ASCII.jpの記事によると…
ソフトウェアエンジニアのNima Owji氏は9月24日、同氏のX(SNS)アカウントで、Xがブロック機能の仕様を変更し、自身をブロックしたユーザーの公開投稿を閲覧可能にする兆候があると投稿。それに対し、同社のイーロン・マスク前CEOが、肯定と受け取れる内容を返信している。
ブロックしても公開投稿は閲覧可能に
9月24日現在、Xのブロック機能では主に次の機能が提供されている。
1.ブロックしたユーザー(相手)が自身のポストを閲覧できないようにする
2.ブロックしたユーザー(相手)が自身にリポスト、引用、リプライ(返信)を送れないように(送っても自身に通知が届かないように)する
3.ブロックしたユーザー(相手)との間で、ダイレクトメッセージ(DM)のやり取りを不可能にする
4.自身のタイムライン(TL)にブロックしたアカウントの投稿が表示されないようにする
一連の機能はイーロン・マスク氏による買収以前(旧Twitter時代)から存在しているが、1のポストの閲覧制限については、ブロックされた側がXからログアウトすることで回避できるため、事実上無意味なものとなっていた。
イーロン・マスク氏がNima Owji氏に送った返信で、同氏は「The block function will block that account from engaging with, but not block seeing, public post.(日本語訳:ブロック機能は、そのアカウントと関わることをブロックしますが、公開された投稿を見ることをブロックするわけではありません。 )」と言及。直接的な表現こそ避けたものの、ログアウトなしで自身をブロックしたユーザーのポストを読めるようにする方針を事実上認めた。
なお、イーロン・マスク氏の返信内容をストレートに解釈すると、ブロックされた側が閲覧できるのは一般公開に設定されたポストのみ。コミュニティー向けの限定公開のポストや、非公開アカウント(いわゆる「鍵アカ」)のポストは、これまで通りブロック中は閲覧できないと考えてよさそうだ。
↓X(旧Twitter)
【Elon Muskさんの投稿】High time this happened. The block function will block that account from engaging with, but not block seeing, public post.→(そろそろこうなるべき時だ。 ブロック機能により、そのアカウントは公開投稿への関与をブロックされますが、公開投稿の閲覧はブロックされません。)
High time this happened.
— Elon Musk (@elonmusk) September 23, 2024
The block function will block that account from engaging with, but not block seeing, public post.
【ツイッター速報〜BreakingNewsさんの投稿】【速報】X、ブロックしても閲覧できるように仕様変更へ
クソ馬鹿ブロック河野太郎、ざまぁ
— HK (@hk726) September 24, 2024
ブロックの意味とはwww
— 🌺チェレステさかしーGPT-4🌏杉並の散歩士/東京Uberエンジョイ勢 (@eat33930535) September 24, 2024
ブロック太郎が観れるぞ👍
— 日本独立20🇯🇵🟠消費税廃止 アメポチ自公淘汰❌ (@sakae2020) September 24, 2024
自分のをブロックした相手の投稿を見れるって事かな?
— 阿修羅サラリーマン🔥【#汚客様報告会】会長 (@sarary_0602) September 24, 2024
残念ながら結構ブロックされてるからなぁ
見れるけどリプはできないとかってこと?
— ゆうき@新NISA7月一括勢 (@yamaga2307) September 24, 2024
現行のままでいいです
みんなのタイムラインに河野太郎が帰ってきますね pic.twitter.com/3RQ0cBkuov
— けい♂(moonspell_jp) (@moonspell_jp) September 24, 2024
フォローさえしてなかった仁藤さんが帰ってくる…。 pic.twitter.com/MS3HwrsbQZ
— Muro (@Muro92626) September 24, 2024
引用元:https://ascii.jp/elem/000/004/223/4223236/
みんなのコメント
- ブロック太郎が観れるぞ
- ブロック太郎が悲しむな…
- 私誰一人ブロックしてないのでこの仕様は関係ないかもですが、勝手に絡んできてブロックして行く人が見てってキモいなぁ
- ブロックの意味って・・
- ブロックの意味ねえじゃん
- 裏垢作る手間が省けますね
- どうせブロックされたら二度と見ないか別垢から見るかのどっちかだし、そんなことよりもこの間のDM不具合みたいな事もだけど安定した運営の方に力を入れて欲しいもんだ
- だる、インプレゾンビ消せないじゃん
- 前々からの噂が現実化w
- 何の為のブロックなのか意味 無し。 閲覧出来る様になるのは良いが 投稿などは従来の様になるのか。 ならないなら全く意味が無い
- マジでやめてほしいわ。
- 議員の投稿見れるのはいいかもだけど、ストーカーに見られるのは無理だわ。安全確保が先だろ。
- 反対意見を知るのは大事かもしれんけど、迷惑なやつに見られるとか絶対嫌だよな。
- ブロックしてる議員の発言は知りたいけど、変なやつに投稿見られるのは勘弁してほしい。
- ブロックの意味ないじゃん。これダメでしょ。
- 議員の投稿が見れるのはメリットあるけど、それ以上にデメリットが大きすぎると思うんだよな。
- ストーカーとか嫌がらせするやつに投稿見られるって、怖すぎるんだけど。安全確保してくれよ。
- ブロック機能が意味なくなるとか、SNS使いづらくなるだけだよな。ストレス溜まるだけだわ。
- 議員のブロックしまくりのアカウントが見れるのはちょっと面白いけど、ストーカーに見られるとかありえん。
- 反対意見を知るのはいいけど、迷惑行為するやつに投稿見られるなんて最悪。今のままでいいよ。
- 議論の幅が広がるのはいいことだけど、個人の安全が守られないなら意味ないよな。
- ブロックしたやつに投稿見られるとか、なんのためのブロック機能なんだよ。改悪すぎるわ。
- 議員の意見は聞きたいけど、ストーカー対策が弱くなるのは絶対にダメだ。これ、変更する意味ある?
- 反対意見の投稿を見るのはいいけど、迷惑なやつに見られるのは勘弁してほしい。ブロックの意義がなくなるよ。
- 反対意見を聞くのは必要かもだけど、迷惑行為してくるやつに投稿見られるなんて本末転倒だよ。
- ブロックした相手に投稿見られるとか、ありえない。安全を守る機能はちゃんと残してくれよ。
- 議員の投稿見れるのはいいけど、ストーカー対策がおろそかになるのは絶対にダメだろ。
編集部Bの見解
私は、X(旧Twitter)の仕様変更について非常に複雑な気持ちを抱いている。この仕様変更では、ブロックされたユーザーでもブロックした相手の公開投稿を閲覧できるようにするということだが、これには賛否が分かれるだろう。特に、ブロック機能を使って自分を守っているユーザーにとっては、この変更は不安を増大させる要因になると感じる。
まず、この仕様変更によって、ブロックしまくっている議員や著名人の投稿が見られるようになるという点については、一部の国民にとっては良いことかもしれない。反対意見を持つ人々が、議員の公開投稿をチェックできるようになれば、議論の幅が広がる可能性もある。特に、政治家や公的な立場にある人々がどのような考えを発信しているのかを知ることは、民主主義社会において重要なことであり、反対意見を取り入れたい人にとっては歓迎されるかもしれない。
しかし、一方で、個人の安全を守るためにブロック機能を利用している人々にとって、この変更は深刻な問題だ。ストーカーや迷惑行為をしてくる人間に対してブロックをしても、その相手に自分の投稿が見られてしまうというのは、大きな抵抗感を抱かざるを得ない。SNS上では、攻撃的なリプライや迷惑行為を防ぐためにブロックを活用しているユーザーが多く、その安全策が今回の変更で弱体化されるというのは非常に不安なことだ。
これまでのブロック機能は、そのアカウントと一切関わらないための手段として機能していた。相手が自分の投稿を見たり、リプライを送ったりすることを防ぐための手段だ。しかし、今回の仕様変更によって、ブロックされた側は相手に閲覧され続ける可能性がある。これが、特に政治家や有名人が多くのフォロワーを抱えるアカウントにおいては問題になる。彼らは攻撃的なリプライや批判から身を守るためにブロック機能を使っているが、それでも相手に自分の投稿を見られるというのは、精神的な負担が大きいだろう。
イーロン・マスク氏の説明によれば、閲覧できるのは一般公開された投稿に限られるとのことだ。非公開アカウントや限定公開の投稿は引き続き保護されるというが、公開アカウントを利用している多くの人々にとっては、依然としてストレスになる。攻撃的なリプライを送ってきたユーザーをブロックしても、閲覧され続けるというのは、根本的な解決にはなっていないからだ。
私は、この仕様変更が利用者の自由や安全を脅かすものではないかと感じている。そもそも、SNSは自分の意見を発信する場所だが、それと同時に他者との距離感を保つための手段でもある。ブロック機能を弱体化させることで、ユーザーは自分の発言を守るための安全策を失うことになりかねない。
特に、今回の変更によって、ストーカーや迷惑行為を行う相手に投稿を見られ続ける可能性があるというのは大きな問題だ。ブロック機能の本来の目的は、攻撃的な行為やストーキングなどの行為から自分を守ることにある。それが弱体化することで、多くのユーザーがプラットフォームの利用に対して不安を抱くことになるだろう。
もちろん、反対意見を取り入れるという意味では、この変更に一定の利点があるかもしれない。しかし、他者からの攻撃や嫌がらせを防ぐためにブロック機能を利用しているユーザーにとっては、この変更が与える不安が大きすぎる。私たちは、反対意見に対して開かれていることも大切だが、同時に自分の安全を守る権利を侵害されるべきではない。
結局のところ、私は現行のブロック機能で十分だと思うし、むしろ強化すべきだと感じている。特に日本では、SNS上での誹謗中傷や嫌がらせが大きな問題となっている中で、ブロック機能を弱体化させるのは逆行しているように思える。SNSが健全な言論の場であるためには、ユーザーが自分を守るための強力なツールが必要だ。それを失うことで、最終的にはプラットフォーム自体の信頼性が損なわれることになるだろう。
反対意見を取り入れるという意味で、この変更に価値を見出す人もいるかもしれないが、私は、ストーカーや迷惑行為を行う相手に対する安全策が損なわれることに大きな懸念を抱いている。自分の投稿を守りたい、距離を置きたいというユーザーに対して、ブロック機能は重要な防衛策だ。その防衛策が弱くなることで、SNSの利用が一層不安定になり、多くの人が安心して発言できる場が失われるかもしれない。
執筆:編集部B
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