【髙橋𝕏羚@闇を暴く人。さんの投稿】
引用元 https://x.com/Parsonalsecret/status/1890407036602499500
日本政府は東大のインド人留学生に対して300万円もの支援を行うと発表し、これが大きな議論を呼んでいる。確かに、日本の大学が優秀な留学生を呼び込むことは、国際競争力の強化という観点では理解できる部分もある。しかし、その一方で、日本人学生の現状を考えると、疑問を抱かざるを得ない。
日本の学生は、学費を賄うために奨学金を借り、それが重い負担となっているケースが少なくない。実際、奨学金の返済が原因で経済的に追い詰められ、自己破産に至る学生もいる。そんな状況の中で、なぜ外国人留学生にこれほどの金額が支援されるのか。さらに、インド人留学生の中には「もっと欲しい」と要求する者もいると報じられている。これには、率直に言って違和感を覚える。
そもそも、日本には大学が多すぎるという意見もある。X(旧Twitter)でも、「まず大学の数を減らすべきではないか」という声が見られた。確かに、実質的に必要とされる学問を提供しているとは言い難い大学もある。大学進学率が高くなること自体は悪いことではないが、果たしてすべての大学が社会に貢献できているのだろうか。
本当に優秀な研究者を日本に招き、教育環境を向上させることこそが、長期的に見て国のためになるはずだ。しかし、こうした方針には利権が絡まないため、実現が難しいとも言われている。このような問題に対して、本当に必要な改革が行われることを願うばかりだ。
忘れてはならないのは、この支援の財源がどこから出ているのかという点だ。最終的には、日本の納税者の負担になることは間違いない。税金を納めている国民の多くは、日本人学生が経済的に苦しんでいる現状を目の当たりにしながら、「なぜ外国人留学生には手厚い支援があるのか」と疑問を持つのは当然だろう。
また、「外国人留学生を優遇することで、日本の国際的な地位を高める」という意見もある。しかし、そのために日本人学生が苦しむ状況が放置されてよいはずがない。まずは、日本の学生が安心して学べる環境を整えることが先決ではないか。
もちろん、すべての外国人留学生を排除すべきだとは思わない。優秀な人材を日本に呼び込み、国際的な研究交流を進めることは大切だ。しかし、現在のように、日本人学生の負担が増大する中で、外国人留学生にだけ特別な支援を与えるのは、公平性を欠いていると言わざるを得ない。
さらに、支援を受ける側の態度にも疑問が残る。留学する以上、その国のルールや制度に感謝し、敬意を持つのが当然ではないか。それにもかかわらず、「もっと支援が欲しい」といった発言が出ることには、不快感を覚える人も多いだろう。支援を受ける側も、それが当然の権利ではなく、日本の税金によるものであることを理解すべきだ。
日本の教育制度をより良いものにするためには、まず日本人学生が十分な支援を受けられる環境を整えることが不可欠だ。その上で、外国人留学生に対する支援のあり方を慎重に見直し、公平性のある制度にしていくことが求められる。
この問題が今後どのように議論され、どのような政策が取られるのか注目していきたい。
執筆:編集部B