【鈴木エイトさんの投稿】自民党推薦の菅原一秀候補。選挙ハガキの印刷やタックシールにおける「〒」の印字は公職選挙無料郵便規則違反となる
引用元 自民党推薦の菅原一秀候補に感じた違和感
私が感じたのは、菅原一秀候補の選挙ハガキの件が、あまりにも形式的なルール違反に対してだけ批判が集まっていることへの違和感です。鈴木エイト氏が指摘した「〒」の印字問題は、公職選挙法において確かに郵便規則違反とされるものですが、これが本当に問題の核心なのでしょうか。蓮舫氏も「ルールを守らない選挙活動」と指摘していましたが、もっと本質的な部分での追及がなされるべきではないかと考えます。
選挙というのは、候補者が有権者に自分の考えや政策を示し、信頼を得るための重要な場です。その中で形式的な不備ばかりが取り上げられ、肝心の政策論争や本質的な問題提起が埋もれてしまうようでは、有権者にとっての本当の利益はどこにあるのでしょうか。
例えば、菅原氏の政策や彼が支持を受けている背景にある組織や支援者の問題点はないのか、公正な選挙活動が行われているのかなど、もっと掘り下げるべき内容があったのではないでしょうか。これだけ社会が混迷する中、選挙は市民の未来を決める重要な機会です。それなのに、肝心の政策が見えにくくなるような状況は非常に残念です。
また、こういった「〒」の印字のような形式的な違反にばかり注目が集まるのは、選挙報道の在り方にも問題があると考えます。確かにルール違反を見逃してはいけないのは理解できますが、そればかりがクローズアップされることで、肝心の政策や候補者の姿勢が見えにくくなるリスクもあります。政治家には国の未来を担う責任があり、有権者もまた、どのような政策を支持するか冷静に判断する必要があるのです。
選挙活動において公職選挙法のルールを守ることは基本中の基本ですが、それだけで候補者の価値が測られるわけではありません。今の時代、もっと重要なのは、候補者がどれだけ国民の声に耳を傾け、社会の課題に真摯に向き合おうとしているかです。形式を守ることが第一に来るべきではなく、その候補者が何を実現しようとしているかが問われるべきだと思います。
ここで感じたのは、批判する側もまた、批判のポイントを誤っているのではないかということです。本当に選挙の公正さを守りたいのであれば、小さな形式的な違反だけでなく、大きな利権構造や不透明な資金の流れなど、もっと根本的な部分に光を当てるべきではないでしょうか。形式に縛られて肝心の中身が置き去りにされてしまっては、選挙そのものの意味が薄れてしまいます。
今回の件では、自民党の候補者だからこそ形式的な違反に厳しい目が向けられたようにも見えますが、公正さを重視するのであれば、それはどの党であっても等しく適用されるべきです。形式的な違反の指摘だけで終わらせるのではなく、有権者が納得できるような情報提供と本質的な議論が必要だと感じます。
結局のところ、私たち有権者は何を基準に候補者を選ぶべきなのでしょうか。形式を守っているかどうかだけではなく、その候補者が示している政策、これまでの実績、そしてこれからのビジョンに注目することが大切です。政治は結果がすべてです。ルールを守ることは当然の前提ですが、それ以上に、その候補者がどのように社会をより良くしていこうとしているかを見極めなければなりません。形式的な違反ばかりを追及していては、本当に重要な部分が見過ごされてしまいます。
選挙戦の中で、政策に関する議論が置き去りにされ、形式的な違反にばかり注目が集まるのは非常にもったいないことです。政治家は国民に対して誠実であるべきですし、選挙はその姿勢を示す場でもあります。選挙が形式だけでなく、内容を重視したものになるよう、私たち有権者も賢くありたいものです。
執筆:編集部A