アメリカ国内で地図アプリ「グーグルマップ」を使用した場合、「メキシコ湾」の名称は「アメリカ湾」と表示されるように変更されました。
10日、IT大手グーグルは、地図アプリ「グーグルマップ」をアメリカ国内で使用した場合、これまで「メキシコ湾」だった名称は「アメリカ湾」と表示されるように変更したと発表しました。
これは、トランプ大統領の決定を受け、USGS=アメリカ地質調査所の地理名称情報システムの名前が変更されたことを受けたものです。
一方で、メキシコで使用した場合は、これまで通り「メキシコ湾」、日本などメキシコ以外の国では「メキシコ湾、括弧、アメリカ湾」と名称が併記されて表示されるということです。
メキシコのシェインバウム大統領は、国際的な組織が「メキシコ湾」と表記していることなどから、名称を変更しないように求める書簡をグーグルに送っていました。
一方、ホワイトハウスは11日、メキシコ湾を「アメリカ湾」と表記していないとして、AP通信に対して大統領執務室での取材を禁止しました。
AP通信はメキシコ湾の名前が400年以上使用されてきたなどと指摘し、「全ての読者にわかりやすく認識されるよう努めなければならない」として、アメリカ湾と表記しない方針を発表していました。
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【ライブドアニュースさんの投稿】
引用元 https://news.livedoor.com/article/detail/28132491/
アメリカ国内でグーグルマップを使用した際、「メキシコ湾」が「アメリカ湾」と表示されるように変更されたことが話題になっている。グーグルは、この変更がトランプ大統領の決定を受けたものだと発表しており、USGS(アメリカ地質調査所)の地理名称情報システムに基づいているという。
一方で、メキシコ国内でグーグルマップを使用すると、これまで通り「メキシコ湾」と表示され、日本を含むその他の国では「メキシコ湾(アメリカ湾)」と併記される形になっている。
この決定に対し、メキシコのシェインバウム大統領は、国際的な組織が従来の「メキシコ湾」という名称を使用していることを理由に、グーグルへ名称変更の撤回を求める書簡を送った。しかし、アメリカ政府は名称変更を推し進める方針を崩しておらず、ホワイトハウスはAP通信に対し、「アメリカ湾」と表記しなかったことを理由に、大統領執務室での取材を禁止したと報じられている。
AP通信側は、メキシコ湾という名称が400年以上使われてきた歴史を指摘し、「すべての読者にわかりやすく伝えるため、従来の名称を使用する」との立場を発表した。
さらに、パナマ運河についても「アメリカ橋」と改称される予定だという情報もあり、今回の動きが他の地名にも影響を及ぼす可能性がある。
こうした名称変更は、国際的にどのように受け止められるのか注目される。アメリカの影響力の強さを示すものとも言えるが、一方で他国の反発を招くことも考えられる。メキシコやAP通信の対応を見る限り、すんなりと受け入れられる問題ではなさそうだ。
グーグルがアメリカ企業である以上、政府の決定に従わざるを得ないという見方もあるが、国際的なサービスを提供する企業として、どのように対応していくのかも注目される。
今回の名称変更について、賛否の声が広がる中で、今後どのような展開を見せるのか、引き続き注視する必要がありそうだ。
執筆:編集部B