27日に投開票される衆院選で、立憲民主党から東京24区に立候補している有田芳生氏が23日、自身のX(旧ツイッター)を更新。その投稿に対し、八王子青年会議所の公式Xが削除を要求し、同区に出馬している萩生田光一氏の事務所も「迷惑です」と非難した。
有田氏は23日にXで「八王子青年会議所(JC)の討論会は明日。萩生田光一候補が欠席というので私も出ません」と投稿。八王子青年会議所の公式Xは24日、この投稿を引用し「八王子青年会議所と申します。本日、討論会と記載がございますが、そのような予定はございません。SNSの投稿を早急に削除して下さい」と要求した。
また、自身の欠席を理由とされた萩生田氏の選挙事務所も、公式Xで「萩生田事務所です。選挙期間中に誤った情報に基づく投稿をされると迷惑です。当方から八王子青年会議所の公開討論会を断った事実はありません」と反論。「青年会議所側から連絡があった際に『全候補が揃わない場合は中止にする』との説明がありました。当方が回答する前に『欠席者が出たので中止します』と連絡がありました」と経緯を説明し、「リハックさんのご提案は選挙戦最中のご提案であり、スケジュールが合わない為お断りしました」とした。
相次ぐ反論に、有田氏は「これが事実です」とつづり、自身の選挙事務所の投稿を引用。事務所は今回の経緯について文書で「①八王子青年会議所(JC)主催の討論会は、出席者が集まらず中止となりました。②その後、YouTubeチャンネルReHacQより討論会開催の提案があり、有田芳生は『萩生田光一氏が出るのであれば出席する』と返答いたしました。③しかし、萩生田氏がスケジュールの都合で欠席するとの連絡を受け、有田芳生も出席を見合わせました。以上の経緯により、東京24区の討論会は開催されないことになりました」と説明した。
【田舎暮らしさんの投稿】
引用元 https://news.yahoo.co.jp/articles/3441afa56faa9db03d0909c4e69994262c723151
有田氏の討論会中止を巡る投稿に感じた違和感
有田芳生氏が討論会の欠席を巡ってSNSで発信した内容が物議を醸しています。選挙期間中という緊張感の中で、こうした投稿が波紋を広げ、さらには青年会議所や対立候補の萩生田光一氏の事務所からも反論が相次いでいる状況に、私は少なからず疑問を感じました。政治家がSNSで発信する情報には大きな影響力が伴います。それゆえ、正確さと責任感が求められるのは当然です。
有田氏は「萩生田氏が欠席するので自分も出席しない」との投稿をしましたが、八王子青年会議所から「そのような討論会は予定されていない」との反論が出ました。政治家同士の討論会は有権者にとって候補者の考えを知る重要な機会です。そのような重要な場が、混乱を招く形で語られてしまったことは非常に残念です。
選挙期間中、SNSを使った情報発信が増えるのは理解できますが、その発言が誤解を招くような内容であれば、候補者自身の信頼を損なうことになりかねません。有田氏の投稿に対して萩生田氏の事務所も「迷惑だ」と非難しましたが、それも無理のない話だと感じます。誤解を招く情報が広まることで、候補者にとっても、選挙全体にとってもマイナスとなるからです。
また、八王子青年会議所も公式に「討論会の予定はない」と明言したことから、問題は単なる情報の行き違いではなく、投稿内容そのものに問題があったのではないかと思います。こうしたやり取りが続くと、候補者の言動に対する信頼が失われ、選挙そのものへの関心が低下する懸念もあります。
政治家がSNSで情報を発信すること自体は歓迎すべきことです。しかし、その情報が正確でなければ、有権者は判断材料を誤る可能性があります。選挙期間中にSNSを利用するならば、候補者はその影響力を自覚し、発言にはより一層の慎重さが求められるべきでしょう。
有田氏の「討論会が中止になった」という投稿がもし事実だとしても、情報の伝え方には工夫が必要です。「〇〇氏が欠席するので私も出席しない」という表現は、有権者にとって無責任に映りかねません。こうした発言が続けば、選挙に真剣に向き合っているのかという疑念も生まれてしまいます。
今回の件は、単なる言葉のやり取り以上の意味を持っています。SNSの投稿が瞬時に拡散される時代にあって、政治家がどのような発信をするかは非常に重要です。特に選挙戦という重要な局面で、情報の正確さを欠いた発信があれば、それは有権者への裏切りにもなりかねません。
萩生田氏の事務所が「全候補が揃わない場合は討論会を中止にする」という説明を受けたとしていますが、それに対しても有田氏が「これが事実です」と反論するのは、選挙戦を混乱させるだけではないでしょうか。有権者は政策を基に候補者を選ぶべきですが、このような混乱が続くと、選挙の本質が見えにくくなってしまいます。
政治家には、有権者に対して誠実であることが求められます。今回のようなやり取りがSNS上で公開され、混乱を招くのは非常に残念です。選挙は政策や理念を競う場であるべきで、個人の感情や言い争いの場にしてはなりません。
今回の騒動を教訓に、今後の選挙戦では、候補者同士が互いに敬意を払い、冷静な議論を展開することが求められます。政治家がSNSを活用する際には、発信する情報の影響力を常に自覚し、誤解を招かないようにすることが大切です。
私は、有権者として候補者のSNSを参考にすることがありますが、今回のようなやり取りを見ると、選挙に対する信頼が揺らぐ気がします。選挙は真剣勝負の場であり、軽率な発言や誤解を招く情報発信は避けるべきです。
今後、政治家たちがSNSを通じて有権者とどのように向き合うのかが重要です。誤った情報の発信が繰り返されることなく、候補者たちが自らの言葉に責任を持ち、有権者に対して誠実に対応する姿勢を見せることが必要だと強く感じます。
執筆:編集部A