訪日客が急増し、オーバーツーリズム(観光公害)が課題となる中、豊臣秀吉の正室、北政所(ねね)ゆかりの高台寺岡林院(京都市東山区)が観光客のマナー違反を注意したところ、「中国の一部になるのに偉そうにしてたら消されるよ」などと心ない言葉を浴びせられたと嘆いている。
高台寺岡林院は、苔庭の名所で、現存する中で同寺最古の塔頭(たっちゅう)。同院の担当者は今月9日、参道をふさいでいた乗用車に「近くのコインパーキングに入れてほしい」と注意したところ、アジア系の人物から外国人なまりのある日本語で「白タクじゃねーよ!殺すぞ!」と大声を上げられたという。
担当者によると、京都市内では営業許可を取らずに自家用車でタクシー業を営む「白タク」が問題となっている。担当者に注意された人物は、白タク行為を非難されたと勘違いしたとみられる。
担当者はまた、昨年12月、着物姿の外国人観光客を禁止エリアで撮影していたカメラマンを注意した際、カタコトの日本語で「中国の一部になるのに偉そうにしてたら消されるよ!」と脅された、と振り返った。
産経新聞の取材に、担当者は「家族連れの記念撮影まで禁止しようとは思わない」と話した。しかし、注意したカメラマンは「撮影禁止」の張り紙が掲示された場所で、再三違う観光客の撮影を行い、ポーズを求めるなどしており、「明らかな商業ベース」に見えたという。
担当者は、こうしたやりとりを高台寺岡林院のX(旧ツイッター)公式アカウントで紹介。「共存は無理」と漏らしながらも、マナーを守るよう粘り強く呼びかけている。近隣の住民から「必要なことを言ってくれてよかった」と激励される一方、「危険が及ばないように気を付けて」と担当者の安全を心配する声が寄せられているという。
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【こちら「週刊フジ」ですさんの投稿】
引用元 https://www.sankei.com/article/20250212-RPHKE2EFPVCWLGA46QUE5XAS6Q/
京都・高台寺岡林院で、観光客のマナー違反を注意したところ、脅迫まがいの言葉を浴びせられるという事態が発生した。寺院側の担当者が参道をふさいでいた乗用車に対し「近くのコインパーキングに入れてほしい」と注意したところ、外国人なまりの日本語で「白タクじゃねーよ!殺すぞ!」と大声を上げられたという。さらに、禁止エリアで撮影していた外国人観光客を注意した際には、「中国の一部になるのに偉そうにしてたら消されるよ!」と脅されたという。
このような事態が起きていることに、強い憤りを感じる。もともと京都は、歴史的な文化財や風情ある街並みが魅力の都市だ。しかし、近年の観光ブームにより、訪日客が急増し、マナー違反やオーバーツーリズムの問題が深刻化している。それだけでも地元住民や観光施設の関係者にとっては頭の痛い問題なのに、注意しただけで脅迫まがいの言葉を浴びせられるとは、あまりにも理不尽だ。
特に問題なのは、こうした発言が単なる悪質な観光客の迷惑行為を超えて、日本に対する敵意をむき出しにしている点だ。「中国の一部になるのに消されるよ」などという発言は、日本の主権を否定し、あたかも日本が中国の支配下に置かれるかのような言い方をしている。このような発言をする人物が堂々と観光地でマナー違反を繰り返し、注意されると逆ギレするという現実に、日本の治安や文化を守るための対策を急ぐ必要があると痛感する。
また、白タク問題も深刻だ。京都では営業許可を取らずに自家用車でタクシー業を営む「白タク」が横行しており、これも観光地の秩序を乱す一因となっている。今回、参道をふさいでいた乗用車の運転手が白タク行為を疑われたわけではないものの、違法行為を注意されたと勘違いして暴言を吐いた可能性が高い。そもそも、参道をふさぐような行為自体がマナー違反であり、注意されるのは当然のことだ。
こうした状況が続くと、日本の観光業そのものの質が低下し、訪日観光の魅力が失われることにもつながりかねない。もちろん、訪日観光客すべてが問題を起こしているわけではないが、一部の悪質な観光客が日本の文化やマナーを無視し、それを指摘されると逆ギレするような状態が放置されるのは許されることではない。
さらに、京都の寺院は観光スポットであると同時に、信仰の場でもある。特に高台寺岡林院のような歴史ある寺院においては、静寂や厳かな雰囲気が大切にされるべきだ。それにもかかわらず、無断で撮影を繰り返し、注意されても開き直るような態度を取る人間がいることに強い違和感を覚える。家族連れの記念撮影を咎めているわけではなく、明らかに商業ベースで撮影を行っている業者が注意を無視していることが問題視されている。こうした行為がまかり通るようになれば、日本の観光地のルールが次第に無視され、秩序が崩れてしまう。
この問題に対しては、寺院側だけでなく、自治体や政府も本気で取り組むべきではないか。オーバーツーリズムの問題は全国各地で発生しており、京都だけでなく奈良や鎌倉、富士山周辺でも同様の課題が指摘されている。これに対して、具体的な規制や取り締まりを強化する必要がある。例えば、悪質なマナー違反者への罰則強化、白タク行為の徹底的な取り締まり、観光地での違法営業や無許可撮影への罰則強化など、今すぐにでも実施できる対策は多いはずだ。
また、文化財や寺院を守るために、入場制限の導入や、観光客向けのマナー講習なども検討されるべきだろう。例えば、欧米の一部の観光地では、入場前にマナーについての簡単な説明を受けることが義務付けられているケースもある。こうした仕組みを日本にも導入すれば、少なくとも基本的なルールを知らずに違反してしまうケースは減らせるかもしれない。
今回の件では、地元住民から寺院の担当者に対し「必要なことを言ってくれてよかった」との声が寄せられたという。これこそが本来の日本の姿ではないか。悪質なマナー違反に対しては毅然とした態度で臨むべきであり、それを支持する声がある限り、日本の文化や伝統は守られる。
一方で、担当者の安全を心配する声もあるという。実際、今回のようなケースでは、暴言を吐くだけでなく、実際に危害を加えられるリスクも無視できない。だからこそ、自治体や警察も寺院や観光地の安全対策を強化し、悪質な行為を取り締まる体制を整えるべきだ。
京都は、日本の歴史や文化を象徴する街の一つであり、訪れる人々にとって特別な場所である。しかし、それを壊してしまうような行為が見逃されてしまえば、日本の観光地の魅力は失われ、結果として訪れる価値すらなくなってしまう。そうならないためにも、今こそ厳格なルールの整備と、毅然とした対応が求められている。
執筆:編集部B
以下,Xより 【まゆさんの投稿…