【47NEWSさんの投稿】
引用元 https://x.com/47news_official/status/1839957735896691128
石破茂氏が公明党の石井新代表に連携を呼びかけたというニュースに対して、正直なところ、驚きも失望もありませんでした。これは既に続いている流れに乗っているに過ぎず、特に目新しいものではないからです。自民党と公明党は長年にわたって連立を続けており、今さらこの連携を強化しようが続けようが、それは既定路線にすぎません。保守派としては、この連立がもたらしている問題に対して大いに不満を感じていますが、石破氏の動きはその流れを変えるどころか、ただ現状を追認するだけの行動だと私は見ています。
自民党と公明党の連立が続いている理由は、単純に票の確保です。多くの自民党議員は、公明党の支援なしでは選挙で勝てないという現実に直面しており、特に都市部での接戦区では創価学会の組織票が大きな影響力を持っています。公明党の票を当てにしている自民党議員が少なくない中、党全体としてもこの連立を維持することが政権を守るために不可欠だと認識しています。しかし、私はこれが日本の保守政治にとって大きな障害となっていると考えます。
まず、連立がもたらす最大の問題は、公明党の政策が自民党内の保守派の政策を抑制していることです。公明党は憲法改正や防衛政策において極めて慎重な立場を取っており、これが自民党内での保守的な政策を進めるうえで大きな障害となっています。例えば、自衛隊の明記や集団的自衛権の拡大といった政策は、公明党の反対によって何度も調整を余儀なくされました。自民党内には、このような公明党のブレーキに対して不満を抱いている党員が多く、連立を早く解消すべきだという声も少なくありません。しかし、現実的には票が欲しいという理由でその不満を抑え込んでいる状況です。
石破氏の動きも、この現状に何ら変化をもたらすものではありません。むしろ、彼が公明党に接近することで、さらに自民党内の保守的な政策が妥協を強いられることになるでしょう。石破氏は一時、自民党の保守派として期待されていましたが、今回の行動を見る限り、彼は保守派としての理念や信念を失い、ただ現実的な政治的利益を追求するだけの存在になってしまったように感じます。
さらに言えば、この連立が続く限り、自民党内の保守派はますます力を失い、政策に対する影響力も弱まるばかりです。国防や憲法改正といった日本の重要な課題に対して、保守的なアプローチを推進するには、公明党のような慎重派との連携は非常に不利です。保守派は、本来ならば強固な国家を築くために、これらの問題に対して断固とした姿勢を取るべきですが、連立の維持を優先することで、その信念が薄れていっています。
連立を続けている限り、自民党は公明党に振り回され続けるでしょう。そして、この現状を変える意思がない以上、石破氏の動きもその一環に過ぎません。保守派として見れば、こうした中途半端な妥協は不満しか生みません。自民党が保守政党としての真の価値を取り戻すには、公明党との連立を解消し、独自の路線を貫くべきです。しかし、現実的には票が必要である以上、これが実現することは難しいでしょう。
今後もこの連立が続くことで、ますます日本の保守政治が弱体化していくことが懸念されます。保守派としては、こうした状況に強い危機感を抱いていますが、現実的な票集めのために妥協を強いられる政治が続く限り、保守派の声はますます届かなくなるでしょう。石破氏がどのような言葉を述べようとも、実質的にはこの現状を変える意思がない限り、何も変わることはないのです。
執筆:編集部A
以下X(旧Twitter)より…