【ぴろんさんの投稿】『助けてー』『help me』 流氷への立ち入り禁止を無視した外国人観光客が救助を求めてきたら ①助ける必要なし ②助けるが300万円を請求 ③無償で助ける。
引用元 https://x.com/pirooooon3/status/1857584012342264073
流氷への立ち入り禁止を無視した観光客が救助を求める事例について、私は率直に疑問を感じます。そもそも、立ち入り禁止区域というのは安全を確保するために設けられているものであり、それを無視する行為は自己責任を伴うべきだと考えます。しかし、現実にはそうした規則を無視して危険な行為に及び、いざ困難に陥ると他者に助けを求める人が少なからずいるのも事実です。このような事例にどう対応すべきか、改めて考える必要があるのではないでしょうか。
まず、流氷はその美しさから観光の目玉として人気がありますが、同時に自然の厳しさや危険性も秘めています。特に近年では、昔ほど流氷が厚くないため、不安定な場所に足を踏み入れれば事故につながる可能性が非常に高い状況です。それにもかかわらず、「自分は大丈夫」という甘い考えで立ち入り禁止を無視する人々を見ると、正直なところ呆れてしまいます。北海道の自然を軽視しているようにも思えますし、自然環境やその危険性に対するリスペクトが欠けていると感じます。
救助が必要な状況に陥った場合、助けるべきか否かについては議論が分かれるところです。一つの考え方として、「助ける必要はない」という厳しい意見があります。自己責任を重視する立場からすれば、立ち入り禁止を無視した行為自体が問題であり、その結果としての危険は自己責任で対処すべきだという主張も理解できます。しかし、人命を軽視するわけにはいかないため、現実的には救助に向かう場合がほとんどです。
では、「救助した場合に費用を請求する」という選択肢はどうでしょうか。私はこの案に賛成です。救助には多くの人手や費用がかかります。それを安易に無償で提供することは、救助に関わる人々の負担を増やすだけでなく、無責任な行為を助長する可能性もあります。立ち入り禁止を無視した観光客に対しては、高額な請求を行うことで、次回以降の抑止力とするべきです。例えば、300万円という金額は救助活動の現実的なコストに見合うものであり、抑止効果としても十分なインパクトがあると考えます。ただし、一部の人が主張する「1000万円」という金額も理屈としては理解できます。自然を軽視した結果、他者に負担を強いる行為には、それ相応のペナルティが課されるべきだという意見には共感を覚えます。
また、「無償で助けるべき」という意見もありますが、これは現実的に問題が多いと感じます。無償の救助が繰り返されると、「危険な行為をしてもどうせ助けてもらえる」という甘えが生まれ、規則を守らない観光客がさらに増えるリスクがあります。それだけでなく、救助に携わる方々の労力や危険を軽視する結果にもなりかねません。観光地での安全を確保するためにも、無償の救助が当たり前になるべきではありません。
北海道の自然は厳しいだけでなく、非常に貴重なものでもあります。立ち入り禁止区域が設定されているのは、観光客の安全を守るためだけでなく、自然環境を保護する目的もあります。そのため、このような事例に対しては、罰則や費用請求を通じて規範意識を高める取り組みが必要だと思います。例えば、観光地での安全教育や啓発活動を強化することで、観光客自身が自然の危険性を理解し、規則を守る意識を持つよう促すことが重要です。
最後に、このような問題を防ぐためには、観光地や地方自治体が事前にしっかりとしたルールを明示し、その重要性を観光客に伝える努力が必要だと感じます。そして、万が一救助が必要になった場合には、適切な費用を請求することで、観光客自身の責任を問う仕組みを整えるべきです。立ち入り禁止を無視した行為を許容する社会ではなく、責任を共有し合う社会を目指すべきだと思います。
執筆:編集部C