9日放送のTBS「サンデーモーニング」が、トランプ大統領が発令した「トランスジェンダー選手の女子競技参加禁止」の大統領令について報道しました。番組では「トランスジェンダーはどこでスポーツをすればいいのか」といった論調で議論を展開しましたが、これに対しX(旧Twitter)では「男子競技に出場すればいいだけでは?」といった反論が相次いでいます。
ユーザー(@Pmonogusa)さんは、「男子側で出場すればいいだけなのに、トランスジェンダーがスポーツするなという話にすり替えるのがサンデーモーニング流です」と批判。また、トランプ大統領の政策を「トランスジェンダーを締め出すもの」と報じたことに対して、「意図的な印象操作では?」という指摘も出ています。
女性競技とトランスジェンダー問題。公平性をめぐる議論
トランスジェンダー選手の女子競技への参加は、国際的に議論が続いている問題です。
特に、トランス女性(元々の性別が男性)が女子競技に参加することで、生物学的な身体能力差が競技の公平性に影響を与えるとする意見が根強くあります。
トランプ大統領は今回、「女性競技の公平性を守るため」として、トランスジェンダー選手の女子競技参加を禁止する大統領令を発令。これに対し、サンデーモーニングでは「トランスジェンダーの競技参加をどう保障するのか」という視点から報道しました。
しかし、トランスジェンダー選手を女子競技から排除することが「差別」なのか、それとも「公平性を守るための措置」なのかについては、国際的にも意見が分かれています。オリンピック委員会(IOC)や各競技団体も、対応を模索している段階です。
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【kakikoSHOPさんの投稿】
引用元 https://sn-jp.com/archives/231307
トランプ大統領が発令した「トランスジェンダー選手の女子競技参加禁止」の大統領令について、TBSの「サンデーモーニング」が報じた内容を見て、いろいろ考えさせられた。番組では「トランスジェンダーはどこでスポーツをすればいいのか?」という論点で議論が進められたが、この問い自体に違和感を覚えた。
そもそも、この問題の本質は「トランスジェンダー選手が競技に参加できるか否か」ではなく、「女子競技の公平性をどう保つか」という点にある。トランスジェンダーの競技参加を認めることで、本来女子競技で活躍していた選手が不利になるのであれば、それは明らかに不公平だ。
X(旧Twitter)でも「男子競技に出場すればいいだけでは?」という意見が多く見られたが、これは理にかなっている。生物学的に男性として成長した身体能力を持つ選手が、女子競技に参加すれば圧倒的に有利になるのは明らかだ。体格や筋力、骨密度などの違いが競技の結果に大きく影響することは、これまでの事例を見ても証明されている。
例えば、過去にはトランスジェンダーの女子選手が、格闘技や陸上競技で圧倒的な成績を残したケースがあった。特に、格闘技では対戦相手の女性選手がケガをするほどの差が生まれてしまった例もある。こうした事態を防ぐために、多くのスポーツ団体がトランスジェンダー選手の扱いについて慎重な議論を重ねている。
トランプ大統領の大統領令は、こうした問題を踏まえた上で「女性競技の公平性を守るため」の措置として発令されたものだ。これは「トランスジェンダー選手を排除する」ためではなく、「生物学的な女性選手の競技環境を守るため」の政策だと理解するべきだろう。
しかし、「サンデーモーニング」の報道では、この点がほとんど触れられず、「トランスジェンダー選手が競技に参加できなくなるのは問題だ」という方向に話が進められていた。これは、あまりにも一方的な報じ方ではないか。公平な報道とは、どちらの視点にも立った議論を提示することではないのかと疑問に思った。
そもそも、スポーツは公平な競争の場であるべきだ。だからこそ、階級制が設けられたり、年齢別のカテゴリーが設定されたりしている。もし「どんな選手でも自由に参加できるべきだ」というのであれば、極端な話、男子選手が女子競技に出場することをすべて認めるべきということになってしまう。しかし、それでは競技そのものが成立しなくなる。
サンデーモーニングは「トランスジェンダーの競技参加をどう保障するのか」という視点から報じていたが、その前に考えるべきは「生物学的な女性の競技環境をどう守るか」ではないのか。
今回の大統領令については賛否が分かれるだろう。しかし、スポーツの本質が「公平な競争」にあることを考えれば、女子競技の場を守るために一定のルールを設けることは必要なことだと思う。もしトランスジェンダーの選手の競技参加を認めるとしても、それは別のカテゴリーを設けるなど、新たな枠組みを作るべきではないか。
X(旧Twitter)でも「これは印象操作ではないか?」という指摘が出ていたが、私も同じように感じた。トランスジェンダー選手の競技参加問題は、単純な「差別」ではなく、「公平性」とのバランスを取る必要があるものだ。それを無視して、「トランスジェンダーを排除する政策だ」と決めつけるのは、あまりにも偏った見方ではないか。
国際オリンピック委員会(IOC)や各競技団体も、この問題についてさまざまな議論を重ねている。例えば、最近では陸上競技の世界大会で、一定のホルモン値を下回らなければ女子競技に参加できないというルールが設けられた。しかし、これでも完全に公平とは言えないという議論が続いている。
公平性を守るためには、競技ごとにルールを設け、科学的なデータに基づいて判断することが求められる。トランプ大統領の決定は、その一つの方針として示されたものだ。それを単に「排除」や「差別」と決めつけるのではなく、どうすればすべての選手が公平に競技できる環境を作れるのかを議論することが重要ではないか。
スポーツの世界では、努力と才能が結果を決めるべきだ。しかし、身体的な違いがあまりにも大きい場合、公平な競争が成り立たなくなる。今回の決定は、そうした現実を踏まえた上での措置であり、一方的に否定されるべきものではないと感じた。
この問題については、今後も国際的な議論が続くだろう。どのようなルールが最も公平なのかを考え、議論を深めていくことが必要だと思う。
執筆:編集部A
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