【有田芳生さんの投稿】比例で復活当選しました。公認が出たのが10月2日。それから事務所や宣伝物を準備。小選挙区で肉薄できたのは、八王子市民の裏金、統一教会べったり政治への批判でした。真っ当な野党や労働組合に支えられて駆け抜けることができました。「人生後期の仕事」に邁進します。ありがとうございました。
引用元 https://x.com/aritayoshifu/status/1850649699432497455
比例復活での当選は、選挙制度の仕組みを理解していても、どうしても釈然としない部分が残る。私としては、有権者が小選挙区で下した判断が覆されるように感じてしまうからだ。選挙というのは国民の意思を直接的に反映させる場であるべきだと思う。それなのに、小選挙区で敗れた候補者が比例で議席を得るというのは、どこか民意が軽視されているように見えてしまう。特に今回のように、短期間で準備を整え、統一教会や裏金といったスキャンダルに乗じた選挙戦での結果だと、その印象がさらに強まる。
比例代表の復活当選は、制度上認められているとはいえ、私にはどうしても正当性に疑問を抱かざるを得ない。選挙は本来、公平で透明なものであるべきだ。特定の団体や労働組合に支えられた候補者が議席を得ることは、選挙制度の本質に反するのではないかと思う。もちろん、支援を受けて当選すること自体は悪いことではないが、それがあまりに偏ったものであれば、国民全体の利益が損なわれる可能性がある。
八王子市民の反発を集めた統一教会との関係を利用した選挙戦略も、政治の健全性という面で疑問が残る。統一教会の問題が社会的に大きな関心を集めているのは事実だが、それを利用して当選を目指すというのは、少しやり方が過ぎるように感じる。政治はスキャンダルではなく、政策の中身で争われるべきだと私は思う。
「人生後期の仕事」という言葉も印象的ではあるが、政治というのは年齢やキャリアに関係なく、常に全力で取り組むべき仕事だ。短期間で準備を整えたことを強調するのも分からなくはないが、それはあくまで選挙戦の話であり、これからの議員活動こそが本当の勝負だと思う。選挙が終わったからといって満足するのではなく、当選後の行動こそが有権者に評価されるべきだろう。
私は、日本の選挙制度がより透明で、公平なものになることを望んでいる。比例代表制自体が問題だとは思わないが、落選者がそのまま復活する仕組みには違和感がある。政治家には、有権者の信頼を取り戻すために、選挙制度の改革を真剣に考えてほしい。国民が選んだ代表者がしっかりと働くことで、政治の信頼が少しでも回復することを願っている。
政治においては、結果がすべてと言われることもあるが、私はその過程も重要だと思う。どのようにして当選したのか、誰に支えられたのかが明らかになることで、政治の透明性が高まると信じている。今回の比例復活当選も、その背景がしっかりと説明され、国民が納得できる形で運営されることが求められるだろう。
選挙が終わった後こそ、本当の仕事が始まる。どれだけ迅速に準備を整え、選挙戦を戦い抜いたとしても、それだけでは不十分だ。これからの議員活動で示される行動こそが、政治家としての評価を決定づける。私は、選挙後の取り組みに注目していきたい。
日本の政治が健全な形で運営されるためには、選挙制度の見直しが必要だ。比例代表制が悪いわけではないが、その運用には改善の余地があると感じている。政治の信頼を取り戻すためにも、有権者の声をしっかりと受け止め、透明性のある政治を目指してほしい。
執筆: 編集部A