この間、夫と北海道を旅行しました。北海道は中国人観光客の間で急速に人気が高まっています。「日本に行くならどこへ行きたい?」と中国人の同級生に尋ねると、みんな「北海道」と口を揃えるほどです。
なぜ、東京でも京都でもなく、北海道なのかーー。それは、映画『Love Letter』のロケ地だからだそうです。
『Love Letter』(ラヴレター)は中山美穂さんと豊川悦司(62)が主演を務めた日本映画です。1995年に公開された時には多くの同級生が生まれていなかったはずですが、どうやらこの映画は中国で多くの人に愛されているようです。実際、北海道に行ってみると周りの観光客はほとんど中国人でした。
日本の文化が大好きで、日本旅行を楽しみにしているかわいい友人が私の周りにたくさんいる一方、「中国人観光客はマナーが悪すぎる」という動画が日本のSNSで度々話題になっており、その温度差を感じています。
今回の北海道旅行では、「マナー」について改めて考えてみました。
日本人の感覚では「ありえない」と思うけど……
そもそも、「マナーが悪い」とはどういうことだろうか。
中国には道に痰を吐く人、なぜかトイレに鍵をかけないおばさん、歩きタバコをするおじさんがいます。大学の前の大通りで、ノーリードのヨークシャーテリアが飼い主のバイクを追いかけて激走しているところも見ました。すごい散歩の仕方です。
日本人の感覚では「ありえない」と思うことが日常的に行われています。彼らが日本に来たときに同じことをすると日本人は驚き、怒りさえ覚えるのでしょう。
「日本に来たら日本のルールを守るべき」という意見に私も賛成です。私自身、海外に旅行する時は、なるべくその国の言葉でコミュニケーションをするようにするし、その国に住む人々の文化を尊重し、違いを楽しむことを大切にしています。
だから、旅行先で相手の文化を尊重しなかったり、蔑んだりする傲慢な人は苦手だし、世界で自分の国の価値観がスタンダードだと思っている人とも合いません。
一方で、自分が海外旅行に行った際に、完璧にその国のマナーを守れているかと問われると、自信がありません。どこかで、誰かに不快な思いをさせている可能性もあるでしょう。それは日本にいる外国人観光客も同じです。
日本には「トイレットペーパーは流して捨てる」「エスカレーターは右を空ける」「公共交通機関内では静かに」など、中国にない細かいルールが多く存在します。日本でマナーが悪いといわれている観光客も、決して悪意を持ってやっているわけではないでしょう。だから、悪意のないマナー違反に対しては寛大でありたいと思っています。
もちろん、日本に好意を持っておらず、あえて迷惑行為をする中国人がいるのも事実です。嫌いな国にわざわざお金を払って訪れてまで嫌がらせをするとは、ある意味すごい行動力だと思います。しかし、そのような人は中国に限らず、世界中どこにでも一定数いるものです。まともな中国人までそのような人たちと一括りにされるのは、少し気の毒に感じます。
実際に中国で生活してみて驚いたのは、私を含め多くの日本人が想像する以上に、中国人はマナーやモラル向上に対する意識が高いことです。私は比較的都会に住んでいますが、都市部出身の中国人の一部は、農村部出身者に対して「田舎出身だからマナーを知らない」「ああいう田舎者が海外で観光するとイメージを悪くする」と考えているようです。
どこに生まれるか、どんな家庭に育つかは自分で選べません。そして、場所が変われば、価値観や判断基準も変わります。そのことをよく理解し、多数派であっても決して傲慢にならないように心がけています。
[全文は引用元へ…]
【ソラさんの投稿】
引用元 https://friday.kodansha.co.jp/article/412256#goog_rewarded
中国人観光客のマナーについては、日本国内でもしばしば議論の的になる。私自身も、旅行先で中国人観光客の行動を目にする機会が多く、考えさせられることがある。最近、元テレビ東京の池谷アナが「中国人はマナーやモラル向上に対する意識が高い」と発言し、注目を集めていた。彼女自身の体験に基づいた意見だと思うが、実際のところはどうなのだろうか。
私の周囲でも、中国人観光客についての意見は二極化している。日本を愛し、文化を尊重して観光を楽しむ中国人がいる一方で、マナーを守らず迷惑行為をする人々も少なくない。SNSでは、列に割り込む、公共の場で大声で話す、ごみを散らかすといった行動が批判されているのをよく見かける。それに対して、中国で暮らした経験がある人や、現地の事情をよく知る人からは「都会の中国人はマナーが良い」「観光客の問題行動は一部の層に限られる」といった擁護の声も上がる。
私も、旅行先での経験から「マナーが悪い中国人観光客」を目にしたことがある。例えば、京都の観光地で道いっぱいに広がって歩き、周囲の人が通れなくなっていたり、飲食店で食べ残しをそのまま放置して帰ったりする様子を見たことがある。そのような場面に遭遇すると、「またか」と思ってしまうのも事実だ。
一方で、日本に来る中国人観光客のすべてがマナーを守らないわけではない。特に、富裕層や高学歴の中国人は、礼儀正しく、慎み深い振る舞いをすることが多いように感じる。最近では、スマートフォン決済やキャッシュレス化が進んでいるため、中国人観光客が現金を持ち歩かず、スムーズに会計を済ませる様子を見かけることもある。以前の「爆買いブーム」のような派手な振る舞いも落ち着き、観光マナーを意識する人が増えているように思える。
では、なぜ一部の中国人観光客の行動が問題視されるのか。その背景には、中国国内の文化や習慣が関係しているのではないかと考える。例えば、中国では大声で会話することが普通とされている地域もあり、電車内で静かにするという感覚が根付いていないことがある。また、公共の場での振る舞いに関する教育が日本ほど厳しくないため、無意識のうちに日本人が不快に感じる行動を取ってしまうこともあるのだろう。
しかし、それが「仕方がない」と言えるものなのかは別の問題だ。日本に来る以上は、日本のルールを守るのが当然だと思う。日本人が海外旅行に行く際も、その国のマナーに合わせることが求められる。例えば、欧米ではチップを支払うのが常識だが、日本人観光客の中にはそれを知らずに失礼な態度を取ってしまう人もいるだろう。しかし、多くの日本人は「郷に入れば郷に従え」という意識を持ち、できるだけ現地の文化に合わせようとする。
その点で、中国人観光客の中には「自分たちのやり方を貫く」という考えの人が一定数いるように感じる。それが「マナーが悪い」という印象につながっているのではないだろうか。もちろん、日本に敬意を払い、ルールを守る中国人もたくさんいる。しかし、一部の目立つ行動が全体の印象を決定づけてしまうのは避けられない。
池谷アナの発言には「中国人はマナー向上に意識が高い」とあったが、これには少し疑問がある。確かに、都市部ではマナーを意識する人が増えているのかもしれない。しかし、それが観光地における実態とどこまで一致しているのかは別の話だ。
また、池谷アナは「都市部出身の中国人は、農村部出身の中国人を見下す傾向がある」とも指摘している。これは、ある意味で日本人の「地方と都会の価値観の違い」にも通じるものがあるのかもしれない。例えば、日本でも都市部の人が地方出身者を「田舎者」と見下すような風潮がある。しかし、それを理由に「だから都市部の人はマナーが良い」とは言い切れない。むしろ、それ自体が新たな差別や偏見を生む可能性があるのではないか。
私は、中国人観光客全体を否定するつもりはない。しかし、日本でトラブルが多発している以上、現実を見なければならないと思う。「中国人はマナーが良くなっている」と一括りにするのではなく、「マナーを守らない人がいることも事実」として受け止めるべきだろう。その上で、日本の観光地がどう対応すべきかを考える必要がある。
例えば、観光地でのルールをより分かりやすく周知することも一つの方法だ。最近では、観光地の看板や案内に中国語が併記されていることが増えてきた。しかし、それだけでは不十分であり、マナー違反があれば、現場でしっかり注意できる仕組みを整えることが重要だろう。
また、中国人観光客の中には、日本のマナーを学びたいと考えている人もいるはずだ。そうした人たちに対して、日本の文化を正しく伝えることも必要だと思う。単に「マナーが悪い」と批判するのではなく、正しい行動を示し、日本の良さを理解してもらうことが、結果的により良い関係につながるのではないだろうか。
結局のところ、重要なのは「個人の意識」だ。どこの国の人であろうと、他人に迷惑をかけないように気を配ることが大切だ。中国人観光客の行動に目を光らせるのもいいが、日本人自身も、自国のマナーを見直す機会にしていくべきではないかと思う。
執筆:編集部A
以下,Xより 【Elon Mu…
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