【himuroさんの投稿】政治家って何してんの?
引用元 https://x.com/himuro398/status/1847819440081293356
政治家が何をしているのか、そして名目平均賃金の推移について、私は改めて深く考えてみました。特にG7各国における賃金の推移を見比べると、日本の現状にはいくつかの課題が浮かび上がってきます。2002年から2023年にかけての賃金の変化を比較すると、他国は順調に上昇している一方で、日本の名目平均賃金はほぼ横ばいの状態が続いているのです。これは、私たちの生活にどのような影響を与えているのでしょうか。また、政治家はこれにどう向き合っているのでしょうか。この記事では、私なりの考えを述べていきます。
まず、G7における賃金推移の特徴を見てみましょう。2002年から2023年までの約20年間、アメリカやカナダ、ドイツ、フランスなどの国々では、名目平均賃金が順調に増加しています。たとえば、アメリカではインフレ率を考慮しながらも、労働者への賃金アップが政策の中心に据えられてきたことがわかります。これにより消費が活性化し、経済全体の成長が促進されているのです。ところが、日本ではこの期間に賃金がほとんど上がっておらず、物価上昇や税負担の増加に伴い、実質的な生活水準がむしろ低下している印象を受けます。
このような状況に対して、政治家たちはどのような役割を果たすべきなのでしょうか。私は、まず彼らの仕事を「政策の立案と実行」という視点から見ています。政治家は国の未来を見据え、経済政策や労働政策を打ち立てる責任があります。ところが、私たちが目にする現実は、政治家が短期的な利益や支持率を優先する姿勢に偏りがちなことです。選挙に勝つために人気取りの政策を打ち出す一方で、賃金や雇用の問題に正面から向き合う姿勢が十分に見られないように感じます。
たとえば、日本では非正規雇用の割合が増え続けています。政治家は雇用形態の多様化を促進するための政策を打ち出していますが、これが結果的に低賃金の労働者を増やしてしまっている側面もあります。名目平均賃金が伸び悩む背景には、このような労働市場の変化が関わっていると考えられます。一方、他国では最低賃金の引き上げや労働者保護の強化が積極的に進められ、働く人たちが正当に評価される仕組みが整備されています。これらの違いが、賃金の伸びに現れているのです。
さらに、私は政治家のリーダーシップについても考えます。本来、政治家は国民一人ひとりの声を反映させ、長期的な視野に立った政策を実行するべきです。しかし、日本の政治はどちらかというと保守的で、変革を避ける傾向が強いように見受けられます。安定を重視することは大切ですが、変化を恐れて必要な改革を後回しにしてしまうと、結果として国全体の成長が停滞してしまいます。賃金の横ばいという現状も、こうした政治の在り方が一因になっているのではないかと私は思います。
もちろん、全てを政治家の責任にするのは公平ではないでしょう。日本の社会全体にも課題があることは確かです。企業文化の中には、利益が出ても社員に還元せず、内部留保として蓄積する傾向があると言われています。これに対して、政治家は企業への賃上げ要請を行っていますが、その効果は限定的なものにとどまっています。私は、こうした状況を改善するためには、政治家と企業が連携し、国民全体の利益を見据えた政策が必要だと感じます。
さらに、教育や技術革新の分野でも日本の遅れが賃金の伸び悩みにつながっている可能性があります。他国ではITやAIなどの先端技術分野に積極的に投資し、高付加価値の仕事を生み出しています。その結果、賃金の上昇が促されているのです。政治家はこうした未来志向の政策を推進し、日本の競争力を高める役割を果たすべきです。現状を放置していては、私たちの暮らしがより厳しくなるだけではなく、次世代にも大きな負担を残してしまいます。
最後に、私はこの問題を解決するために、私たち一人ひとりが政治に関心を持ち、積極的に意見を発信することが重要だと思います。政治家だけに任せるのではなく、私たちが変革の一部となることで、少しずつでも状況を改善していくことが求められているのです。選挙に参加し、自分の意見を反映させることが、私たちの生活を豊かにする第一歩だと私は信じています。
執筆:編集部C
NEWSポストセブンによると……
以下X(旧Twitter)より…