が組織票を撃破したインパクトは大きいと思う。全国の、政治を変えたいと思っている有権者に期待を持たせるのではないか。参議院選挙がますます楽しみ
  • 減税派バンザイ
  • 広沢市長、おめでとうございます
  • 広沢さんめっちゃスマートよね。河村さんみたいなキャラじゃないけど優しくて頭いいイメージ。何より減税の大勝利!
  • 河村前市長の影響力がここまで強いとは思わなかった。名古屋市民の意志がしっかり示された結果だね。
  • 減税政策を全面的に支持した結果だと思う。国が増税路線だからこそ、こうした動きは注目されるべき。
  • 広沢氏の当選は河村路線の評価そのものだと思う。市民の声がしっかり反映された結果だね。
  • これだけの大差で勝つとは驚き。減税日本の政策が市民に受け入れられている証拠だと思う。
  • 大塚氏の組織力でも勝てなかったというのは、広沢氏の政策がそれだけ市民に響いたということだろう。
  • 尾形氏の金持ち減税批判は完全に空回りだったね。やっぱり市民の負担軽減を望む声は強い。
  • 投票率が低かったのが残念。もっと多くの人が選挙に参加していたらどうなっていたか気になる。
  • 減税政策が市民にとってどれだけ重要かがよくわかる結果だったね。他の自治体も見習うべきだと思う。
  • 広沢氏の街頭活動やSNSの活用が功を奏したと思う。時代に合った選挙戦略が見事だった。
  • 河村市政を丸ごと引き継ぐという明確なメッセージが、市民に安心感を与えたのではないか。
  • 大村知事の全面支援があっても勝てなかった大塚氏。市民は組織よりも政策を選んだんだね。
  • 減税がここまで支持されるとは思わなかった。国の増税政策に対する市民の不満が表れた結果だね。
  • 名古屋城の木造復元事業がどうなるか気になる。河村路線の継続に期待している市民も多いはず。
  • 減税日本がこれからどう広がっていくか注目したい。他の自治体にも影響を与えそうな結果だね。
  • 唯一の女性候補がもう少し頑張れば違った結果になったかも。でも政策の弱さが響いたね。
  • 国政与党の推薦でも勝てないって、やっぱり地方選挙は地元の声が強いんだなと実感した。
  • 三つのゼロ政策は遅すぎたね。もっと早く出していれば大塚氏にもチャンスがあったかもしれない。
  • 河村前市長の支持がこれだけ強いのを見ると、15年の市政がいかに市民に支持されていたかがわかる。
  • 広沢氏の勝利で名古屋市がどう変わるのか期待したい。減税以外の政策も注目したいところだね。
  • 名古屋市民がしっかりと減税を支持した結果だと思う。この流れが全国に広がるか注目しているよ。

編集部Bの見解

名古屋市長選で広沢一郎氏が初当選を確実にしたというニュースは、大きな注目を集めています。特に河村たかし前市長の政策を全面的に引き継ぐという姿勢が、多くの市民に支持されたことが選挙結果に表れているようです。この結果を見て、名古屋市民の民意がどのような方向を向いているのかがはっきりと示されたのではないでしょうか。

今回の選挙は、戦後最多の候補者数となる7人が立候補し、「河村路線の継承」か「刷新」かを最大の争点として争われました。結果的に広沢氏が圧勝したことから、15年以上続いた河村市政に対する市民の評価が高いことが伺えます。河村氏の政策である市民税減税、市長給与削減、名古屋城天守の木造復元事業といった施策は、確かに賛否を分けるものでしたが、少なくとも名古屋市民の多くはその意義を認めた形です。

広沢氏が「河村さんの政策を丸ごと引き継ぐ」と明言し、それを選挙戦の軸に据えたことが、有権者にとって分かりやすいメッセージとなったのは間違いありません。街頭活動やSNSを通じて訴えを広げた戦略も功を奏したようです。特に、SNSの活用が選挙活動の重要な要素となっている現代において、こうした手法が若い世代やネット世論を引き寄せた可能性があります。

一方で、大塚耕平氏は知名度の高さや国政4党の推薦、さらに愛知県知事の支援という盤石な体制で臨みましたが、それでも広沢氏に敗れる結果となりました。当初有利とみられていた大塚氏が「三つのゼロ」という新たな公約を打ち出し巻き返しを図りましたが、タイミング的にも訴求力を持つには遅すぎた感があります。この結果は、いくら組織の後押しがあっても、有権者の心をつかむ政策がない限り勝利は難しいということを示しています。

また、尾形慶子氏は唯一の女性候補として注目されましたが、掲げた政策が有権者に響かず、結果的に支持を広げることができませんでした。「市民税減税は金持ち減税だ」と批判を繰り返しましたが、それが大多数の市民の共感を得るまでには至らなかったようです。ここでも、政策の内容とその伝え方の重要性が浮き彫りになりました。

今回の選挙結果が象徴するのは、減税政策が名古屋市民にとって非常に強い支持を集めているという事実です。国全体で増税路線が進む中で、名古屋市民が減税を望む民意を示したことは、全国的にも注目されるべき動きでしょう。この選挙結果は、他の自治体においても減税を軸にした政策が有権者にどれだけ受け入れられるかを考えるきっかけになるかもしれません。

さらに、今回の選挙で特筆すべきは、投票率が39.63%と低かった点です。前回よりわずかに下がったとはいえ、半数以上の有権者が投票に行っていない現実は、どの候補が当選しても「本当に民意を反映しているのか」という議論を呼ぶ要因になり得ます。政治に対する関心を高めるためにも、今後の広沢市政が市民の期待に応え、信頼を取り戻すことが求められます。

広沢氏には、河村前市長の政策を引き継ぎながらも、時代に合った新たな取り組みを展開し、さらに多くの市民の支持を得るための努力が期待されます。特に減税政策が市民に支持されている一方で、それが財政に与える影響や、他の政策とのバランスをどう取るかが課題になるでしょう。河村路線の継承だけではなく、広沢氏独自のビジョンを打ち出し、名古屋市をさらに発展させる舵取りを見せてほしいと思います。

今回の選挙結果は、名古屋市民がどのような未来を望んでいるかを示す大きな指標となりました。この民意を受け止め、新市長が実効性のある政策を進めることで、市民の期待に応える姿勢を示してほしいと願います。

執筆:編集部B

最新の記事

コメント

コメントする

CAPTCHA