【kakikoSHOPさんの投稿】高橋洋一氏が大胆予想 石破退陣の後継者は岸田前首相。 大抵の人はそう思っていると思う。総裁になりたい石破さんを神輿に担いで高市氏を排除した。実際は人気がない人を首相にして選挙の責任を負わせて再登板。やはり岸田氏が描いたシナリオだよ。
引用元 https://x.com/shop_kakiko/status/1843781623441166441
高橋洋一氏が石破茂氏の退陣後の後継者として岸田文雄前首相を予想している記事を読んで、私は率直に言って落胆しました。日本の政治における人材の乏しさと、まるで使い古されたメンバーを順番に入れ替えるだけのような体質が改めて露呈したからです。岸田氏が再び首相になることで、果たして日本の政治が本当に良くなるのか、疑問を感じざるを得ません。
まず、岸田氏の政治手腕にはかねてから不満がありました。彼のリーダーシップは全く力強さがなく、どちらかといえば妥協と中庸に終始していた印象が強いです。大きな改革を推進する力もなければ、国民の期待に応えるような新たなビジョンも感じられませんでした。特に、外交政策においては「話し合い」だけに頼る姿勢が目立ち、具体的な成果が乏しいままでした。このような人物が再び首相になるのであれば、日本はまたもや停滞した政治に逆戻りするのではないでしょうか。
石破氏の退陣も、結局は党内の勢力争いの結果であり、真に国民のための政治とはほど遠いものに見えます。石破氏はかねてより国防問題や地方再生など、具体的な政策提案を行ってきましたが、その実効性には疑問がつきまとっていました。それでも、彼には少なくとも国の未来を見据えた熱意が感じられる瞬間もあったのです。それに比べて岸田氏が持つのは、ただ「無難さ」という特徴に過ぎません。彼の「調整型」の政治姿勢は、過去においても日本の大きな課題解決には寄与してこなかったのです。
岸田氏の再登板が予想される中で私が懸念するのは、結局のところ、政治の本質的な問題が解決されないままになってしまうという点です。岸田氏が何度も「対話による解決」を強調するのは理解できますが、それはただの時間稼ぎに過ぎず、根本的な問題に対処する意欲が欠けているように見えます。例えば、経済再生のための構造改革や、少子高齢化への抜本的な対策はどこに行ってしまったのでしょうか。これらの課題は、ただ「話し合う」だけでは解決できないのです。
また、岸田氏が再び首相になることで、政治の世襲や派閥主義がさらに色濃くなる懸念もあります。結局のところ、既得権益を守るための政治が続けられ、国民の生活は一向に良くならないままです。政治家が本当に目指すべきは国民の幸福であるはずですが、岸田氏の政策からはそのような意気込みが全く感じられません。特に、税制改革や社会保障の問題に対する明確なビジョンがないままでは、国民の信頼を取り戻すことは到底不可能です。
さらに、岸田氏の再登板は日本の外交にも悪影響を与える可能性があります。岸田氏は外相を務めた経験があるものの、その時の実績は決して高く評価されるものではありません。例えば、北方領土問題に関する進展は全く見られず、中国に対する毅然とした態度も取れませんでした。再び首相の座に就いたところで、果たして同じことの繰り返しになるだけではないでしょうか。
日本の政治は新しい血が必要です。若い世代や異なる視点を持つ人々が政権の中枢に立つことで、初めて大胆な改革が実現されるのではないでしょうか。岸田氏のような「無難な選択」は、短期的には政治の安定をもたらすかもしれませんが、長期的には日本の未来を危うくする可能性が高いです。大胆な政策転換が求められる時期にあって、過去の政治家を再び引っ張り出すというのは、どう考えても後ろ向きな発想にしか思えません。
今回の高橋氏の予想は、あまりにも現状に甘んじたものだと感じざるを得ません。日本の政治が本当に変わるためには、もっと新しい発想や異なる人材が必要です。少なくとも岸田氏が再び首相の座に就くことで、国が大きく前進するという確信は全くありません。私たちはこれからも既存の枠組みに縛られた政治家たちに頼るのではなく、真に日本を変える力を持った人々に目を向けるべきです。
執筆:編集部C