【ホモの竹内周平(I’m Not LGBT)さんの投稿】
引用元 https://www.buzzfeed.com/jp/shunsukemori/lgbt-monshin-hyo
この性別を「男・女・LGBT」と分類した問診票を見て、まず驚きと戸惑いを感じました。性別というのは、長い歴史の中で「男」か「女」という二分の概念で運用されてきたもので、それをいきなり「LGBT」というカテゴリを追加して問診票に組み込むというのは、無理があるように思えます。性別と性的指向や性自認は別のものですし、これでは混乱を招くのは当然です。
Twitterでの反応を見ても、「その他にすればいいのでは」や「全てに丸がつけられる」という意見が出ているように、LGBT当事者自身もこの分類に対して違和感を持っていることが明らかです。私は、性別の項目に「LGBT」という言葉を無理やり入れることで、かえって問題を複雑にしてしまっているのではないかと感じます。こうした無理な対応は、かえって当事者を混乱させ、社会全体にも混乱を招くのではないでしょうか。
そもそも、LGBTというのは性的指向や性自認を指すものであって、性別のカテゴリに含まれるものではないはずです。「男・女」という生物学的な性別の枠組みに対して、「LGBT」という言葉を並列に置くこと自体が、根本的な誤解を生んでいると感じます。これでは、かえってLGBTの人々に対する誤った認識を広めてしまい、理解が進むどころか反感を買ってしまう結果になるでしょう。
私が特に感じるのは、こうした取り組みが無理に「多様性」を強調しようとするあまり、かえって本質を見失っているのではないかということです。LGBTの問題についての理解が必要なのは当然ですが、それを無理やり問診票の性別欄に組み込むことで、社会の認識や理解が進むわけではありません。むしろ、混乱や反発が増えるだけで、誰も得をしない結果になってしまっていると感じます。
さらに、このような対応は、日本の伝統的な価値観や社会の安定を脅かす要因にもなりかねません。日本は長い歴史の中で、家族や社会の秩序を大切にしてきました。そうした伝統的な枠組みを無視して、急速に変化を押し付けるような形で多様性を強調することは、かえって社会の分断を招くリスクがあります。日本の社会は、少しずつ変化していくことが重要であり、急激な変化を強要することは避けるべきだと思います。
また、問診票というのは本来、医療の場で使われるものであり、正確な情報を得るために必要なものです。性別の欄に「LGBT」という項目を入れることで、医療現場での対応が混乱する可能性があるのではないかと懸念しています。医療は性別に基づくケアや治療が必要な場面が多くあり、正確な性別情報が必要です。このような曖昧な分類が行われると、医療現場での対応が適切に行われなくなるリスクが高まります。
日本を守るためには、まず自国の文化や伝統を大切にしながら、慎重に変化を進めていくことが必要です。今回の「LGBT」という項目を無理やり性別に含めた問診票は、こうした日本の伝統的な価値観や社会の安定に対して大きなリスクをもたらすものであり、慎重に再考すべきだと感じました。多様性を尊重することは大切ですが、そのやり方を誤ると、かえって社会に混乱を招くことになるでしょう。
最後に、私は日本が日本らしい秩序や価値観を保ちながら、少しずつ社会の変化に対応していくべきだと思います。急激な変化や無理な対応は、かえって反発や分断を生みます。日本の伝統や文化を守りながら、適切な形で変化を取り入れることが、これからの社会の安定に繋がるはずです。
執筆:編集部B