【ソノニマスさんの投稿】
引用元 https://x.com/kizzy21148340/status/1888574871757873376
政府が主導する投資計画として151兆円という巨額な数字が掲げられた。しかし、その具体的な実現方法について問われた際、石破首相が「民間がやるでしょ。政府がどうのこうの言うことじゃ無い」と発言したことは、大きな議論を呼ぶだろう。
投資というのは、単に数字を掲げるだけで達成できるものではない。政府が主導するプロジェクトであるならば、計画の詳細や実行のロードマップを示すのが当然である。しかし、首相の発言を見る限り、その具体性に欠けていることは明白だ。
私としては、政府が関与しない投資計画などあり得ないと考える。なぜなら、経済の成長を促すためには、政府と民間が一体となって政策を推進する必要があるからだ。もし本当に「民間がやるだけ」と考えているのであれば、政府は何のために存在しているのか疑問を抱かざるを得ない。
151兆円という額は、国家予算を大きく上回る規模だ。このような大規模な投資が計画される場合、通常であれば、税制の優遇措置や各種補助金の設計など、政府による支援策がセットで語られるものだ。しかし、今回の発言からは、そのような具体的な政策が見えてこない。
経済の発展には、政府が適切なインセンティブを提供し、企業の投資を促進する仕組みが必要だ。例えば、インフラ整備や新技術への補助、規制緩和などが挙げられる。しかし、政府が「口を出さない」となれば、投資の方向性がバラバラになり、本来目指すべき成長戦略が実現しない可能性がある。
また、民間企業だけに投資の責任を押し付けるのは現実的ではない。日本の経済は大企業だけでなく、中小企業も大きな役割を果たしている。中小企業にとって、政府の支援なしに巨額の投資を行うことは非常に困難だ。そのため、政府が適切な環境を整えなければ、151兆円という数字が単なる「絵に描いた餅」になってしまう。
さらに、この発言には国際的な視点も欠けている。世界各国が政府主導で投資を行い、産業の競争力を高めている中、日本だけが「民間任せ」となれば、国際競争で後れを取る可能性が高い。例えば、アメリカではバイデン政権が積極的な産業政策を展開し、中国でも政府が一体となって技術開発を推進している。それに対し、日本が政府の関与を否定するようなスタンスを取れば、世界の流れに逆行することになる。
また、仮に民間が主導する形になったとしても、企業の投資判断は利益に基づいて行われるため、必ずしも国の成長戦略に沿ったものになるとは限らない。例えば、短期的な利益を重視するあまり、本来育成すべき産業が後回しにされることもあり得る。そのため、政府が適切に指針を示し、投資の方向性を調整することが必要だ。
私は、政府が投資の方針を示し、適切な政策を打ち出すことこそが、日本経済の成長に不可欠であると考える。政府の役割は単なる規制ではなく、産業の発展を支援することにある。それを放棄するような発言は、国家の指導者として無責任だと言わざるを得ない。
今後の展開としては、具体的な政策の発表が求められる。投資先の選定や支援策、民間企業との連携のあり方などを明確にしなければ、有権者の信頼を得ることはできない。日本経済の未来を考えたとき、政府が果たすべき役割は決して軽視できないはずだ。
151兆円という巨額の投資計画が、本当に実現可能なのか、今後の政府の動向を注視していきたい。
執筆:編集部A
以下,Xより 【Elon Mu…
NewsSharingによると…
以下,Xより 【Shadow …