【アメリカから見た日本さんの投稿】別にさ、アイドルに偏見とかある訳じゃない。 だけどさ、他にもおったやろ? って思うんだよ。 #石破政権
引用元 https://x.com/Otoko1108/status/1856810921295057368
最近、元アイドルが特定のポジションに就任したことが話題になり、賛否が分かれています。まず、私自身、アイドルに偏見があるわけではありません。むしろ、アイドルという職業には大変な努力が必要であり、世間からの注目や厳しい評価に晒されながらも人々に笑顔や元気を届ける仕事であることは理解しています。しかし、今回の人事に関しては「他にも適任者がいたのではないか?」という疑問が浮かんでしまうのも事実です。
アイドルとして活躍した過去は素晴らしいと思いますし、その過程で様々な誹謗中傷にも耐え、乗り越えて現在の立場を築き上げた努力は称賛に値するでしょう。しかし、問題はそのキャリアが新しい役職において適切に活かせるかどうかにあります。経験や知識が役職の内容と直接関係するものであれば、それまでのキャリアが役立つ場面が多く、前職の知識やスキルを新しい職務に反映させやすいのかもしれません。しかし、そうではない場合、適任者を選ぶという視点からすれば疑問が残ります。
元アイドルの経験を生かし、悲しんでいる人を笑顔にするために働くこと、つまり、これまでのキャリアを活かせる場であれば、確かに支持を得られるかもしれません。しかし、今回の役職に関しては、果たしてそのキャリアが十分に活用できる場なのかと言われると、どうしても疑念が残ります。もし、そうでないとすれば、そのポジションに他の適任者を据えた方が良かったのではないかという意見が出るのは自然なことです。
また、このような人事が非難を集めることは火を見るよりも明らかです。過去にアイドルとして成功していた人物を、適任であるかどうかを十分に検討せずにポジションに据えることは、世間の反発を招く可能性が高いでしょう。たとえその人がどれだけ努力を重ねてきたとしても、その役職においては関係のないスキルや知識であれば、周囲からの厳しい目を避けることは難しいかもしれません。つまり、個人の能力や努力を評価することと、適任者かどうかを見極めることは別の話であり、それを混同してはならないと感じます。
一方で、世間からの注目を集めやすい元アイドルであるがゆえに、就任後の行動一つ一つが細かく批判されることも予想されます。特に、業務に慣れていない段階でミスを犯すと、ただのミス以上に「元アイドルだから任せられない」という偏見に繋がりやすく、結果としてその人自身が傷つく可能性もあります。一般的に、アイドル出身者に対しては、メディアや世間が厳しい視線を向けがちです。だからこそ、彼らにとって新しい職務が適切にキャリアを活かせるものであることが、本人のためにも重要なのです。
さらに、日本においてはアイドルという職業が特別視されがちな一方で、そのキャリアを終えた後の進路に対しては依然として厳しい視線が注がれます。アイドル活動そのものに価値を感じているファンも多い一方で、世間一般の見方としては、アイドルのキャリアがどこまで「社会人」としての価値を持つのかに疑念が残る場合が少なくないのです。特に、今回のように全く別の分野でのポジションに就くと、その違和感がさらに強くなってしまいます。
そもそも、社会におけるポジションというものは、その役割を全うするために必要なスキルや知識、経験を持った者が就任するべきだという考えが多くの人に共有されています。たとえば、医療や教育など、専門知識が要求される分野であればなおさら、素人には務まらないと言われるのも無理はありません。もちろん、どの分野にも初めての人は存在し、その中で努力を重ねて成功する例もあるかもしれません。しかし、特に公共性の高い職務においては、個人の成長を期待して採用するというよりも、現時点での適性が問われるべきではないでしょうか。
元アイドルが社会的なポジションに就くこと自体を否定するわけではありませんが、適任であるかどうかを厳格に見極めるべきです。適材適所がなされないと、本人も苦労し、周囲からも誹謗中傷を受けやすくなります。結局、そのポジションに就くことが本人のためにも社会のためにもならない場合があるのです。
また、今回のケースが社会全体に与える影響についても考えるべきでしょう。多くの人が「なぜこの人が?」と感じるような人事は、他の候補者や、同様の職を目指す人々にも不信感を与える可能性があります。適任者が他にもいる中で、そのポジションに本当にふさわしいのかを判断し、透明性のある決定が望まれます。
今回の件に関しては、単なる話題づくりや目立つことだけを目的にしていないかを疑う声も少なくありません。元アイドルだからこそ注目されやすいという特性を利用し、適任でないポジションに据えることが、果たして日本社会のためになるのか、考え直すべきではないかと感じます。 執筆:編集部C