自民党和歌山県連は9日、夏の参院選で和歌山選挙区に二階俊博元幹事長の三男伸康氏を擁立する方針を決めた。
候補者を2人に絞り込み、投票で選出した。もう一人は昨年の衆院選で伸康氏を破った世耕弘成前参院幹事長に近い、前有田市長望月良男氏。自民公認がなくても、無所属で立候補する可能性が取り沙汰されている。
石田真敏県連会長は和歌山市で開いた拡大役員会後、記者団に「党が固まるのが大事だ。今後はノーサイドで伸康氏を応援したい」と述べた。伸康氏は「身の引き締まる思いだ。必ず勝てるように精進したい」と語った。会合には県連名誉顧問の二階俊博氏も出席した。
伸康、望月両氏とも県連が条件とした推薦人を確保したため、県連役員らで投票を実施。伸康氏が約3分の2の票を集めた。望月氏は記者団に参院選対応を問われ「今ここで『出馬する』とは言えない。応援してくれた方と話をしたい」と明言を避けた。
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【jnnaviさんの投稿】
引用元 https://www.nikkansports.com/general/news/202502090001001.html
自民党和歌山県連が、今夏の参院選に向けて和歌山選挙区に二階俊博元幹事長の三男、伸康氏を擁立する方針を決定した。党内で候補者を二人に絞り込み、投票によって選出したという。
もう一人の候補者であった前有田市長の望月良男氏は、世耕弘成前参院幹事長に近い人物とされており、自民党の公認が得られなかった場合でも、無所属で立候補する可能性が取り沙汰されている。
石田真敏県連会長は、和歌山市で開かれた拡大役員会後に記者団へコメントし、「党が固まることが大事だ。今後はノーサイドで伸康氏を応援したい」と述べた。一方、伸康氏も「身の引き締まる思いだ。必ず勝てるように精進したい」と決意を語った。会合には県連名誉顧問である二階俊博氏も出席しており、党内での影響力の大きさが改めて示された。
伸康氏と望月氏の両名は、県連が求める推薦人を確保していたため、県連役員による投票が実施された。その結果、伸康氏が約3分の2の票を獲得し、党の候補者として選出された。一方、望月氏は記者団から参院選への対応について問われたものの、「今ここで『出馬する』とは言えない。応援してくれた方と話をしたい」と述べ、明言を避けた。
私としては、今回の決定については疑問が残る部分もあると感じる。そもそも、伸康氏は昨年の衆院選で世耕弘成氏に敗北しており、民意が彼を拒否した形となっていた。それにもかかわらず、党の内輪の決定によって再び選挙に挑戦することが決まったことには、多くの有権者が違和感を覚えるのではないだろうか。
日本の政治は、しばしば世襲議員の問題が取り沙汰される。今回のケースもその典型的な例であり、二階氏の影響力が強く残る中で、息子が公認候補として選出されたことは、党内の実力主義とは言い難い状況だ。こうした形での候補者決定は、有権者の信頼を得られるのだろうか。
一方で、和歌山県連としては、党内の結束を維持するためにこのような決定を下したのかもしれない。世耕氏との対立が表面化すれば、党内が分裂するリスクもあっただろう。その意味では、今回の決定は党内の安定を図るためのものだったと理解できる。しかし、それが有権者にとって本当に望ましい判断だったのかは疑問が残る。
望月氏が無所属で出馬する可能性も指摘されているが、仮にそうなれば保守票が割れることになる。結果として野党候補が漁夫の利を得る展開になれば、自民党にとっては大きな痛手となるだろう。そうしたリスクを考えれば、党内での調整はもっと慎重に行われるべきではなかったか。
今回の決定が和歌山の有権者にどのように受け止められるのかは、今後の動向を見極める必要がある。政治の世界では、党の論理が優先されることが多いが、最終的な判断を下すのは有権者だ。もしも民意を無視した形での決定が続けば、党全体の信頼低下にもつながりかねない。
選挙戦が本格化する中で、候補者たちがどのような政策を打ち出し、有権者の支持を得ようとするのか注目していきたい。
執筆:編集部A
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