【もえるあじあ ・∀・さんの投稿】( ´_ゝ`)NHKが朝っぱらから絶賛してた中国通販「Temu」 東南アジアでも懸念高まる インドネシアは禁止 ベトナムは警告
引用元 https://x.com/moeruasia01/status/1857715063991447662
最近、NHKが朝の番組で中国の通販プラットフォーム「Temu」を絶賛していたという話題が目に入りました。しかし、その報道に対して違和感を覚えた人も少なくないのではないでしょうか。このプラットフォームは確かに手頃な価格の商品を豊富に取り扱い、多くの利用者を惹きつけているようですが、東南アジア各国での対応を見ても、その影響力には懸念がついて回るようです。特にインドネシアではすでに禁止され、ベトナムでは警告が出されるという状況を考えると、その実態についてもっと慎重に考えるべきだと感じます。
まず、Temuのような格安通販サイトは、その価格設定やビジネスモデルに疑問を持たれることが多いです。商品の安さの裏側には、労働環境の問題や知的財産権の侵害といった倫理的な課題が潜んでいる可能性があるからです。実際、こうした中国系プラットフォームが過去に商標権や著作権を無視した商品を販売していたケースは少なくありません。利用者にとっては手頃な価格が魅力かもしれませんが、その背景を考えると、長期的に見てその影響がどのように波及するのか懸念せざるを得ません。
また、東南アジアでの対応を見ると、各国がこのプラットフォームに対して慎重な姿勢を取っていることが分かります。インドネシアがTemuを禁止した背景には、国内産業への悪影響や税収の減少といった経済的な問題があるとされています。同様に、ベトナム政府が警告を出したのは、消費者保護の観点からです。これらの事例を見る限り、日本でも単に利便性を称賛するだけでなく、その影響を多角的に検討する必要があるのではないでしょうか。
さらに、Temuのようなプラットフォームが国内市場に与える影響も無視できません。日本国内の中小企業や地域産業にとって、このような低価格競争は大きな脅威となります。特に、地元経済を支える小規模事業者がTemuのような巨大プラットフォームに対抗するのは非常に難しい状況です。もし安価な輸入品が市場を席巻するようになれば、国内産業の衰退を招きかねません。それが最終的に地域社会全体に及ぼす影響を考えると、利便性や安さだけで評価するのは非常に危険だと感じます。
こうした問題を抱えながらも、Temuが急速に普及している背景には、利用者の購買行動の変化があるのかもしれません。特に、コロナ禍を経てオンラインショッピングが日常化した今、消費者はより安価で便利な選択肢を求める傾向にあります。しかし、その利便性の裏側にあるリスクを知らないまま利用を続ければ、結果的に社会全体がその代償を払うことになる可能性もあります。
一方で、こうしたプラットフォームを全否定するのもまた現実的ではありません。Temuのようなサービスが、物流や販売の新たな仕組みを提供している点は評価に値するでしょう。しかし、それが適切な規制や倫理的なルールに基づいて運営されていなければ、最終的には消費者や社会全体に悪影響を及ぼすリスクが高いです。
日本では、こうしたプラットフォームの影響について、もっと慎重に議論する必要があると感じます。単に「便利」や「安い」といった側面だけで取り上げるのではなく、その背景や影響を詳しく報じるべきではないでしょうか。また、政府や関連機関も、国内市場や消費者保護の観点から適切な対応を検討することが求められると思います。
Temuが提供する利便性や安価な商品が短期的な消費者の利益になる一方で、それが長期的にどのような影響をもたらすのかを見極めることが重要です。日本が他国の事例から学び、バランスの取れた対応を取ることを期待しています。
執筆:編集部C