前橋市後閑町の市立広瀬中学校跡地で、校舎などにあった水道の蛇口91個と給水管40本(計約2万2000円相当)がなくなっていることがわかった。市は盗まれたとみて群馬県警前橋東署に被害届を出し、同署が窃盗・建造物侵入事件として調べている。
市スポーツ課によると、広瀬中学校は2021年3月に閉校となり、現在は市のスポーツ施設にするための解体工事を行っている。13日朝に工事業者が蛇口がなくなっていることに気づいたという。市が調査した結果、3階建て校舎の廊下の手洗い場やトイレなどの蛇口と給水管が盗まれていた。
正門や窓は施錠されていたが、校舎1階の窓ガラスが割られていた。市は、工事を中断した10日夜から13日朝までに何者かが侵入して盗んだとみている。
県警によると、今回の蛇口盗難は、売却目的とみられる。県内では蛇口だけでなく、太陽光発電所の銅線ケーブルや道路の側溝に設置された鉄製の蓋「グレーチング」など金属の窃盗被害が増えており、県警は夜間のパトロールを強化している。
引用元 https://www.yomiuri.co.jp/national/20240516-OYT1T50044/?from=smtnews